ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

毎日の新しい発見を忘れないように。https://xiromi0303.blog.fc2.com/ に引っ越しました。

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言葉っておもしろいな、と思ったこと
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Veraltete Wörter

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日本語は毎年、毎年新しい流行語が生まれては廃れていきます。90年代
に流行ったらしい「チョベリバ」などは、とうとう使う機会もないまま死語と
なってしまいました。こういう薄っぺらな流行り言葉はどうかと思いますが、
時代を反映しているという意味では興味深いものも少なくありません。

外国に長く住んでいると日本語のインプット量が絶対的に少なくなるので、
気がつくと、とっくに死語と化している言葉を使い続けていたりします。私
自身、日本を離れて丸4年になるので、すでにおかしな言葉遣いになって
いるかもしれません。ウィキペディアで「死語」を調べてみたところ、タクる、
スチュワーデス、とらばーゆする、バタくさい、昔とった杵柄、目立とう
精神など、普段私が使っていそうな言葉が死語として挙げられていました。
インターネットのおかげで、昔ほど「浦島太郎」状態にならずに済むとはいえ、
気をつけていないと即行オバタリアンの仲間入りです(爆)。

知り合いの日本人にはそろそろ在独20年になるという人が何人かいますが、
そういう人と話していると時々コミュニケーションギャップが生じます。商店街
のことを「銀座通り」と言ってみたり、年齢の話になると「干支はパンダと
いうことで」とゴマかしてみたり(……)。あるいは「ガテン系」、「負け犬(の
遠吠え)」、「トップス・ボトムス」、「撃沈(=失敗すること)」などが通じない
し、フランクフルトにも支店のある旅行会社の「近ツリ(近畿日本ツーリスト)」
の話をしようと思ったら

「やっだ〜、キンツリだなんてぇ〜、何言ってるのぉ」

と予想外の反応をされてしまい、本題に入れなかったこともあります。KYや、
アラサー、アラフォーなどは確実にわからないでしょう。そういう私も、最近
の言葉では「大人買い」がわからず新しく来た駐在員に教えてもらいました。

同じ日本人でもドイツ生まれのJちゃんの場合はまた違います。彼女は流暢な
日本語を話すし、ミクシーやらブログやらで日本の若者といつもやりとりを
しているらしく流行り言葉はばっちりです。なので、こちらもつい普通に話して
しまうのですが、

「せっかく日本で買ってきた中華三昧の賞味期限が切れててさー」


という話をした時の言外の意味、つまり私的には「中華三昧というのは高級
インスタントラーメンの代名詞であり、チャルメラや出前一丁なんかとは
比べ物にならないくらい貴重なものだというのに、その賞味期限をうっかり
切らしてしまうとは、なんともやりきれない気持ちでいっぱいだ」ということが
言いたかったのですが、それが上手く伝わりませんでした。どんなに日本語
が上手でも日本に住んでいなければ文化的背景(というほどのこと?)までは
わからないわけです。

日本人だから日本語には不自由しないと考えるのは大間違いで、自分の
母語であっても気をつけていないとすぐに錆びついてしまうんだなぁと実感
する今日この頃です。

Keukenhof

オランダといえばチューリップ。チューリップと言えばキューケンホフ公園
この時期は日本からもこの公園を訪れるツアーがたくさんありますね。
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オランダ語でキューケンホフは Keukenhof と書きます。これをドイツ人が
読むと「コイケンホフ」となります(eu という音はドイツ語では「オイ」となる
ので、例えば欧州連合の通貨 Euro は「オイロ」となります)。
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日本語のカタカナ表記にはもちろん無理がありますが、キューケンホフと
書くくらいなので、オランダ語の発音はドイツ人的発音「コイケンホフ」では
なさそうです。ところで、そもそもこの Keuken とは何なのでしょうか?
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そう思っていたら、高速道路で「KEUKEN」と書かれたトラックが走っている
のを発見。トラックで運べて、コイケンあるいはキューケンに似た発音のもの、
Keuken っていったい何〜???
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私の謎は、街を散歩していてすぐに解けました。Keuken を売っているお店が
あったのです。きれいにディスプレイされた Keuken。どこのお宅にも必ず
ある Keuken。そういえばドイツで Keuken を買った時は散々な目に遭いました。
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Keuken とは、そう、キッチンのことでした。ドイツ語では Küche(キューヘ)
と言います。

英: kitchen (キッチン)
蘭: keuken (キューケン)
独: Küche (キューヘ)

こうやって並べてみるとやはり少しずつ似てますね〜。ちなみにオランダ語の
実際の発音は「コーケン」と「クーケン」の中間くらいの感じです。カタカナで
「キューケン」と書くのはまったく的外れでもないようです(もちろん無理は
ありますが…)。

オランダ政府観光局のHPにはキューケンホフが「台所の庭」という意味である
ことがしっかり書かれていました。最初から調べて行けよ、とも思いましたが、
言葉好きの私にはこういう謎解きがけっこう楽しかったりします。

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お花のモザイクの自由の女神。ニューヨークはもともとニューアムステルダムと呼ばれていました。

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公園内の運河の向こうに広がるチューリップ畑。

Pergament

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いまだに私はドイツ語学習から卒業できずにいますが、ドイツで
出版されているドイツ語の教科書にはよく考えて作られたものが
多く、多彩な教材が織り込まれているので、単なるツールでしか
ない「語学」の学習を通してでも、それなりに新しい発見があります
(フンダートヴァッサーとの出会いがその代表例です!)。

先日のドイツ語のクラスで、メディア(媒体)についての読解用
テキストを読みました。言葉による伝承→ラスコーなどに見られる
壁画→文字の使用→粘土板から紙へ筆写用材料の改良→印刷
機の発明とその発展→電化製品の登場と普及までを短くまとめた
内容でした。そのテキストにPergament という単語が出てきました。
私にとって新出の単語で、その発音(カタカナで書くとペアガメント)
を聞いた時、ふとベルリンにあるペルガモン博物館のことが頭に
浮かびました。

が、この単語の意味は「羊皮紙」、つまり動物の皮から作られた
筆写用材料のことをいい、博物館とは全く別物でした。「ペルガモン
博物館」という名称は最初に地球の歩き方で見たせいか、私の頭
の中にはカタカナでインプットされていました。ドイツ語での綴りは
はっきり覚えていなかったので、もしかしたらいつものごとく「L」
と「R」の音を混同している可能性もあるし、恥ずかしいのでその
まま黙っていました。

そんなことはすっかり忘れて、日本で買ってきたトルコに関する本
を読んでいた時のことです。その本にはトルコ・エーゲ海地方の古代
遺跡から出土した彫刻や古美術品の多くはドイツ人によって持ち運び
去られてしまったと書かれていました。トロイの遺跡を発掘したのが
ドイツ人のシュリーマンであることは有名です。ベルガマの遺跡は
ドイツ人考古学者コンツェとフーマンによって発掘されました。その
ゼウスの大祭壇は、ベルリンのペルガモン博物館に再現されています
(ベルガマ=ペルガモン)。
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ちなみに、と文章は次のように続いていました。
「羊皮紙のことを英語でパーチメントというが、これはペルガモン王国がその最大の生産地だった
ことに由来する。」

英語の parchment というのはドイツ語の Pergament です。やはり
この単語はペルガモンと関係があったのでした。発音が似ていると
思ったのは間違いではありませんでした。「ペルガモン」で検索したら
やはり「ヨーロッパで羊皮紙を表す言葉はペルガモンを語源としている」
とありました。なるほどね〜。これだから言葉っておもしろい。こうやって
別々だった知識が結び付くと記憶が強化されて絶対忘れません。

とは言っても「羊皮紙」なんていう単語を使う機会はあまりなさそうですが…(笑)。


写真上: トルコ・ベルガマ(ペルガモン)遺跡のトラヤヌス神殿
写真下: ゼウスの大祭壇跡(リンク先ペルガモン博物館でその再現されたものが見られます)

Aslan

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ドイツ語のクラスで一緒だったトルコ人メーメットの苗字は
アスラン。ナルニア国物語に出てくるライオンと同じだ、と
思ったらなんとアスランというのはトルコ語で「ライオン」と
いう意味なんだそうです。

エドマンドが白い魔女からもらったお菓子がターキッシュ
デライトだったというのもなんとなく納得。このお菓子は
日本では馴染みがなかったということで、日本語訳は
「プリン」に変わっちゃっていますが、やはりターキッシュ
デライトじゃないと駄目な気がしました。そろそろ新訳が
出てもいい頃かもしれませんね。

Vaterland

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自分の生まれた国、祖国のことを日本語では「母国」といいますが、
ドイツ語では Vaterland (父の国)と言います。英語も fatherland
です。スペイン語やフランス語などロマンス語系の言語では patria,
あるいは patrie と言いますが、この patr- が「父の−」という
意味です。米軍ミサイルの名前なんかに使われているパトリオット
(patriot)も同様で、これは日本語だと「愛国者」なんて訳されます
が、ギリシャ語の patris = fatherland が語源になっています。

モンゴルでは日本と同じように祖国のことを「母の国」と言うそう
です。そしてトルコでもやはり「母の国」なんだそう。これは西洋
と東洋の考え方の違いから来るものなのでしょうか。

でもトルコは自称西側諸国の一員で、EU加盟を大きな外交目標と
しています。地理的にも思考的にもどちらかというとアジアに近い
と思うのにEU入りしてしまったら、トルコの良さが失われるよう
な気がしてなりません。せっかくヨーロッパとアジアにまたがる国
なのだから、どっちかに偏らないで欲しいものです。


写真:パムッカレの石灰棚

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