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ボクの会社には若手の教育担当の女性Nさんがいる。度々ボクのブログに登場するのだが、この人タダ者じゃなく、ボクはうどんの師と仰いでいる。当然ジモティなので、一連のさぬきうどんブームの前からうどん店巡りをしており、ボクの詰め込み知識とは違って、うどんと共に人生を歩んできたツワモノである。 このNさんも例の「山」にも度々行ってくれているらしく、美味しいと言ってくれている。このNさん、度々ボクのブログも見てくれており、結構レポートした店を検証に出かけて(笑)くれるのだ。このNさんと毎日恒例のうどん情報交換をしていた時のことだった。 「ねえねえ、庵治に他に店知ってる?」と何気なく尋ねた時だったのだが「○長、『番所(ばんしょ)』って言ったことあります?」とNさんからの回答。この人・・・絶対に答えを持ってるな〜と関心。 「ないね〜どこにあるの?」とボク。「映画ロケの防波堤に行くクランクになってるあたりですよ」とNさん。「ああ、ブランコの下あたり?」「そうですそうです」。なんだかボク・・・ホント地の人みたいな会話だな? この会話を覚えており、くまちんさんとうどん巡りをした次の日の日曜日、いつもの通り庵治の海でひと泳ぎした後に訪問してみることになった。半島の東側から真ん中を突っ切って西側に出る。その途中に「山」があるのだが、この日は前日くまちんさんとお邪魔したこともあって失礼することにした。 庵治の町・・・ 実は前日くまちんさんと場所だけ確認してたのだが・・・あった! うお!ここか!? 「番所」というのは要は当時で言う「海上保安庁」みたいなところらしく、瀬戸内海の取締りをしていたらしい。詳しくは「番所」のHP参照のこと。 なんだか小豆島の「二十四の瞳」の岬の小学校みたいだな(笑)。車を止めると奥さんが出てきてウチの車のナンバーを見て「遠くからいらしたのね〜」と笑顔で迎えてくれた。しっかし早く「香川ナンバー」にしたいな〜転勤でこっちに来てるという説明が面倒だ(笑)。 奥さんに誘われて店内へ・・・なんだ!?こりゃ!?網元だ・・・。 網やら銛やらがいろいろ置いてある。そして靴を脱いでメインダイニングへ(笑)。 囲炉裏端!?ここで食べるの?くつろぐな!! 天井はこんな感じ・・・。たっけ〜! ここはワイワイガヤガヤ食べるうどん店とは違って、お客人を一人一人もてなす感じの店内で、この時の客はボク達家族だけで、ダイニング担当のオバちゃんが「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケの紹介ビデオを流してくれた。この「番所」にはお寺の看板(?)もあり、お寺も兼務しているらしいのだが、「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケでは(ボク映画の内容良く知らないの・・・)校長先生の葬儀を執り行った場所ということで、このメインダイニングは俳優達の休憩所だったとのこと。 実はかの「釣りバカ日誌」の栄えある第一話は、ここ庵治の港で撮影されているらしく、いまだに西田敏行や、「セカチュー」の山崎努あたりが店に寄るらしい。 メニューはこんな感じで、全体的にお値段は高め。まずは“あさりうどん大盛り”を注文してみることに。妻は同普通サイズ。子供達は“ざる”。大人と子供の格差を見せ付けなければ! 出来上がるのに時間がかかりそうだな〜!ってことで「番所」の敷地を散策する。この建物のシンボルは この煙突。 これは当時あがった魚の塩抜きをするための煙突で、煙突の根っこには石をくりぬいた大きな釜がある。 現在は金魚ちゃん達がすいすい泳いでいらっしゃいますが・・・。 前述のNさんが「あっこのご主人はウンチクがすごいですよ」と言ってたのだが、確かにここのご主人は色々説明してくれる。この店に誇りを持っているんだね。でもこんなうどん屋もあるんだな〜さぬきうどんって形に囚われないんだねってあらためて感じちゃうのだ。 そろそろ“あさりうどん”が出来たようだ。離れの厨房からご主人がメインダイニング(笑)に運んでくれた。おお!これが“あさりうどん”!温かいうどんかと思いきや、つけ汁タイプなんだね!? そしてご主人・・・。運び終わった後、囲炉裏に膝をついてお隣で解説を始めた(笑)。これがNさんの言うウンチクか!なんでもさぬきうどんは西の方はいりこ出汁で、東の方はカツオと昆布出汁を使うが、本来カツオなんてこの地域では獲れないのだそうだ(そりゃそうだ・・・瀬戸内海だもんね)。だから本来この地区では瀬戸内海で獲れた小魚を乾燥させて出汁をとっていたということで、ここ「番所」の出汁は古来の製法に則って作っているということ・・・。 こちらをご覧あれ! さてまさに「くいしん坊バンザイ」状態となったボクらは早速自慢の出汁にうどんを投入する。 そしてずずず・・・・おお!ずずず・・・・おおお!出汁がうまーい!余りの出汁の美味しさに麺の方は忘れてしまうくらいだ。「これ美味しい〜」と言葉を発すると、3倍の言葉が返ってくる(笑)。でも素直にこの出汁は美味しい。今までいろいろなつけ出汁を食べてきたが、ここの味は初めてである。 もう気分は友竹正則だ!キッコーマンだ!でも「くいしん坊バンザイ」って番組で一番くいしん坊だったのは9代目山下真司らしい。さすがにあれだけ食べると「これはちょっとな・・・」って料理もあるらしいのだが、山下真司だけはどんな料理も本当に「美味い!美味い!」って平らげてしまうのだそうな・・・。恐るべしスクールウオーズ!恐るべしイソップっ〜! ちょっと量は少なめで、大盛りでもちょっと足りないかなって思っちゃう感じだ。出汁にコストを全力投入しているといった感じ・・・。でもこの出汁は一度体験してもらいたい。ボクは「ご飯にかけてぇ〜」を店で連発したという妻からの証言もあったくらいだ(笑)。 ボクらの満足顔を見てご主人もようやく腰を上げ厨房に戻っていく(笑)。是非うどんだけで「料亭感覚」を味わいたいなら迷わずこの店へ!女将ならぬ大将が傍らで色々説明してくれて、うどんの知識もUP出来る・・・。でも決して仕事途中の忙しい時に寄らないよう注意しておく。イライラして「あー!仕事にもどるよ!」って出て行っちゃうかも? いやいやホントさぬきうどんに足を突っ込むと、うどんのワンダーランドから足が抜けないな・・・。 <お店紹介>
「番所(ばんしょ)」 営業時間11:00〜15:00 17:00〜21:00は地元の料理も食べられる。 不定休!わがまま! |
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2009年07月25日
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