ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Wolftöter

年明け早々包丁でざっくりと切ってしまった指の傷ですが、思っていたよりも傷が深かったのか、あるいは
治癒力が低下しているのか、治るのにかなり時間がかかっています。まだ皮膚が完全に再生されていない
感じですが、チェロのレッスンはなんとか先週から再開しました。去年の最後のレッスンからほぼ一ヶ月ぶり、
しかもほとんど練習ができなかったので、悲惨でした…。思い切り、振り出しに戻った感(しょぼーん)。

まだまだ綺麗に曲が弾けるレベルではないのですが、去年の秋くらいから、マイチェロのお蝶夫人の響きが
よくなってきている気がしています。弦楽器は木でできているので、時間が経つにつれて音が変化する、
弾きこむことでよく鳴るようになる、などと言われています。お蝶夫人は2017年に作られた新しいチェロ
なので、時間とともにだんだん音が安定してきているのかもしれません。ずっと濁った音しか出なかったのに、
澄んだ音が出るようになったのは、もしかしたら私の弾き方がマシになってきた、というのも多少はあるの
かもしれません。

チェロが「よく鳴る」ようになると、出てくるのがウルフトーン。演奏音と楽器の胴体の共振周波数が一致した時
に発生する現象で、弾いた音がウォンウォンウォンとなってしまいます。お蝶夫人の場合、G線でE、Fの音を
弾くとこのウルフトーンが出てきてしまいます。新しい先生に習い始めるまで、気になったことはなかったので、
やっぱり鳴りがよくなってきているのかな…。

Wikipediaでウルフトーン(独:ヴォルフトーン)が視聴できます。

先週のレッスンでは、ウォンウォン音が特にひどかったので、先生にウルフキラーを使った方がいいと
言われました。ネットで調べるといろいろな種類があり、よくわからないので、とりあえずオーソドックスな
タイプのものを注文し、今日早速装着してみました。

弦のところについている金属のクリップみたいなのが、そのウルフキラーです。完全にはウォンウォン音は
なくなりませんが、少しはマシになった気がします。
イメージ 1

チェロのf字孔からのぞいている緑の物体は、保湿用グッズです。緑のチューブの中にスポンジが入っている
ので、水を含ませて、こうやってチェロの中に入れておきます。去年、急に寒くなった時、空気が乾燥しすぎて
いたせいか、チェロの弦が緩みまくってしまいました。で、無理矢理(でもなかったのですが)ペグを締めようと
して、弦がぶちっと切れてしまいました。切れたのは一番細いA線でしたが、新しいのを買うとなると30ユーロ
以上もします。二の舞を踏まないよう、今年は冬場のお蝶夫人の保湿は怠らないようにしています。効果が
あるかはわかりませんが、熱湯を入れたカップを近くに置いたりもしています。

こうやってあれこれお世話をしていると、だんだんお蝶夫人との距離が縮まっていくように思えます。最初の
頃はそれこそコワレモノのように扱っていましたっけ。他の楽器はわかりませんが、弦楽器は特に個体ごとの
個性が顕著だし、お金と手間がかかる分、単なるモノではなくて、生きもののようです。早くお蝶夫人が
弾きこなせるようになれますように〜。






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