ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Neue Lehrerin

今週の月曜日、O市のVHS(市民大学)で最初のチェロのレッスンを受けてきました〜。

オンラインで申し込んでみたのが9月の中頃。自動で申込確認メールが届いたものの、いつから始めるのか
とか、何曜日の何時からやるのか、あるいは次のステップとして何をすべきか等々、何にも書かれていません
でした…。

仕方なくメールで問い合わせをしたら、1週間くらいして申込用紙がメールで送られてきました。なんのための
オンライン申し込みだったの…?ま、ドイツではよくあることですね。10月の上旬にちょうど秋休みがある
ので、それ以降に開始することをお勧めします、と書かれていました。私も10月は出張とか予定が入って
いたので、11月から始めたいと伝えました。でもそれっきり、10月の終わりまで音沙汰ナシ。いったい
どうなるんだろう?って思っていたところ、10日前くらいになって、「11月5日(月)の18時30分からレッスンが
始まります」という連絡がありました。そして11月1日には早速最初のお月謝が引き落とされていました。

このいきなり感がドイツです。

いざ新しい先生に習う、となるとかなり緊張します。まして、今度の先生は日本人でも、ドイツ人でもなく、
ロシア人、となるとなおさら…。個人的に、ロシア人というと「厚かましい、うるさい、自己主張強い、巻き舌
強烈」等々というイメージを持っていて、なんとなく苦手って思っていました。申込書には生年月日を書く欄は
ありましたが、チェロ学習歴を書く欄はなかったので、まさかアラフィフでこんな初心者が習いに来るとは
思ってもいないだろうし、こんなヘタッピな生徒に教えるのは嫌かもしれない…。と不安な思いが募ります。

でも月謝はすでに指定の銀行口座から引き落とされてるし…、行くしかありません。

当日はかなりドキドキしながら、VHSに行きました。建物内に、受付があるわけでもなく、案内が掲示されて
いるわけでもなく、どこへ行けばいいかわかりません。階段のところに音楽練習室は2階と書かれていたので
とりあえず2階に行ってみることに。すると1階の踊り場のところで、「あなたがチェロのレッスンを受ける
xirominね」と女の人に声をかけられました。まぁ、背中にチェロを担いでいますから、一目瞭然ではあります。
その人は、メールのやり取りをしたVHSのコーディネーターさんでした。

ずっとチェロのレッスンはなかったけど、この9月から始めることにしたんだそう。で、私が初めてで唯一の
申し込み者。その日は初回のレッスンということもあり、コーディネーターさんが立ち会ってくれるために、
踊り場で私を待っていてくれたようでした。だったら前もって言ってくれたらよかったのに…。レッスンは案の
上、音楽練習室で行われるということで一緒に2階に上がりました。ドアを開けたら、笑顔でこっちを見て
いるオバさまがいました。「あの人が先生よ」とコーディネーターさん。

その人は、満面の笑みで私を迎えてくれました。コーディネーターさんが私のことを紹介してくれて、それから
少しの間3人で話をしました。コーディネーターさんが立ち去るといよいよレッスン開始です。とりあえず今
までのチェロ歴を話し、持参した教本を先生に見せました。以前に使っていたHugoという子供向けの教本は、
それを書いた人を個人的に知っているそうで、じゃ、これを続けてやりましょう、ということになりました。

最初はやっぱり音階練習をやってみせるのかな、と思ったら、いきなり教本に載っている最初の曲を弾いて
みてください、と言われました。その曲は、去年の夏頃自分で練習していましたが、ちゃんと弾けるようには
なっていないし、ずっと弾いていなかったので、かなりボロボロでした。でも、先生は「そうよ〜、そう。はい、
綺麗な音がでてますよー。あ、そこはもう一度。ゆっくり〜、はい、いいわねー。そうよ〜、そう」と、隣で
はやし立ててくれるので、なんだかその気になるというか…(笑)。

その後、4ポジションの練習曲をやってみました。4ポジションというのはチェロのボディに近いポジション
です。実はそのポジションを押さえると、何の音が出て、その音は楽譜で書くとどうなるかが、きちんと
覚えられていなかったのですが、そこはすぐバレました(汗)。どうしても楽譜を読むのが苦手で、楽譜を
見ても「何の音」かではなく、「どの弦をどの指で押さえるか」しか認識していませんでした…。そこはきちんと
覚えるように言われ、覚えるためのヒントみたいなものを教えてもらいました。

タティアナさんというそのロシア人の先生のレッスンを受けてみた印象は、経験が豊富で安心できるという
ことです。今まできっとたくさんの生徒さんを見てきているだろうから、私がどんだけ下手くそで、あり得ない
くらいできてなくても、全然驚かないし、「なんでこんなこともできないの?」なんて呆れたりもしません。そして
乗せ上手というか、気がつくと、なんとな〜く上手く弾けている、あるいは弾けそうな気にさせてくれます。

「あなたは耳がいいわ」とか言われて、それはないな、と自分では思うんですが、「音がズレれば自分で
指の位置を修正しているでしょ。それは耳がいいから。私にはわかるの。だって私はいっぱい生徒を見て
きているから。」って言われれば、そうなのかなってちょっと自信を持てたり…。

お蝶夫人こと私のチェロについても、どこで買ったか(弦楽器工房か、楽器屋か、ネットか)を聞かれ、少し
試し弾きをして「これはいいチェロだわ」と言ってくれました(前の先生は、私が下手だからいい音が出せない
だけなのに、チェロ自体が安物のだと思っていたようでした)。G弦でF(ファ)の音を弾くと、音がウォン、ウォン、
ウォンとなることがあり、その現象をウルフトーンと言うらしいのですが、「ウルフトーンが出てるわ、それは
いいチェロの印」などと言ってくれて、お蝶夫人が褒められるとなんだか私も嬉しくなったり…。

ロシア人というと「厚かましい、うるさい、自己主張強い、巻き舌強烈」というイメージを持っていましたが、
厚かましい、うるさい、自己主張強い、と感じていたのは、人情味がある、熱い、一生懸命ということなの
かな、なんて思いました。巻き舌に関しては、タティアナさんはさすが音楽をやっている人なので、耳がいい
のか、若い頃からドイツに住んでいるからか、ドイツ語を話す時にそれほど気になりませんでした(笑)。

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