だから固定電話のみの調査でも全体の世論として受け取っても良いと言うものだ。 ▼ しかしこの論調には穴がある。固定電話に出ない人達が大勢いるということだ。特に単身者は昼間に固定電話にかけられても出ないであろうし、発信元が不明である電話に出ない人は多い。何十年も前から大きく変わったのは携帯電話の保有台数だけではない、一世帯当たりの人数も変わったのだ。固定電話は持ってはいるが調査の電話がかかってくる時間には家にいない(有効回答にならない)人が多いのだ。
▼ 新聞の世論調査に批判が上がっているのは、ネットとの数字が違いすぎるというものもあるが、自分の感覚と違うというものもあるだろう。そういう人たちはネットを利用している人達が多いと考える。新聞だけ読みTVだけ見るという人達は新聞の調査をそれなりに受け取るのでは無いだろうか。
自分自身もそうであるが、ネットで情報を取得し始めてから政治への関心が高まり現状の政治に対しての不満も意見も多くなった。積極的な情報取得が自分の意見を補強するようになったと感じる。
▼ 新聞の世論調査は日中に固定電話に対して行われる、一度で回答する人はまず無職、老人、専業主婦であろう。不在であればかけなおすと言っているがそもそも調査期間は2日であることが多く、果たしてかけなおしてもヒットする確立は低い。
つまりはインターネットと程遠い層に対してのヒットが多くなり、インターネットユーザーの意見は入りにくいと思われる。携帯電話がどうのと言うのではなくネットユーザーの意見が入りにくいのである。
▼ ネットで行われている調査はユーザーが能動的に出向いて行われるもので、小沢のニコ動も小沢に否定的なユーザーはそもそも見ない。ネットとはTVで言うとチャンネル見たいなもので、NHKの番組中に「あなたはNHKをよく見ますか、NHKに期待しますか」などというアンケートを取ると偏った数字になることと同じだ。
つまりネットの世論調査はユーザーというグループ調査の傾向がある、だが例えば実際の世論を2分する対立意見があれば、ネットでも50%50%の意見になるものだ。特に記事や掲示板のスレッド、スレッド内の書き込みも半々になる。ところが今の政権批判は擁護のスレッドも書き込みも無い、数少ない小沢持ち上げのネット番組だけで小沢の支持率を見て「ネットではこうだ」と言い切るのは大間違い。
▼ >誰でも回答できる調査は、無作為抽出の世論調査とは根本的に性格が異なるし、同じ人が何回も答えられる場合も多い。ネット調査は、回答者に限った意見の分布を示すだけで、有権者全体の意見の分布を示す「世論」と同一視できない。
こういう嘘をさらっと書いて自分の意見を正当化する意見にもネットを知らない人達は騙されてしまうのであろう。 何度も投票できるネット調査など本当に稀だ、確かに昔はあった(田代砲を撃つようなことで得票できる調査もあった)が誰もそれを見て正しい調査結果だとは思わないのだ。
昔はNYタイムスかどこかのネット調査で田代まさしがその年の世界を代表する有名人になったが、誰も信用してはいないだろう。
ネット世論は日本の「平均的意見」ではなく「自分の意見を言いたい人達の意見」なのだ。意見が無い人達はそもそも書き込まない。
ネットこそがオピニオンリーダーとしての役割を担いつつあるのだ。