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・そもそも、平日の朝っぱらから見学に来る人がいるんだろうか?とか ・私一人だったらどうしよう?とか ・今は学校がお休みの時期だから、餓鬼ん子ばっかりだったりして。とか... usw. しかしトビには「いよいよ、今日だね。カメラを忘れない ようにね。」などと言われてしまったし、行くのを 止める理由もないので、勇気を出すことにしました。 途中までトビに車で送ってもらい、集合場所(と思われるところ)に 行ってみると、年配の人たちが数人待っていました。 このお爺さんたちも発電所の見学に来たのかな? でも別の老人会の集いだったらどうしよう...。 それだとかなり場違いになってしまうので、思い切って 近くにいたお爺さんに「発電所見学ですか?」と聞いてみました。 が、どうやら耳が遠かったらしく、会話が成立しませんでした(ガクッ)。 仕方なく集合時間になるまでとりあえずお爺さんたちとは 微妙な距離を保ちながら待つことにしました。 いよいよ時間になると、出入り口にネクタイをした男性が やってきて、「さぁ、それでは中に入りましょう。」と言いました。 お爺さんたちがゾロゾロと中に入っていったので、私も後に ついて行くことにしました。どうやらみんな発電所の見学を 申し込んだ人たちでした(ホッ)。 そのネクタイの男性が出欠席を確認し、私たちは会議室の ようなところに案内されました。まず男性が自己紹介を し、それからパワーポイントを使って発電所および会社の 概略などを説明してくれました。前方には発電所の仕組みが わかる電光ボードがあり、この発電所がどのように、どのくらい の発電をするかなどの細かい説明もありました。 説明が一通り終わると、各自がヘルメットとヘッドセットを 装着し、いよいよ現場へ見学です。幸い、親切なオジさんが いて私に話しかけてくれたので、孤独にならず、また場違い感も 味わわないで済みました(日本で外国人を見かけたら、日本語で 普通に話しかけてあげると、彼らはきっととっても嬉しいと思います)。 残念ながらドイツ語力が足りないのと理数系に弱すぎるのとで 技術的な説明はよく理解できませんでした。でも、多分 それは私だけではなかったと思います。来ていた人の大半が 老人の暇潰しの一環という感じだったし、中には会議室に あったジュースの瓶を隠し持っている人さえいましたから(爆)。 でも私に話しかけてくれたオジさんだけは写真を撮ったり、 あれこれ質問をしたりととても興味を持っている様子でした。 もしかしたら関連のお仕事をしているのかな?とか、学校の 先生なのかな、と思いましたが、平日の午前中に来れると いうことは、失業中という可能性もあると思い、失礼になる といけないので職業については聞くのを止めておきました。 現場の見学が終わり、会議室に戻ると質疑応答の時間が 設けられました。各自用意されたジュースやコーヒーを いただいたりして、3時間ほどで見学会は終わりました。 オジさんは最後までとても親切にしてくれて、帰りに車で 送っていこうかとまで言ってくれました。でも歩いて帰れる 距離だったのでせっかくでしたが遠慮しました。 どうだった?と感想を聞かれましたが、「興味深かった」と しか言えませんでした。これではあまりにも情けないので、もっと 会話を膨らませられるように、ドイツ語を勉強しなければ ならないとあらためて思いました。 技術的な用語などが多くてよくわからないことばかりでしたが、 それでもいくつかわかったこと: ・この発電所は1988年に建てられ、環境負荷が少なく、かつ経済的に設計されている ・この火力発電所で使われる石炭はルール地方から船で運ばれる ・ドイツ産石炭以外にも南アフリカ産の石炭が使われている (ロシアやポーランド産の石炭より南アフリカ産の石炭のほうが質がドイツ産に近い) ・無駄のないように石炭の灰は何度も燃やされる (閉鎖系に近い仕組みになっている) ・電気だけでなく地域暖房用の熱も生産している ・夏場は電気や地域暖房の利用量が減るので、メインテナンスは主に夏場に行う (※ドイツではエアコンは普及していません) ・発電所の施設はルール地方にあるBabcock社製(日立も何か関係しているらしい) ・排煙が常に基準値以下であるように、煙突には排煙の成分を分析する装置がついている 写真:メインボイラーのある建物の上から見た風景。
手前は貯水タンク、遠くに見えるのはフランクフルトの高層ビル群 |

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