|
チェロを習い始めてそろそろ4年になりますが、最初の先生の時に基本をきちんとやらなかったので、新しい
先生には弓の持ち方、左手の構え方などを直してもらっています。弓を持つ右手にも、弦を押さえる左手にも
不必要な力が入ってしまうので、いかに力を抜いて、無理なく自然に弾くかを繰り返し体に叩き込んでいます。
そこを直さないまま、新しいポジションやテクニックを習ったところで、基本中の基本ができていなければ、
きちんとできるわけありません。お蝶夫人こと私のチェロが美しい音色を奏でてくれないのも、きっとそのせい
なんだろうな…。
ある意味一からやり直し、みたいな感じで、今までとりあえず出来ていたことが、弓の持ち方、左手の構え方が
変わったら全然出来なくなってしまいました。でももともと正しくできてはいなかったということなのでしょうね…。
今の先生は20歳。彼女自身がどうチェロを習ってきたかは、それほど前のことでもないので、指の動きを定着
させたり、癖を直すための練習をいろいろ教えてくれます。そして「教えることで、自分が習ってきたことを
思い出すし、自分自身も学べる」と言って一生懸命教えてくれます。
レッスン代は前の先生の半分で、それはいくらなんでも安すぎると言ったら、自分はまだ学位を取っていない
から、今はそれだけもらえれば十分なの、といまどき珍しい謙虚さ。修士取得中だった前の先生は、自称プロ
の演奏家、ということでレッスン代は一回が月謝かと思うような金額でした。そのわりには、毎回レッスンの時
の決まり文句が「えっと、先週は何をやりましたっけ?」と、行きあたりばったり感いっぱいでした。演奏家と
してプロだったら、レッスンをする時は無計画でもいいんでしょうかね?私的には、プロだろうがアマだろうが、
人様からお金をいただく限り、きちんと教えるべきだと思うのですが。
小中学校のリコーダー以外、楽器を習ったこともなく、楽譜もロクに読めないところからのスタートだったので、
最初は日本人に教わらなかったら無理だったかな、と思ったりもしますが、もっと基本中の基本に時間を
かけてくれていれば、という思いもあります。今、かなり後退している感を味わいつつ、弓の持ち方から
やり直しているので、正直チェロの練習が苦行になりつつあります。そんな状況に追い打ちをかけるような
知らせが…。
なんと今の先生がケルンに引っ越すことになってしまったのです。彼女はフランクフルトの音大に入るのを
目指していて、今年になってから受験のためにフランクフルトに住んでいました。その間、若者のオーケストラ
で演奏したり、演奏旅行に参加したり、その合間を縫って私や他の生徒にプライベートレッスンをしていました。
先々週の旧オペラ座でのオーケストラの演奏では、最前列ど真ん中にいて、指揮者の汗をかぶりまくって
いた、というのに、フランクフルト音大の試験の日、体調が優れず上手く課題を演奏することができなかった
んだそうです。結果はまさかの不合格。すでに合格しているケルンの音大に進学することに決めたということ
でした。
旧オペラ座
というわけで、その先生とのレッスンはあと2回ほど。代わりの先生は探すから心配しないで、とは言って
くれますが、多分彼女と同じレッスン代では誰も引き受けてくれないでしょう…。そしてきっと、彼女のように
忍耐強く一生懸命教えてくれる人もいないでしょう。だって、50過ぎのオバちゃんがチェロをどう弾こうが、
正直どうでもいいって思いますよね。
というわけで、私のチェロはまたまた暗礁に乗り上げてしまいました。白鳥への道は果てしなく遠い…。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用


