ほりごた!

今さら平沢進師匠にハマる。

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PM2.5に始まり、鳥インフルエンザときて、毎度中国さんには悩まされておりますね。



今回は鳥インフルエンザの何が恐ろしいのかというお話をしていきたいと思います。
私も鶏を実験で取り扱う立場の人間です故、たまには戒めておきましょう。

まず、インフルエンザというのは、インフルエンザウィルスに感染することによって起こる疾病です。
ウィルスは遺伝子とタンパク質の骨格によって構成され、他の生き物の細胞に自分の遺伝子を流し込むことによって、自身を複製します。
他の生き物を経由しないと自力で自身を複製できないため、ウィルスは「無生物」として取り扱われています。
以上のようにでウィルスは細胞、ひいては細胞の塊である生き物を破壊することによってのみ増殖できるわけです。

さて、話を戻しましてインフルエンザなのですが、インフルエンザウィルスはそもそもトリを宿主とするウィルスです。
よって、鳥インフルエンザと騒がれているウィルスも、ヒトに感染する、香港何型とかいうウィルスも、元をたどれば、トリが持っていたウィルスだと考えられています。


そいじゃあ鳥インフルエンザって何が他のインフルエンザと違うんじゃい、ということなんですが、決定的な違いは「鳥を殺す」というところにあります。

ウィルスというのは、基本的に宿主に「寄生」することで、じわじわ自身を複製します。
よって、自身の複製を継続するためには、宿主に死んでもらっては困るのです。
先ほども言った通り、ウィルスは自力での増殖手段を持ちません。生かさず殺さずで、ちょっとずつ増えていくのです。

そんな風に、宿主を急激に殺すことが稀なはずのウィルスが、本来の宿主であるトリを一瞬で殺してしまうほどの供毒性を持っているからこそ、鳥インフルエンザはこれほど恐ろしいのです。

本来の宿主を殺すほどの毒性⇒本来の宿主でないヒト等の哺乳類はひとたまりもない

という図式です。



さて、こんなふうに鳥インフルエンザが強毒性を持つようになった理由としては、養鶏場の影響が考えられています。
養鶏場では、自然ではありえない密度で鶏を飼育しています。その密度は1m2当たりに十羽近くというレベルです。これほど密に宿主がいるのですから、ウィルスの方も手加減せずに全力の毒性を出し、宿主を殺しては次の鶏に感染していくように変異したのでしょう。



まあ、そんな感じで鳥インフルエンザに関する雑な解説でした。
中国から新型の鳥インフルエンザがきちゃうと、実験動物の取り扱いが今より厳しくなっちゃうのでやめて欲しいなあと心に念じることしかできない私でした。

閉じる コメント(2)

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人間のインフルエンザは、確か鳥のインフルエンザウイルスが人間の体内で変異した物だと聞いた事がありますが・・・違いましたっけ?

2013/4/21(日) 午後 11:50 [ 新・ドラドラ改 ]

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>ドラドラさん
お久しぶりです。
文中にも書きましたが、

>鳥インフルエンザと騒がれているウィルスも、ヒトに感染する、香港何型とかいうウィルスも、元をたどれば、トリが持っていたウィルスだと考えられています。

と書いたように、トリの持っていたものが変異し、人間に感染しやすくなったものが、一般的なインフルエンザです。そいつと鳥インフルエンザの違いは説明した通りです。

2013/4/22(月) 午前 0:30 [ もふもふしっぽ ]


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