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おどろおどろしいタイトルからスタートしたが、今日の話は12月初旬に遡る。うちの寮の近くに長男の友達が住んでおり、ここの奥様がいろいろ仲良くしてくれている(Tさん)。こちらに知り合いが余りいない転勤族の“だいちゅけ家”にとっては、とってもありがたい存在だ。 夕食なんかにもお呼ばれしたりして、AM2:00まで語ったり、傍若無人に遊ばせて貰っている。この日は土曜で、夕食にお呼ばれしたゆえ、休日出勤帰りに日本酒を買って勇んで乗り込んだ。酔いが回ってくると何故かTさん家の奥様も“右より”になってくる。前回もボクの「坂の上の雲」話で熱く2:00。 「だいちゅけさん。羽立峠に人間魚雷『回天』のレプリカがあるの知ってる〜?」って唐突にTさん。「えええ?パードン?」とボク。「なんでも人間魚雷の整備士やってた人が、戦友の鎮魂のためにレプリカを作ったらしいのよ〜」とTさん。なんなんだ!?この奥さん!? (※「回天(かいてん)」のネーミングは「天を回して国を窮地から救う」という意味らしい) ボクはこの話を聞いてから胸がドキドキして、その後の話が耳に入らなかった(ただ酔っただけだろ?)。ボクと「回天」の出会いは保育園時代に遡る(何年前じゃ!?)。当時、東京は九段にある靖国神社に遠足に出掛けた。なんで保育園の遠足が「靖国神社」だったのか良く分からないが、この時に「遊就館」と言う資料館に入った。その入り口にこの「回天」はあった。 当時、保育園の先生が「回天」について語ったのを思い出すと、たしか「この魚雷の中に人が入って潜水艦から発射するのよ〜」「乗ってる人はどうなるの?」「死んじゃうのよ」と、いう様な会話だったと今でも鮮明に覚えている。その後、男子連中は顔を青くして「男は辛いな・・・」と語り合った覚えがあり、相当衝撃的な出来事だった。だから大人になっても仕事で辛いことがあったりすると、休日出勤の日などにふらりと靖国神社に寄って、「遊就館」を訪れたものだ。 横山秀夫の「出口のない海」も読んだし、佐藤秀峰の「特攻の島」も会社の机に入っている。おまけに市川海老主演の映画まで観にいってしまった(駄作だったけど・・)。好きとか嫌いと言うものではなく、保育園時代のあの衝撃を、今でも手探りでたどっていると言うのが本当のところだ。 1:00に散会したが、「明日『回天』に会いに行く!」と言う気持ちが上回って、寝つきが悪かった。 さて翌日(当日?か)。「回天」の前に腹ごしらえと、選んだ店がここ!「あづま」! 「yahoo!ブログ」ではないのだが、お友達の「讃岐のおばさんの独り言」をアップしている「さぬきのおばちゃん」の記事で「行きたいな」と思っていた店である。場所は高松道の高速下あたり。前を走る車がどんどん「あづま」に吸い込まれていく人気店。 急げ!急げ!なんだこの造り・・・。 おお!素敵な暖簾だな!入ってみよう・・・。ぬおー!繁盛しているぞ! なんだ!ここセルフだったのか〜。これなら回転は速いな〜。と列に並ぶ。讃岐うどんでは「席取り」は厳禁で、幼児がいようがなんだろうが、席は一期一会である。 天井は梁が出ていて旧民家風。オシャレな感じで店内は清潔感が感じられる。 ここのセルフは超やばい!特に天ぷらが暴力的だ。観光通りの名店「竹清」の様に、目の前の天ぷらブースに“これでもか!”と揚げたての天ぷらが積まれていく。衣にブチブチはじける油が残っている状態で「オレを取ってくれ〜!」と天ぷら達が叫びまくる!うえー!これは取らざるを得ないじゃん!? 「野菜不足なんだから、野菜中心に取ってくれない?」と隣でブツブツ言っている妻の助言を完全シカトして(笑)。竹輪、ゲソ、そして妻が苦手な(笑)高野豆腐(珍しいでしょ?)の天ぷらを取る。 注文は・・・ごめんちゃい!また“肉系”。抑えら切れないこの気持ち!T−BOLANの気分だ。ああ“肉ぶっかけ熱の大”。「とーたん熱いのでいいの?」と妻。いいのだ!なんでもいいのだ!とにかく肉が食いたいのだ。 じゃーん!天ぷら達を全員集合させて記念撮影。そしてボクの“肉ぶっかけ大”にズームイン。 カボスか?すだちか?柑橘系のかけらが目を引く。これをアツアツの“肉ぶっかけ”にかけるわけだ。肉も申し分のない量。いただきまーす!ぐいーんだ! ずずず・・・ふえー・・・。人気の秘密が分かるなあ・・・。つるんとしたやや細目の麺。肉も甘くない。歯ごたえがある肉は、三男が「肉う〜肉う〜」と猛り狂っても仕方ない。ずずず・・・ずずず・・・。胃の中にどんどん麺が吸い込まれていく。柑橘系の酸っぱさが、ぶっかけ出汁に絡まって絶妙なハーモニーを奏でる。 家族は山小屋のテーブル見たいなブースで、うどんに食いついている。みんな怖いくらいに真剣だ!妻も「あたし、ここ結構好みかも・・・」と満足気な表情。そしてビックリ!テーブル毎にオシャレな“天かす”容器が置いてあり、かけ放題だ! 妻の“かけ”を横取りして食べてみる。ずずず・・・鼻から抜ける鰹出汁。見事!大満足で店を出る。 目の前には高松道が走っている・・・。 そして・・・今日の目的地である羽立峠(はりゅうとうげ)に向かう。内陸からのアプローチで東の有名店「まはろ」の前を通り、津田インター入り口を横目に走り、最近御贔屓の「羽立」の前をスルーし、国道11号に入り、羽立峠に入る。 「山の中腹が開けてて・・・国道からも見えるよ」とTさんの言葉を頼りにキョロキョロしながら羽立峠を登っていくと・・・。「あれだ!」と山の中腹に真っ黒な棒状の物体を発見した。どこから入るんだ?どこだ?どこだ?と探してスピードを緩めながら走ると。「人間魚雷回天」という看板が!今まで何度となくこの峠を走ったのに、全くこの看板を認めることはなかった・・・。 国道から細い道を入って200m。ひっそりと「回天」はあった・・・。 本当にひっそりだ・・・もちろん風の強い中腹に人はいない・・・。 回天について簡単な説明が書いてある。こーいうの見ると、昭和の旧日本軍がいかに精神主導の狂気の中に堕ちて行ったかが伺い知ることが出来る。まさに漆黒の棺の様だ・・・。不謹慎かも知れないがボクの気合の掛け声はいつも「熱走!(ねっそう)」で、この「回天」を発進させる掛け声なのだ。今までの思い出や、愛する人達への思いを断ち切るかのような「熱走!」という掛け声は、何時でもボクの心をえぐる・・・。 菊水(きくすい)の紋。これは何の形だか知ってます?楠正成(くすのきまさしげ)の家紋です。明治の世となり、天皇中心の近代国家を運営していくために、室町時代前の後醍醐天皇を足利尊氏から守った楠正成を英雄と祭り上げた(語弊があったらすみません)名残だ。 「とーたん。『回天』と一緒に写真撮ったら?」「ママも撮る?」「あたしは遠慮するわ・・・(絶句)」の結果こんな画像に・・・。 もっともっと書き出したら止まらないので・・・この辺で・・・うどんブログなので(笑)。 こうして我が家の「回天」詣りは幕を閉じた。当然子供達は車から一歩も外に出ず「アイス食べた〜い」を連呼!何たることだ!非国民! <お店紹介>
「あづま」高松市前田東町340−1 営業時間 11:00〜14:00 水曜定休 |
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2009年12月20日
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年末・・・体を張っての毎日・・・。連日2時までテクノ代行がこなーい!ううう・・・寝不足。 そんなこんなでのアップでございます。 もうだいぶ前になるけど、まだまだうどん巡り黎明期の頃、福岡町の拠点に出掛けた時。福岡町の拠点の従業員に「ねえねえ好きなうどん屋どこ〜?」って聞いて回ったことがあった。最近思うのは地元の人であればある程、うどん屋の軒数を知らない。その代わり「私の一軒」と言う店が必ずある。 その時聞いた従業員は「善や」と言っていたのを、つい最近思い出した。「よしや」と聞いて多分「北の旅人」さんなんかは飯山の「よしや」を思い浮かべると思うが、今日の「よしや」は高松市内。それも漢字で「善」と書く。 もう半月ぐらい前になるか、福岡町の拠点に従業員の採用面接に出掛けた時の話。朝から4人位お話させてもらっての14:00・・・。「腹減ったな〜うどん食いにいかね?」と拠点長に声をかけた。すると「いきましょう!」と即答が。この若い拠点長はお酒のお付き合いは悪いが、うどんのお付き合いは至極いい。 この拠点長は11月末の三連休にフル出勤した際も、ボクの代わりに「オイ!I上!オレの代わりに『山』に行って来てよ〜。オレがいけないから大将に挨拶して来こいや〜」って頼んだら、「いいっすよ〜」と言って『山』出掛けてくれた(笑)。しかしその際に「だいちゅけ」という源氏名を言わずに、ボクの本名を言ったらしく、大将が混乱してしまったという後日談がある。 そしてしっかりお土産うどんを貰って来てくれ、支店に届けにも来てくれた(その際、ヤマト運輸の兄ちゃんを車で吹っ飛ばしてしまった・・・大事には至らなかったが・・・)。そんなI上君とPOLOに乗ってJR屋島駅に向かって突っ走った。 JR屋島駅に向かって旧国道を走ると「善や」の大きな看板が現れる。 この店はいつも行こう行こうと思っているのだが、休日は結構混んでいて、行列が出来ていることもある。家からは結構近いところにあるのだが、訪問していなかった理由の一つだ。この日は平日の14:00過ぎと言うこともあって、すんなりと駐車場に駐車。 お友達の「きよし」さんや「おっさんうどーん」さんもレポートしている店で、お二人とも好印象の感想を漏らされているので期待大!「こんちは〜!」とうどん屋に入る。 店に入ると真ん中のテーブル席辺りに陣取りメニューを見る。「なになに・・・ふんふん・・・」。 なんだか12月になろうとしているのに暖かい日だったので、冷たいうどんが食べたいな〜と、“野菜天ざる大”を注文した。I上君は温かい天ぷら系。I君は背は180cm以上もあり、その上顔がデカイ! 前に座られるとトーテンポールが立った様だ。隣の席に座っているI△長なんて、I上君からボク宛に電話がかかってくると「○長!ジンバブエからです」と電話を代わる(笑)。 さらに「ジンバブエ」以外にも「ニカウさん」とか「ブッシュ」とかイカシた渾名があり、ちょっと羨ましい(笑)。 さあ“野菜天ざる”登場!ちぢれた様な麺で不揃いな感じ。決してフォルムは宜しくない。ここでも相変わらずの撮影に時間がかかり、なかなかうどんに到達できず(笑)、I上君が「○長!早く食べないと美味しくなくなりますよ〜」って、お前はオレの奥さんか!! そして十八番の“ぐいーん!”。 おお!ボクは“ざる系”を食べるのが苦手なんだった〜!先日も東京の本部から来た課長と「わらや」で“釜揚げうどん”を食べたが、その課長もなかなかお猪口にうどんを沈めることが出来ずにアタフタしていたのを思い出す(笑)。関東圏から来た人にとって、あの長さをお猪口に沈めるのは、なかなか難しい作業だ。 ずずず・・・うまいじゃん!さすが・・・。見栄えじゃないね〜凄く腰があって美味しい。野菜の天ぷらをつけ出汁に浸して頂くと、更に味に深みがでる。ずずず・・・うーん・・・。「I上!何とか言えよ」。ずずず・・・。I上君もうどんに夢中になっている様だ。 さすが繁盛店だけあって、うどんが美味しい!昼下がりに必至にうどんを撮影し、感想を携帯に打ち込み、「美味い!美味い!」を連発しているサラリーマンを、ご想像あれ!明らかに怪しい! この「善や」はJRを使って移動する人には場所的にも丁度いいし、美味しい一般店の味が堪能出来る店だ。やっぱり地元の人に「美味しいとこどこー!?」ってのが“イイ店”の探し方なのかもしれないね。 「さぬきネイティブ」は、やっぱレベルが高いわ・・・・。 <お店紹介>
「善や(よしや)」高松市新田町甲69−10 営業時間 10:15〜17:00 水曜定休 |
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