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前回日本に来たのは,ほんの9ヶ月前です。一年に一回帰ってこられたらいい方だと思ってるので、今回の
インターバルはけっこう短いのですが、なんだかとっても違和感というか、所属してない感を覚えました。
10月だというのに、到着した日は台風が去ったばかりで気温は30度近く。ドイツではすでに朝晩の気温が
一桁台だったので、この温度差に心も体もびっくりでした。空港でも駅でも、コンビニでもスーパーでも、
相変わらず人は限りなく丁寧で、礼儀正しい。電車やバスの中で、見境いもなくでかい声で電話をしまくる
不届きものなんていないし、超大音量で音楽を聴いてる馬鹿者もいない。スマホのタッチオンは消してある
のが当たり前だし、混み合う車内では空いてる席に荷物を置くなんて誰もしやしない。そして電車もバスも
きちんとほぼ時間通りに運行されているのもさすが。
あまりにも暑いから、お気に入りの猫柄Tシャツに、数年前から愛用しているジーンズを履いて、街に出かけ
ました。しばらくして、そんな格好をしているのは、だっさいアニメオタクみたいな人と私だけ、ということに
気づきました。トップスをハイウエストのボトムスに入れて着るのが流行りみたいで、トップスの前の部分だけ
入れたり、全体的に入れてそこをだぼっとさせたり…。そんな風に洋服を着ていたのって、私が大学生くらい
の頃かしら?リバイバル?古さが新しい?
周りを観察しているうちに、なんだかみぃんな同じ格好しているように見えてきました。ダボっとした幅広パンツ
かスカートに、シャツやセーターを入れています。若い子もオバちゃんもとにかくみんな一斉にそんな感じ。
ドイツにだって多少の流行り廃りはあるはずだけど、体型も民族も多様だから、みんな好き勝手な格好をして
いる。っていうか、ドイツの場合、太ってなければそれだけで何を着ていても見栄えがするし。
どちらにしても私がドイツから持参した洋服はほとんどが時代遅れっぽいことがわかり、日本に着いたその日
に慌ててユニクロその他で買い物をしまくりました。着いた日は日曜日の夕方でしたが、夜の10時までお店が
開いていて、本当に便利。ドイツは日祭日は、お店は基本的にお休みなので、買い物は平日の夜か土曜日に
しかできません。普通に働いている人はたいていそんな感じなので、お店に行ける時間帯はいつも混んで
います。だからついつい面倒になり、最近じゃ食料品以外の買い物をあまりしなくなりました。ドイツだと、流行
に敏感になる必要もないし…。ゆっくり休日に買い物をすることができないから、ますます流行から遠ざかり…。
ドイツ人がダサいのは、日祭日にお店がやってないから、だったりして(笑)。
さて、次の日は、朝一で美容院に行き、その後大学時代の友人に会いました。待ち合わせの場所に向かう
途中、ドイツ料理屋を発見!ドイツの定番ストリートフード、カレーソーセージがなんと900円もしました。ドイツ
だと2.50ユーロくらい!?と私は値段の高さに目が釘付けでしたが、どうやらメニューに書かれているドイツ
語が間違いだらけらしい(笑)。
この日は祝日だったからか、日本丸の帆が広げられていました。お天気はイマイチでしたが、総帆展帆を
見ることができてラッキー。
友人と会って野毛に行きました。テキトーに入った昼間から開いている居酒屋で、抹茶ビールを頼みました。
見るからに美味しくなさそうです。飲んでみて、ビールと抹茶は別々に飲んだ方がいいなと思いました。
通りを挟んだ向かいのお店には、なんとコントラバスが入口に飾ってありました。雨ざらしになってかわいそうな
コントラバス…。チェロじゃなくてよかった。
地元横浜には、まずは3泊。その後出張扱いで、本社のある長野県に移動しました。
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Reise
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私の旅日記-猫、世界遺産、港などなど
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普段、日曜日はだら〜っと過ごすことが多いのですが、先週の日曜日はあまりにもお天気がよかったので、
どこかに歩いて行ってみることにしました。ただ歩くだけの散歩、というのは好きではないので、グーグルマップ
でよさげなカフェを探し、そこでお茶することを目的に。目指すは隣の地区、Niederurselです。
私が住んでいる地区もそうですが、Niederurselももとは独立した一つの町というか集落でしたが、20世紀初め
の市町村合併でフランクフルト市に組み込まれました。Niederurselは北のはずれの方にあって、Oberursel市と
接しています。Ursel(ウアゼル)というのは川の名前です。Niederurselは何度か車で通ったことはありますが、
交通の便が悪そうな場所だな、という印象くらいしか持っていませんでした。
私が住む地区との境にトンネルがありました。落書きなのか、アートなのかよくわかりません。このトンネルを
抜けると…。
反対側は、ピンクバージョンでした(笑)。
この先しばらく普通の住宅地が続きます。途中でニャンコちゃんを見かけたので、挨拶をしたら近くに寄って
きました。やたらと人懐こくて、どこかの黒いのとは大違いです。
歩くこと約40分。目指していたカフェを無事見つけることができました〜。町の中心にはこんな感じの木組みの
家がいくつか残っています。カフェはとっても賑わっていて席がなさそうだったので、入らずにこのまま歩き
続けることにしました。
町の中心からちょっと離れると、いきなりカントリーサイド。やっぱり田舎だ、Niederurselは。
さらに歩いて行くと、草をはむ馬が…。この馬も人懐こくて、寄ってきました。が、ちょっと怖いっす。馬とか
あんまり好きじゃないので、近寄ってくれなくていいのに〜。
さらに歩いて行くと、上をアウトバーンが走っていました。アウトバーンに通じる階段があったので登って
みました。アウトバーンで事故があった時の避難用、かな。扉みたいなのがありましたが、もちろん開くはずも
なく…。わかりにくいですが、左側のコンクリがアウトバーン。車がびゅんびゅん走ってます。
アウトバーンをくぐると農地が広がっていました。まるで北海道…。とりあえずそこで引き返すことにして、
今度はUrsel川を見てみることに。川って言ってもドイツ語でBach(バッハ)、小川ですね。のどか〜。
帰りは別のルートを通って家に帰りました。今度、出かける時は定期券を忘れずに。疲れたり、急いで帰りたく
なったら電車なりバスなりに乗ればいいから。そうじゃないと、ついつい帰り道のことを気にしちゃうから。
この日の歩数は14000歩也。なんだかとっても気持ちのいいウォーキングができました。
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バルセロナ最終日は、郊外にある Colonia Güell (コロニア・グエル)という所に行ってみることにしました。
グエル(カタラン語読みではグエイ)は、ガウディのパトロンだった富豪で、バルセロナ郊外に紡績工場を建て、
労働者たちが近くに住めるように、敷地内に住居や学校、病院、教会などを作りました。この教会を手掛けた
のがガウディです。
ガウディは1898年に教会の建設を依頼されましたが、模型の制作に10年間を費やしたため、工事が実際に
始まったのは1908年のこと。その6年後には、サグラダ・ファミリアの建設に集中するために、工事が終わって
いなかったのにも関わらず、この仕事から手を引くことに。結局、教会は未完成のままですが、この作品こそが
ガウディの最高傑作と言われているそうです。
最寄り駅はその名も「Colonia Güell」。電車の便はそれほどよくなく、30分に1本程度でした。駅を降りると、
コロニア・グエルへの行先表示がありました。他に何もなさそうなところなので、迷うこともなくコロニアに着く
ことができました。いろいろな建物がありますが、まずは教会を見ることに。インフォメーションで教会見学の
チケット(オーディオガイド付)を買いました。9ユーロなり。
ちなみにコロニア内をうろつくのは無料です。教会も外から見るだけならチケットは要りません。でもせっかく
来たんだし、最高傑作だし、サグラダ・ファミリアの見学料29ユーロに比べたら9ユーロはかなりリーズナブル
に思えました。
この外観を見た時、「あー、フンダートヴァッサーが思いっきりパクったのがこれだったんだ〜」と思いました。
この曲線の感じ、柱の感じ、似すぎてますもん。
すぐに思い出したのが、これ。スイスにあるマーケットホールです。金の屋根をつけてみたり、カラフルにして
みたりしてるけど、ベースのアイデアはどう見てもガウディの真似っこ。
窓のステンドグラスなんかも なんか似てるよな〜。もちろん全く同じではないんだけど、アイデア盗みまくり感。
モザイクを取り入れているのも
なーんか二番煎じっていうか こういう曲線な感じも
あっちこっちに垣間見ることができるし…
もちろんフンダートヴァッサーなりのアイデア、デザイン、色使いを発展させてはいます。でもガウディは建築
家だから、建築方法を考案し、どういう建築材料を使ったらいいか、なども全部自分で考えました。それに
比べて、フンダートヴァッサーの場合は、建築に関して専門的な知識があったわけではないので、自分の
思うままにデザインだけをし、専任の建築家がそれを具体化するためにデザインを修正しながら図面を
引いているんです。
モザイクやステンドグラス、そして自然のモチーフを取り入れたり、曲線を多用したり、というのはガウディが
パイオニア。それを真似して自分の独自のスタイルを作り上げていったフンダートヴァッサーもそれなりに
すごいのでしょうが、やっぱり最初にやった人には叶わない、というか深みの違いを感じてしまいました。 |
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バルセロナ3日目は、姉が聖家族教会、サグラダ・ファミリア見学の予約を入れておいてくれました。時間は
16:30から…。実は私は過去に2回バルセロナに行ったことがあって、サグラダ・ファミリアは一度、中に
入って見たことがあるので、今回敢えて行かなくてもいいかなと思っていました。何しろ、サグラダ・ファミリア
だけでなく、ガウディの建築物はどこも入場料がやたらと高いんです。サグラダ・ファミリアは教会ですよ〜。
それなのに入場料はなんと29ユーロ!ルーブル博物館だってそこまで高くないんじゃないかな?でも
「せっかくだから」と姉は入場券をネットで買っておいてくれました。
予約の時間まで時間があるので、とりあえず街を散策することに。ガイドブックを見て、入場料がかからない
見ものを見て回ることに(笑)。まずはピカソが通ったというカフェ「4 CATS(4匹の猫)」。朝食を済ませた
ばかりだったので、入らずお店の前を通っただけです。
さらに街中に歩いて行くと、ピカソの絵が描かれた建物がありました。なんだか子供の落書きにしか見えない
ような気もしますが…(笑)。
それからさらに進んでいくと、王の広場があります。コロンブスがイザベラ女王に謁見した場所、だそうです。
そこからさらに海の方向に歩いていくと…。ガウディがデザインした街燈があるレイアール広場。これが唯一
見学料を取られないガウディもの、かもしれません(笑)。
バルセロナは同性愛のカップルが多い街として有名なんだとか。コロンブスの像の周りで、あるおにいさんが
こんな感じでポーズを撮っていて、別のおにいさんが彼の写真を撮ってあげていました。その人たちがいなく
なってから、真似してライオンに乗っかって、はい、ポーズ。私たちはカップルではなく、姉妹ですよ〜(笑)。
こちらがコロンブスの像です。新大陸の方向を指さしているそうです。本日は晴天なり〜。
この後、地下鉄とケーブルカーを乗り継いで、モンジュイックの丘に行きました。ケーブルカーの終点駅から
さらにロープウェイがあるのですが、なんと片道8.40ユーロ。バルセロナって、レストランでの食事や電車賃
などはそれほどバカ高くはないのですが、観光しようと思うとなんだか異常に高い、という印象でした。
ロープウェイなんてきっと観光客しか使わないんだろうな。8.40ユーロはいくらなんでも高すぎるので、
頑張って歩いて上りました。
モンジュイックの丘からは、バルセロナ港が一望できます。ちょうどフランスの船会社CMA CGMのコンテナ船
が入港、着岸するところだったので、その様子をずっと眺めていました。港と船ってずっと見ていても全然
飽きません。沖にはさらに2隻のコンテナ船が入港待ちしていました。
モンジュイックの丘を下ってスペイン広場に。右側にある茶色っぽい建物は元闘牛場。カタルーニャ地方では
闘牛は行われていないので、ここはショッピングセンターになっているそうです。
主な観光名所を巡った後、とりあえず一度ホテルに戻り、それから遅めのお昼ご飯を食べてから、サグラダ・
ファミリアに向かうことにしました。 |
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バルセロナ2日目は、姉が行きたいと言っていた場所に行きました。バルセロナから電車で1時間20分ほどの
ところにあるManresa(マンレサ)という街です。カタルーニャ鉄道(?)だかのHPで調べたら、電車は1時間に
2本ありそうでした。朝、とりあえず駅に行って、切符を買おうと自動販売機をいじってみましたが、なんだか
よくわからなかったので、仕方なく窓口へ…。
「スミマセン。ワタシたち、マンレサ、行きたいデス。オウフクキップ、買いたいデス。」
と言うと、通じたみたいで、無事往復切符を買うことができました。あと5分ほどで1番線に電車が来る、という
ようなことを言っていたので、慌てて改札を通りホームに降りました。来た電車はマンレサ行きだったので、
乗り過ごす心配がなくてホッ。
姉と会うのは久しぶりなので、電車の中では旅情などそっちのけでくっちゃべっていました。が、ふと車窓からの
景色を見たら、奇妙な形の山が見えました。のこぎり山ことモンセラットじゃ?モンセラットはカタルーニャ地方の
聖地だそうです。雲が多いのが残念…。
モンセラットの景色を楽しみ、しばらくしたら、終点マンレサ駅に到着しました。マンレサは丘に囲まれた盆地に
あって、やたらと坂が多い街でした。
高台からはのこぎり山、モンセラットが望めました。
さて、姉が訪れたかったのは、この街にある洞窟教会。イエズス会を創立したイグナチオ・デ・ロヨラがそこに
籠って瞑想をしたそうです。駅から歩くこと10分ちょっと。これがその洞窟です。
って、この洞窟だけを見たかっただけではなく、この手前のホール(?)の壁に描かれている絵、実際は
モザイク画なのですが、それが本命でした。それがこちらです。
真ん中辺にへんな格好をした人がいませんか?
右上にUCANDONOと書かれています。ウカンドノ?もしかしたらカタルーニャ語ではAの音をOと発音する
のかもしれません。そうすると、ウコンドノ。つまり高山右近のことなのです。って、私は高校では世界史を
選択していたので、高山右近と聞いても、確かキリシタン大名だっけ?くらいのことしか知りません。歴史
オタクの姉の話だと、高山右近がイグナチオ・デ・ロヨラの行っていた修行を忠実に実践していた、とかで
間接的にロヨラの弟子とみなされ、聖人としてロヨラゆかりの地にある教会の壁画に描かれているんだ、
そうです。
おなじみフランシスコ・ザビエルも。まだあのヘアスタイルではありません。
(膝立ちで頭を垂れているのがザビエル)
ヨーロッパ人に混ざって、日本人が描かれているというのは、ありがたいことだけど、このウコンドノ、ちょっと、
というかかなり服装が変じゃない?だぶだぶのセーラー服、みたいに見えるんですけど…。
お目当てのモザイク画を見たあとは、何も考えずテキトーに街を散策しました。青空市場が開かれていました。
なんとなく発展途上国っぽい雰囲気でした。誰が買うの?と思えるものがほとんどでした。
あてずっぽうに歩いて、地元民で賑わう超ローカルカフェでお茶をし、雑貨屋さんや洋服屋さんに入っては
買い物をし、軽食堂でお昼を食べ、最後に聖堂を見学してバルセロナに戻ることにしました。見学と言っても
中には入れませんでした…。
高台にある聖堂から、ウコンドノのモザイク画がある洞窟教会がよく見えました。左にある大きな建物の一部が
洞窟教会になっています。
帰りの電車は、遅れに遅れて1時間以上待ちました。これがドイツだったらやたら腹が立ちますが、「やっぱり
スペインだねぇ」とあきらめモード。アナウンスは一切なく、遅れた理由もわからずじまい…。それも「やっぱり
スペインだしねぇ…」。
帰りこそ、電車の中からモンセラットを写真に撮ろうと姉と張り切っていましたが、逆光でよく撮れませんでした。
この日は軽く17000歩くらい歩きました。姉は見たかったものが見られて大満足のようでした。
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