ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Hundertwasser

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大好きなフンダートヴァッサーのこと
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Unterm Sternenzelt

週末にBochumに行ったので、ちょっと足を伸ばして
Essenにあるフンダートヴァッサーの建物を見てきました。

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グルーガパークという大きな公園内にあるRonald Mcdonald
Haus Essen。名前からもおわかりのようにあのマクドナルドが
関係しています。ここから少し離れたところに大学病院があり、
そこで治療を受けている重病の子供が家族と一緒に過ごせるよう
にと2005年に建てられました。日本にもドナルドマクドナルドハウス
として同じような施設が5つあります(でもフンダートヴァッサーの
デザインではありません…)。

イメージ 2

この建物の住所はUnterm Sternenzelt 1(星空の下1番地)。
建物自体はそのままマクドナルドハウスエッセンなんて呼ばれて
いますが、きっと星空(星のテントと言います)の下に広がる
世界をイメージしたデザインなのでしょう。草原の中で、雨の
塔の下で、森の渦巻き、等フンダートヴァッサーの建物は名前も
詩的で素敵です。

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金色に輝く玉ねぎタワー、草や樹が生えた屋根。どれも形が全然
違う窓。見ているだけで楽しくなってしまうフンダートヴァッサー
の世界を走り回っている女の子がいました。わ、うらやましい。
でも本来ここを利用できるのは病気の子供たちとその家族、親戚
です。お金持ちしか住めない億ションに比べるとこういう差別は
納得がいきます。誰だって病気にはなりたくありませんから。運
悪く病気になってしまった子供たちだけが味わえるひと時の特権。
フンダートヴァッサーの力で少しでも早く元気になれそうです。

イメージ 4


週に1回、予約制で建物の中を見学できることになっています。この
日は閉まっていましたが入り口近くにはお店もあり、一般の人も
フンダートヴァッサーグッズなどを買うことができます。その売上げ
はマクドナルドハウスの運営支援に還元されるそうです。

  Wenn einer allein träumt, ist es nur ein Traum. 
  Wenn viele gemeinsam träumen, ist das der Anfang einer neuen Wirklichkeit.
   - Friedensreich Hundertwasser -

  一人がたった一人で夢を見ても、それはただの夢でしかない。
  みんなが一緒に夢を見れば、それは新しい現実の始まりになる。
   ―フリーデンスライヒ フンダートヴァッサー―  

Unterm Regenturm

この前の週末にまたフンダートヴァッサーの建物を見に行って
きました。シュトゥットガルトの近くプロヒンゲン(Plochingen)という
街にある集合住宅「Unterm Regenturm(雨の塔の下に)」です。

イメージ 1

もともとあった住宅・商業施設に手を加えたもので、通りからは
雨の塔(写真3枚目右の青い柱の建物)がそびえているのが見える
だけです。しかし、階段を上るとCafe Unterem Regenturmがあり
(あいにくお休みでした)、そこを通り抜けるとこの集合住宅が
現れます。壁やバルコニーはフンダートヴァッサーのデザインに
なっていますが、よく見ると建物自体は古いもののように見えます。
もともとあるものを取り壊さずに、こんな風に全く別の世界に蘇らせ
ることができるところが、フンダートヴァッサーの魅力の一つです。

イメージ 2

中庭には東屋があり、バーベキューの用意がしてありました。
もちろんプライベート空間なので中庭に一般の人が入ることは
できません。こんな素敵な場所で一度バーベキューをしてみたい
ものですが、唯一問題なのは、しょっちゅう見物客がやってくる
ことです(笑)。

イメージ 3

外から見る限り、建物内の壁や階段もフンダートヴァッサー風に
改築されています。でも各部屋がどうなっているかは残念ながら
わかりません。ここは90年代初めに着工されたプロジェクト
なので、彼のデザインした建物の中では初期のものです。建物
自体がかなり古そうだからか、なんと一部屋が売りに出ていました
(値段は不明)。買っ、買いたい…。

しかしプロヒンゲンにアパートを買ったところで通勤するのは
無理だし…(っていうより値段が問題でしょう)。部屋の中も
フンダートヴァッサー風だとしたら、今使っている家具では
きっと合わないし…、等々勝手な想像をめぐらせ、私が至った
結論は「いつかフンダートヴァッサーの建物が見える場所に
住む!」というものでした。窓を開けたらフンダートヴァッサー♪
そんな場所に住めたら毎日が楽しく過ごせそうです(地味な夢)。

そうは言っても、いつのことになるかわからないので、当面は
自分でフンダートヴァッサーワールドを演出するしかないか。
そんなことを考えている今日この頃です。

Umweltbahnhof Uelzen

電車に揺られること3時間半。到着したのはUelzen駅。
ここはあのフンダートヴァッサーがデザインした駅です。
往復7時間もかけて「駅」を見に行くことに対してトビは
少々否定的でしたが、私はどうしても電車でこの駅に
乗り入れ、降り立つ感動を味わいたかったのです。

電車がホームに入った瞬間から、ここが世界で一番
楽しくて素敵な駅であることを実感しました。だって
そこら中、曲線だらけだし、普通の駅にはないもの
ばっかりだったからです。
イメージ 1


建物は外観だけでなく内部も不思議空間でした。日本で
いう「みどりの窓口」、キオスク、パン屋さん、お土産
屋さん、カフェレストラン、噴水などがあり、螺旋階段を
昇っていくとフンダートヴァッサーの展覧会もやっていました。
(入場料3ユーロ)。
イメージ 2


帰りの電車までの時間は2時間半。カフェで時間でも
潰せばいいや、と思っていましたが、駅をあちこち見て
いるだけであっという間に時間が経ってしまいました。
目で見て、手で触れて、足で感じるフンダートヴァッサー。
よく見るとプラットフォームの石畳がこんな風になって
いたり、もう遊び心でいっぱいです。
イメージ 3


この駅舎は町おこしの策として造られたそうです。屋上
にはソーラーパネルが張られ太陽光発電をしています。
その発電量は北ドイツでは最大級だそうです。カラフルな
柱の先にはお馴染み金色の物体が輝き、テラスやファサード
からは草木がにょきにょき生えています。ここはフンダート
ヴァッサーがデザインした世界でただ一つの環境に配慮
した駅(Umweltbahnhof)です。
イメージ 4

Gleichgültigkeit

感性が乏しいせいか、今まで私は有名な芸術作品を見てもあまり
感動することもなく、「ふぅん、これかぁ」とか、「カレンダーで見た
写真と同じだ」とか、「意外と小さいんだ」くらいの感想しか持った
ことがありませんでした。ところがウィーンでフンダートヴァッサー
ハウスを見た時は、建物がどーんと目の中に飛び込んできて、その
衝撃とともに急に子供時代に引きずり戻されるような、それでもって
わっはっはと大声で笑いたくなるような、妙な感動を覚えました。
この歳になって初めて「本物を見る」大切さを実感したというわけ
です。それ以来、フンダートヴァッサーが大好きになってしまった
私は、近場にある彼の作品を見に出かけては、この不思議な感覚を
楽しんでいます。

彼の作品は日本にもいくつかあって、特に大阪市のゴミ処理施設や
下水処理施設はその奇抜なデザインと費用のことで話題になった
ことと思います。ところが私はドイツに来るまでフンダートヴァッサー
という人のことは一切知らず、大阪に多額の費用をかけた「けったいな」
施設ができたことさえ全く知りませんでした。2000年にフンダート
ヴァッサーが亡くなった時だってきっとニュースや新聞で報道されて
いたはずなのに、ちっとも私の耳には届きませんでした。

私は1999年から4年間大学で環境学を勉強していました。だから
自然との調和を大切にし、人間だけでなく木や草花を「住民」とする
彼の考え方やゴミ、下水道処理施設に関することなどは、興味が
なかったわけではありません。今になって、もしかしたら彼の建築
について「都市計画論」、「地域形成論」といった講義で触れている
かもしれないと思うのですが、その当時の私の心には響いてこなかった
のか、そんな気がするだけで、記憶には何も残っていません。

私はたまたまドイツ人と結婚してドイツに来たので、それまで
ドイツやドイツ語にはまったく興味もありませんでした。トビと
知り合わなかったらドイツ語なんて一生勉強しようとも思わなかった
だろうし、ドイツやオーストリアを旅行することも多分なかったと
思います。ドイツに来てからも、もし途中でドイツ語の勉強を
放棄していしまっていたら、フンダートヴァッサーのことは知らず
にいたかもしれません。

自分が興味のないことはどんなにそれが目の前にあっても、それを
耳にしたとしても、全然見えないし、聞こえてこないものです。
世の中は知らないことだらけだというのに、無関心さが自分の
周りに壁を作ってしまうのです。きっと歳を取るにつれてその
傾向は強くなっていくんだろうと思います(それは「おっさん」を
見ているとよくわかります)。フンダートヴァッサーの作品は
自分の周りにできてしまった壁を打ち破る力があるからこんなに
好きなんだと思います。

写真:保育所の近くの路上にあった奇妙なオブジェ。
この子もフンダートヴァッサーなのかなぁ?
イメージ 1


横から見るとこんな感じ。でも100(フンダート)ではなく
30と書いてあります。
イメージ 2

Kindertagesstätte Heddernheim

なんだか疲れてしまったとき、フンダートヴァッサーの
建物を見ると元気を取り戻せそうな気がします。今日は
フランクフルト北部にあるフンダートヴァッサーのデザイン
した保育所を見に行ってみました。

住宅街を歩いて行くと、フンダートヴァッサーのシンボル
とも言えるあの金色の玉ねぎタワーが見えてきました。
建物の屋上に玉ねぎタワーをつけるという発想が私には
ものすごくユニークで突拍子もなく思えたのですが、
トビに「教会がそうだよね」と言われました。確かに金色
ではないにしろ教会には玉ねぎチックな屋根をした建物が
よくあります。生まれ育ったバックグラウンドが違うと
見方、感じ方が違うんだな、と改めて思いました。
イメージ 1


近くから見るとこんな感じ。思わずあっちこっちを走り
回りたくなる楽しさ。こんな素敵な保育園に通える子供
たちは幸せですね。Bad Soden の億ションを買うには
あまりにも貧乏すぎるし、保育園に通うにはあまりにも
歳をとり過ぎている私。まぁ、どちらも全然無理なので、
かえってあきらめもつきますね(笑)。
イメージ 2


同じ窓が一つもないのもフンダートヴァッサーの特徴です。
いろんな高さの窓がありますが、いったい中はどんな感じ
になっているんでしょうね。一度でいいから中に入って
みたいです。
イメージ 3


ここは一番身近なフンダートヴァッサーです。嫌なことが
あったときは、ここに来て気持ちを癒そうと思います。

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