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お友達の「北の旅人」さんが今週来高するのだが、その旅人さんがついに「讃岐で食べたい店一覧」を発表した。北海道在住なのになんでそんなに食べ歩いているの???と不思議に思ってしまうくらい、さぬきうどん店を食べ歩いている。まさに「旅人」の面目躍如である。 その旅人さんのリストに「玉藻うどん」の名前を見つけた。実はこの店は1月末に訪問しているので、「旅人」さんのための緊急レポート的に紹介する。ボクの記事にもよく出てくる我が社の教育担当のNさん(女性)。めちゃめちゃうどん通で「うどんならNさんに聞け!」が我が社の合言葉となっているくらいで、一度記事でも紹介したが「年越しそば」を会社で振舞ってくれたのもこのNさんだ。そのNさんが以前「○長〜あっこのうどんは結構いけますよ〜」と話してくれたことを思い出した。 この日は土曜日出勤で、本当は「風月」に行こうと思っていたのだ。これもよく登場するI△長、十字軍のH二等兵とK三等兵を伴い寒空の下、コートも着ずに猫背で「風月」に向かった。時間は12:30。 会社から徒歩3分、歩くのが嫌いな香川県人にはギリギリの距離だ(笑)。すると! 「玉切れ!」の文字! なぬぅぅぅ〜!コラ!「風月」!日露戦争の乃木第三軍じゃないんだから、玉切れはよしてくれ!まだ開店して1時間半だろ!? 「うらで蕎麦でも食おーよ」と提案したが、十字軍若手のお腹はもう“うどんモード”になっているらしい。「うどんが食べたいです!」と普段は控えめな若手隊員もこの日は頑固だ(笑)。「しかたねーなー。車出して『麺蔵』でもいくか!」とボクの車に火を点け、スクランブル発進をした。 するとI△長が「この前支店長と昼飯食ったんですが、北浜のとこにある『玉藻』とか言ううどん屋が美味ったですよ〜」と教えてくれた。まさか・・・そこがNさんの・・・。「それだぁぁぁ!」とボクが社内で絶叫した。もう目的地は決まってしまった。 「天ぷらが美味いんですよ〜フグの天ぷらとかあって・・・」とI△長が言うと、もう若手隊員のボルテージは上がりまくり。「んんん・・・ててっ・・・天ぷら・・・」と犬が唸るように声を絞り出すH二等兵。車は一路北浜方面へ。 夜にこの近辺に行くと、ネオンに彩られた一帯に目を奪われる。じつはこの「玉藻うどん」を一筋進むとそこは“高松の性の社交場”城東町に行き着くのだ。ここは高松の風俗が全て集約された不夜城で、この近くで誰かに目撃されると「お前・・・行ったね・・・」と言われかねない。東京で「吉原」を風俗(東京ではカテゴリー別に街の名前が違うのだが)の代名詞とするように、高松では城東町が風俗の隠語である。更に付け加えるならば、当然未踏の地である(ホントだよ〜)!? さて「玉藻うどん」の駐車場に到着。もう若手はいきり立っているぞ! おお!店に入るとカウンターだけの港の食堂といった感じ。そしてなにやらおっちゃんも強面。壁にいろいろな天ぷらラインナップが貼ってあるが、注文を急かすのでゆっくり選んでいる暇がない(笑)。「うううう・・・ううう・・・肉うどん!」なんでやぁ〜ぁぁぁぁ!? やってもうた!また“肉うどん”を注文しちゃったじゃないか?なんで天ぷらを食べないのだ!だいちゅけ!と、ゾフィーのウルトラマン達への尋問の様に呟くボク。そしてうどん十字軍のメンバーは、禁じ手の「“かけ”に“ミニ天丼”つけてくださ〜い」って、魅惑の天丼まで付加しているではないか!お前らの腹はブラックホールかぁぁ!オレも本当は“天丼”を食べたいぞ!!! ちょっと傷心を引きずりながらうどんを待つ・・・。店内はこんな感じ。 そして大将が天ぷらを揚げ始める・・・なんだよ〜天ぷらへの想いが更に倍加しちゃうじゃないか! じゅわぁぁ〜と天ぷらを揚げる音が店内に広がる。まさに港で上がったばかりの魚を揚げているという感覚に襲われる。そしてTVでは吉本新喜劇・・・。ここは関西なんだ・・・。吉本って嫌いじゃないけど、やっぱ関東人には違和感を覚えちゃうんだよね。あとボスが大好きな「探偵ナイトスクープ」(笑)。関東では日曜の昼の2:00位にやってたかな。あのB級の内容と相まって、あの番組がやっている時間にテレビを観てると「おれ・・・堕ちたな・・・ダラダラしてるわ・・・今日」と思ったものだ。 さてうどんがやってきた! なんでボクだけ・・・天ぷらでなく“肉”なんだ!?キン肉マンか!?GO!GO!マッソー(マッスル)!でも“肉うどん”も、超ぉ〜美味そう! ぐいーん!美しい! もう周りの天ぷらなんて見えないよ!うどんがここにある!それだけだ!いくぜ! ずずず・・・ずずず・・・やべ!ずずず・・・ずずず・・・美味いぞ・・・これ?ずずず・・・どんどんお腹の中に入っていく。細めで柔らか過ぎず、硬すぎず、なめらかなうどんだ。中村ファミリーのグミ系とはまた違ったしなやかさ。こんな所にこんなうどんが眠っていたのか・・・。さらなるさぬきうどんの懐の深さを感じた。 隣では十字軍の若手が“天丼”に心を奪われているではないか・・・。天丼のサイドメニューにうどんじゃないぞ!うどんのサイドメニューが天丼なんだからな(怒)。なんだか天ぷらがない僻みの様だ(笑)。すると・・・。 「天ぷら食べてください」と、天ぷら単品を注文していたI△長が・・・。なんて優しいんだ〜! はふはふ・・・はふはふ・・・「いや〜天ぷらって、本当に美味しいですね」って水野晴男か!? ここのうどんは場所と違って凄く女性っぽい滑らかなうどんだ。勝手な印象のせいか、港町には何故か女性っぽいうどんがある気がする。坂出の「とらや」の“明うどん”なんてそうだし、丸亀の「夢う」もそんな感じ・・・。港のヨーコヨコハマヨコスカって奴ですか?? 期待以上のうどんで大満足!後日妻にも紹介したので、平日三男と食べに来たようだ。 「ごちそーさま」と店内を出ると・・・。 目の前は不夜城・・・。福永の「風のインビテーション」が頭の中をよぎる・・・。 <お店紹介>
「玉藻うどん」高松市北浜町13−11 営業時間 平日 11:00〜14:00 土日祝11:00〜15:00 木曜定休 |
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今回はちょっと失敗の巻。1月のある日、高松市とさぬき市の境にある牟礼の町にお客様を尋ねることになった。この牟礼という町には度々紹介している“牡蠣焼き”の店があったり、我が社の拠点もある。 この日の手続きの約束は14:00。お客様の会社で真っ青な瀬戸内海を眺めつつ話し込んでいたら、いつの間にか15:00になってしまった。 もうちょっと早めに終わったら「山」にでも行こうと思ってたのだが、15:00になっちゃったらさすがに玉切れだろうということで、国道沿いのこの店に行くことにした。 「うどん商人」???「つづみ屋」???どちらが本当の名前なんだ!?鮮やかな赤の看板が青空に映えていて美しい。このお店は香川・岡山の情報番組「ニョッキン7(セブン)」でも、つい最近紹介されていたし、お友達も何人かこの店を紹介していて、みな好意的な感想だ。ならば!挑戦!ということで、この「うどん商人」へ。 余談だが、ここに隣接している「Canadian」って喫茶にはよく寄ることがあり、オムライスやカレーを食べたことがある。この喫茶店は牟礼の拠点の従業員の“悩み相談室”的な場所で、半日ぐらいこの喫茶店に入り浸ることもしばしば・・・。 ボクの愛読している作家の一人に宮城谷昌光(みやぎたにまさみつ)がいる。この前直木賞の発表の際に、審査員になっていたのでビックリしたが、もう10年来愛読させてもらっている。中国の歴史小説が多く、彼の作品はほぼ読んでいる。その中で「商人」の語源について言及した部分があった。世界史をやった人はちょっとだけ覚えているかもしれないけど、中国の王朝は「殷(いん)−周(しゅう)−春秋戦国時代−秦(しん)−漢・・・」って進んでいくのだが、この殷(いん)は別名(商)っていう呼び方をされる。この商の国の人が、他国と物々交換を行うようになったことから「商売」「商人」という言葉になったらしい。 ちなみにこの商王朝の最後の王が「紂王(ちゅうおう)」と言うが、この人が酒の池を作って、船を浮かべ愛人達を裸で集わせ、贅を尽くした様が「酒池肉林(しゅちにくりん)」という言葉として現在も残っている。まあこんなことだから、周の革命により商王朝は幕を閉じることになるのだが。 さて暖簾をくぐり店内に・・・。「いらっしゃいませ」と元気な声がかかる。15:00なのに三組程がうどんを食べている。どう見ても地元のおじさんだ。メニューは非常に種類が多く悩んでしまったのだが、店員のお兄ちゃんが笑顔で注文を取りに来てくれたので「何が人気なの?」と気軽に聞くことが出来た。 「“かき揚げぶっかけ”です!」と言い切ったので、迷わず「それ!」って注文した(笑)。「何玉にされますか?」ってオイオイそんなに食べそうに見えるのかな(笑)?うーん・・・「ダイエット中だからな〜(笑)」と、飲食店で使う常套句で応戦。「1.5玉も出来ますよ」と、おにいちゃんが言うので「じゃそれ!」って1.5玉(550円+50円)に落ち着いた。 待っている間、北方謙三の「楊令伝」でハートを熱くしていると、キタっーぁ!! でっけー!なんだこれは?ギャグか?巨大すぎねぇか?東かがわの「大浜」や三豊の「渡辺」、香南の「もり屋」並みの巨大かき揚げだ。これは撮影だろ?と“しゃり〜ん♪”していたら、後ろを通ったお兄ちゃんが笑顔で「有難うございます・・・」って呟いた。おお!感じのいい店だな〜、これでうどんが美味かったら、リピーターになっちゃうぞ! よしぐいーんだ! いただきまーす!ずずず・・・ずずず・・・。ずずず・・・ずずず・・・。「・・・・・」。 そんな・・・。ずずず・・・ずずず・・・。「・・・・・」。 仮死状態でした。 時間も15:00と言うこともあり、作り置きだったのかな?ちょっとこの麺を1.5玉はキツイな。ずずず・・・ずずず・・・。ふぅ〜・・・。このかき揚げに挑戦していくのか・・・。ええい!かき揚げの森に踏み入るぞ! こここの一回で評価しちゃいけない店だと思った。時間が悪かったな。家族でも入りやすい店だから、もう一回違う時間にチャレンジして、この店のいいところを見つけたい。あれだけ番組にも取り上げられる店だから、本当はかなり美味いんだと思っている。でもちょっとかき揚げを残してしまった(泣)。 「ありがとうございました」と笑顔で送られた後、青空を見上げて“真っ赤な看板”を見れば見る程、「こんな筈はない!」と思うのだった。 さぬきうどんは時間とかタイミングが非常で、繁盛店はお客の回転がいいので、茹で上がった麺を水で締めた状態で、置いて置く時間が短く、いつでもイイ状態の麺が食べられるのだが、空いている店は、作り置きの時間が長く、ふにゃふにゃの麺が出てくるケースが出てくる。それゆえ“混んでいる店”は美味いと言うことは理にかなっている。ただ丸亀の「味見亭」の様に、セルフの店でも空いている時は、客が注文してから茹で始める良心的な店もある。 「味見亭」で言うならば、「え〜待つの〜・・・」って言う客を、大将の強面の顔が黙らせるシステムが出来上がっているので、問題はないようだ(笑)。 <お店紹介>
「つづみ屋」高松市牟礼町大町1310−1 営業時間 平日10:00〜20:00 土日祝8:00〜20:00 年中無休 |
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