ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Hundertwasser

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大好きなフンダートヴァッサーのこと
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In den Wiesen

週末にまたフンダートヴァッサーの建物を見にフランクフルト
郊外にある街、Bad Soden に行ってきました。ここにあるのは、
In den Wiesen 「草原の中」という名前の分譲マンションで、
1990年に施行されました。そもそもこの街のあるエリア
自体が超高級住宅地なのですが、その当時この建物内の
一番小さな部屋が1億円くらいしたそうなので、「いつかは
フンダートヴァッサーの建物に住んでみたい」という私の夢は、
夢のまた夢になってしまいました…。

イメージ 1

緑溢れる公園を歩いていくと突如として現れるまるでお城の
ようなこの建物。あの有名なノイシュヴァンシュタイン城の
ようなクラシックなお城も素敵ですが、私にはフンダート
ヴァッサーの建物の方が何十倍も好きです。二つの塔(左に
もう一つあります)の上には丸い物体が金色に輝いていました。
ここのはあの玉ねぎタワーではありませんが、王様気分を
味わえることには変わりありません。


イメージ 2

見る角度によってさまざまな表情を見せてくれるフンダート
ヴァッサーの建物。建物の周辺やバルコニー、屋上に植えた
木々が成長し、築18年経った今、自然と調和した理想の姿を
作り出しているようでした。写真からはわからないのですが、
この建物は古い歴史的建造物に増築する形で建てられています。
ドイツでは古い建物をそのまま保存するための法律があるので
このIn den Wiesenを完成させるにあたっては、市と建築会社
とが相当もめたようでした(詳細は不明)。


イメージ 3

彼のデザインを見ていると、なんだか心がどんどん自由に
なっていく気がします。こうでなくてはいけない、あれをして
はいけない、気がついたら規則や決まりごとに従うのが当たり
前になっていて、直線の建物の中で整然と暮らすことが普通に
なっていました。でも自然界にまっすぐな線は存在しません。
きっちりと引かれた直線に囲まれるということは不自然なこと
なのです。

突拍子もないデザインの壁や窓や柱たち。自分でもこんな風に
自由な発想で何かを作れたらいいな。そう思ってもすぐに
自分の思考にブレーキをかけてしまう私ですが、こうやって
フンダートヴァッサー巡りをしていたら、いつかは心が解き
放たれるかもしれない、そんな気がしています。

(というわけでHundertwasserという書庫を作ってしまいました。)

Waldspirale

ウィーンでHundertwasser-Hausを見てフンダートヴァッサーの
虜になってしまった私。いろいろ調べたら、彼のデザインした
建築物がフランクフルト近郊に3つもあることがわかりました。
しかも、その1つが私の職場から車で20分ほどのところにある
ので、本日仕事がお休みだったトビに迎えに来てもらって一緒に
見に行きました。

ごく普通の住宅地の一角にあるフンダートヴァッサーがデザイン
した分譲マンション Waldspirale(森の渦巻き、とかそういう意味)
です。一目見てこんなマンションに住めたらいいな、思いました。
建物自体が大きいのと、見る角度によってまったく違った表情に
なるので、写真だけではなかなか全体像がつかめないと思いますが、
とにかく見ているだけで笑顔いっぱいになってしまう建物です。
イメージ 1


フンダートヴァッサーの建築を見ると、どうして他の建物がこう
直線的で無機質に建てられているんだろう、という疑問が湧いて
きます(もちろん、そのほうが建築コストがかからない、という
のが大きな理由だとは思いますが...)。窓一つとっても同じもの
はありません。都会の集合住宅で、一人一人が個性的な人間で
あるために、それぞれがユニークな窓のついた部屋に住む。
それをフンダートヴァッサーは「窓の権利」と名付けました。
イメージ 2


この建物のほとんどが分譲マンションですが、屋上にはCoyote
Cafeというとても素敵なカフェレストランがあります。そこからは
ダームシュタットの街が一望でき、遠くにはフランクフルトの
スカイラインも見えました。まだまだ肌寒いのに、テラスで食事
をしている人もちらほらいました。さすがドイツ人です!
イメージ 3


フンダートヴァッサーは自然との調和を考えた居住空間を大事に
しているので、屋上やバルコニー、テラスには木や草花がたくさん
植わっています。四角いビルの屋上で行う「屋上緑化」はなんだか
不自然さが伴いますが、ここWaldspiraleでは建物と植物が上手く
共存していました。そして金色の玉ねぎタワーは、住んでいる人が
王様の気分を味わえるようにとのはからいです。

Hundertwasser-Haus

イメージ 1

今から一年ほど前ドイツ語を習っていたときに、この建物の
写真を初めて見ました。当時使用していた教科書(em)に教材
として載っていたのです。写真を見て、この建物についてどう
思うか、このような建物に住んでみたいと思うか、もし住んだ
としたらどうか、など接続法(英文法でいう仮定法)を使って
自分の意見を言う練習をしました。私には安っぽい材料を集めて
作った掘っ立て小屋のように見えたので、「好きではありません。
ここに住んだら精神のバランスを失います」なんて答えました。

その後、先生からフンダートヴァッサーという芸術家について
聞かされ、この建物がお隣オーストリアのウィーンに実在すると
いうことを知ったときもそれほど興味もわかず、こんなハチャ
メチャな建物が町中にあったら景観を乱すのではないか、と
かなり否定的に捕らえていました。

今回、イースター休暇をウィーンで過ごしました。駆け足の
観光はあまり好きではないので、6日間ウィーンにだけ滞在
することにしました。定番のシェーンブルク宮殿やクリムトの
「接吻」、ホテルザッハのザッハトルテといったウィーン名物を
堪能した後で、ふとこの建物のことを思い出したので、散歩
がてら見に行ってみることにしました。ウィーンはこじんまりと
した街なので、いろいろな場所に歩いて行けるのが利点です。

ホテルから歩いて20分くらいのところにフンダートヴァッサー
ハウスはありました。この建物がある通りだけ楽しい雰囲気で
いっぱいで遠くからでもその存在がすぐわかります。なんと
なくガウディに似ている感じですが、それよりももっと遊び心が
あるような気がします。前の道路も一部ボコボコとなっていて、
バリアフリーなんてお構いなしといった主張が感じられました。
子供の頃、いつもまっすぐ歩かずにジグザグ歩行や塀や壁を
つたい歩きしていたことを思い出しました。ここだったら、
「まっすぐ歩きなさい」なんてお母さんに怒られなくて済みます!

第一印象では「精神のバランスを失う」なんて言った私なのに、
実際の建物を前にしたら一目で大好きになってしまいました。
周りにある普通の建物が退屈に見えてきて、いっそのこと全部
フンダートヴァッサーにしてしまえばいいのにと思ったほどです。
街がこんな建物であふれていて、誰もがこんなアパートに住んだら、
小さなことでくよくよ悩むこともなくなる気がします。だって、
見ているだけで自然に顔がほころんでしまうのですから。

ウィーン出身の芸術家フンダートヴァッサーは残念ながら2000
年に亡くなったそうです。でも日本でも彼の作品を見ることが
できます。税金の無駄遣いなんていう意見もあるようですが、
私には思い切ったすばらしい選択だったと思います。環境問題
とも絡めて、しばらくはフンダートヴァッサー熱が冷めそうにない
私。彼に関する本(まずは子供向け…)を早速買ってもらいました。


【おまけ】
フンダートヴァッサーがデザインするとトイレもこんな感じに♪
(フンダートヴァッサーハウスの向かいにあるKalke Villageで撮影)
イメージ 2

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