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安藤広重 東海道五十三次 赤坂『旅宿招婦の図』
▼ 旧東海道を京都から東京(江戸)へと下道でドライブする旅を断続的にやっているのだが、当初想像していた旅とは違うことに気が付いた。
現在関西に在住している自分にとっては京都や奈良のように古い建築物を簡単に見ることが出来る。木曽や信州中仙道を旅したときも歴史建造物を残した場所を訪れているのだから、旧街道はそういうものだと勝手に思い込んでいた。簡単に言えば東海道五十三次はそれぞれ各地に当時の建造物や本陣、資料館、松並木が残されていると思っていたのだ。
ところがどっこい、今まで訪れた観光地は「その歴史が残されているから有名」であった訳で、中仙道で言うと奈良井、妻籠、馬籠などのような場所ばかりを廻っていればそうでもあろうが、実際は残されていない宿のあるわけで。その訪れる場所により何らかのテーマが必要であると理解した。
現在までこのパターンで来ている
① 京都(三条大橋)〜大津〜草津〜石部
② 水口〜土山〜坂下〜関
③ 亀山〜庄野〜石薬師〜四日市〜桑名〜(泊)〜宮〜鳴海〜池鮒鯉
初回の行程では京都もあるし大津の琵琶湖、草津の追分と姥が餅。
2回目は関の町並み(五十三次で一番大きいと思われる歴史的町並み)。
3回目は伊勢神宮、熱田神宮をオプションに。
さて問題はこれからだ。愛知県の東から静岡に至る行程に観光の山が見つけられない、富士山が見えるようになればまた違った旅情も沸くのだろうが。
自分は関西と首都圏にしか住んだことが無く東海地方の良さを知らない、つまり無知なのだ。
そこで必死になって(?)検索して行くと旅籠大橋屋を見つけた。なんと江戸時代中期から赤坂宿の当地で旅籠を営んでおられるそうで元の屋号を「伊右ェ門鯉屋」と言うそうな。ここは五十三次の浮世絵に描かれているそのものが現存する。現在に残り旅籠旅館として営業を続けているのは日本でここだけ、それも東海道五十三次の赤坂宿はこの旅籠情景。
ネットで予約状況を見ようとすると不能、どうやらネット対応していないようだ。そこで宿泊日に2週間を切っているにも関わらずTELして見た。何と一部屋だけ空いていたのだ。つまり今度の行程のポイントは【五十三次に描かれている旅籠「大橋屋」に宿泊する】ということに決定。
次の考えどころは「鰻を食す」ということ。浜松の街BBSを覗くと当地で提供される鰻は価格が高いという、周辺地域より3割は高いと。家内曰く安くて美味しい鰻なら明石にもある、3000円以上出せばたいがいの店は旨いに決まっている。しかしそれでは話のネタにはならない、観光地価格であろうと現地で食すべきではないだろうか。こういうことは鴨がねぎをしょって行くようなものなのだろうか。
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東海道53次
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