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9月も最後の土曜日。追い込みの休日出勤にもかかわらず、朝飯を抜いていたボクは腹が減って腹が減って仕方が無い。ボスに「食事行きませんか?」と苦悶の表情で問いかけると、「食ってきたばかりやねん。先行ってきて!?」との御回答。「よーし!お前ら!何が食いたいんだ!」とH二等兵に尋ねると・・・。

「うどんが食いたいです!」

熱いぜ!H!そして東京に三週間販売実習で出かけていたK三等兵が久々に合流し、まさに久々の「うどん十字軍遊撃隊」を編成することになった。よーし行くぜ!と浜田省吾をBGMにして浜街道を西に突っ走る。車内ではH二等兵が「免許の更新で半休とって『はりや』に行きます!」と気勢をあげており、うどんに飢えた野獣を乗せているが如くになった。

その「はりや」に向かう免許センターに入る交差点を「はりや」方面でなく南に左折する(この角には差別用語爆発の屋号のお好み焼き屋がある。いつも『いーのかなー』と)。

今日のターゲットはここだ!

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「源内」である。以前志度の本店の「源内」は「オールージュにあるうどん屋」として紹介したことがある。


この記事を書いた時、「高松店の方なら行ったことがある」と言うお友達の星奈さんのコメントを見て、
「えー!『源内』って高松にもあるのか!?」と初めて知った。会社の“うどんデータファイル”Nさんに聞いてみたら「源内」は「高松」って感じの回答だったので、これは是非行って見なければと今日の訪問となったのだ。

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「志度の『源内』行ったことあるか?」と二人に尋ねてみたところ、「『源内』ってなんすか?」って答えが返って来たので「源内といえば平賀源内先生だろ!?」と投げかけてみた。K三等兵は「???」な感じだったので、話を早急に打ち切り店内へ(笑)。

「いらっしゃーい!」と大きな掛け声がかかる。この声はなんだ?中性的だぞ?美川憲一の声をもう少し男の方に引きずりこんだ様な声だ。でも腹式呼吸と思われる「ライトな重み」(アンチテーゼな造語でございます)を感じさせる、飲食店にはもってこいの声だ。

この声を出していたのは店のカウンターの真ん中に立って仕事をしているお兄ちゃん(?)だ。多分ボクよりは下かな?いや上にも見えるな。この記事内では「指令塔」と名付けよう。ゼッケン10番だ。

そしてカウンターに陣取る。源内は高松店は初めてだけど、一度志度の方に行ってるからあまり焦らない(笑)。カウンターには美味しそうなおでんが!

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老舗の風格を感じるおでんである。そしてお品書きに目をやると「志度の源内と一緒だな〜(当たり前だろ!)」。美しくラインナップが書き込まれている。どこかの家訓の箇条書きみたいだ。

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注文を選んでいる間にも「しゃーい!」(おいおい「い」「ら」を省略かい!?)と、中性的な指令塔の声が店内に響き渡っている。どんどん人が入ってくるぞ〜さすが数々の優秀な弟子を輩出してきた名店だ。人気もなかなか。

そして注文。H二等兵が“野菜天ざるうどん中(900円+150円)”。K三等兵が“野菜天ざる”。
そしてボクは敢えて“かしわうどん(750円)。本当は噂の“カレーうどん”に挑戦したかったのだが、この日は結構暑くて汗だくになる姿が想像できてしまい、濃いブルーのシャツに汗染みが出来たら嫌だな〜(笑)と、冒険は避けた。

ここには更に「激辛カレーうどん」って言うのがあって、実際指令塔がカレーの入った鍋にカレー粉をドンドン足していた。恐るべし!「源内」!TVチャンピオンみたいだぞ。

うどんを待ちながら店内を見渡す。座敷には老若男女入り混じってお昼の幸せを満喫している。片や厨房の中は指令塔を中心に男子3人が、「これぞ男!」という熱い仕事をしている。そしてそれを固める女性陣も指令塔を中心にテキパキと働いているではないか。さすが老舗。

オバちゃんが取った注文をどんどん厨房に投げ入れるのではなく、幾つかをまとめてから、「いいですか!」と指令塔との交信を確認し、大声で注文を読み上げる。すると指令塔は頭の中で暗算しながら、いま茹でている麺の玉数で対応できるかを考えているのだ。そして自分の頭の倉庫の中で、玉数が上手くはまると「いけまーす!」と大声でオバちゃんに了解の合図を送る。

恐るべし!指令塔!香川のジダンって読んじゃうぞ!

でも彼の頭の中には独自の計算方法があるんだろうな〜。かくいうボクも数学が大の苦手で、お釣りの計算が小さい頃から苦手だった。これはうちの父親が、道を歩きながら急に「12ひく8は?」とか、引き算を出題してきて、ちょっとでも迷っていると「だめー!」って何かで叩かれていたことがトラウマになってるのだとボクは信じている。

また会社で数字の単位が「百万」とか、普段使わない単位になると(普段は「万」だから40,000万は普通に『4億!』って分かるのだけれど)もー!会議でもアタフタしちゃう(笑)。こんな数字が苦手なボクでも、拠点長をやっていた時は40人の売り上げを上から足しこむことが出来た(笑)。夜中に売り上げが気になってガバっと起きると、一人づつ売上高を頭の中で何度も何度も計算し、納得して眠っていたものだ(笑)。だから職業柄湧いてくる「思考法」ってあるんだなって・・・。

そうこうしているうちに指令塔がオバちゃんに「出来たよー」的な感じで「野菜天中。野菜天・・・」と指令を出した。するとKが「ボクらですね〜」と一言。お前も観察しとるじゃないか!?
で・・・。やってきたぞ〜Hの“野菜天ざる”!

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そしてボクの“かしわうどん”だ!“かしわざる”ではなく温かいうどんである。東系独特の底の深い、厚いどんぶりだ。そしてぐいーん!

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ちょいとピンボケ。でも温めても「源内」の麺の“滑らかさ”や“艶やかさ”は消えない。ずずず・・・
やべー!うめーよこれ・・・。ずずず。源内のざるもいいけど、温かいうどんもいい!志度で食べた“ざる”も美味しかったけど、温かいうどんもすげー!さすが「源内」。麺も妥協無しのしっかり麺だ。

更にうどんの中には珠玉の“かしわ”。揚げたてだから美味しさが凝縮されており、噛むと肉汁がじゅわぁぁぁ・・・って染み出してくる。最近“かしわ”系のうどんに弱いな〜。

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男の仕事場から生まれた妥協の無い味。「源内」は入った瞬間に「男の仕事場」ってムードが感じられ、思わずサブちゃんの「北の漁場」を口ずさんでしまう♪

北のぉ〜♪おとこにゃーよー♪

鼻がぱっくり開く。源内の〜♪厨房はよ〜♪おーとこーの〜♪仕事場さぁ〜♪

「はりや」もここの輩出。最近ちょっとはまりつつある「麦蔵」もここの出身だとか。「男の仕事場」のDNAは讃岐中で受け継がれているようだ。

<お店紹介>
「源内 高松店」高松市郷東町12−13
営業時間 10:00〜20:00
月曜定休(月曜が祝日の場合翌日)

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