クール宅急便、常温で仕分け ヤマト運輸、荷物27度に 【中村信義】宅配便最大手ヤマト運輸の東京都内にある複数の営業所が、「クール宅急便」で預かった荷物を外気と同じ環境で仕分けていたことが、朝日新聞が入手した動画などからわかった。同社は「食品の安全にも関わり極めて不適切」として、基本ルールを徹底するよう全社員に通知するとともに、実態の調査を始めた。
ヤマトの複数の営業所内で撮られた動画には、保冷用コンテナが開けっ放しになったまま、作業員が仕分けをする様子が収められている。「冷蔵」と書かれたシールが貼られた荷物がコンテナ外に置かれたままになっている場面もある。 現場をよく知る同社関係者が今秋に撮影したこの動画を、朝日新聞に提供した。この関係者は8月に、温度の変化を測定・記録できる機器をクールの荷物の箱に入れ、自ら発送。その記録によると、午前6時台までは11度台だったが、7時40分前後から上昇し、50分ごろには20度を突破。8時10分前後に27度を記録した後に徐々に下がり、8時50分前後には再び11度台に戻った ▼ この記事を読んだ人たちは、宅急便というものが自分の生活に身近なものだから内容に食いついてしまい、宅配便の内情のいい加減さや佐川、ゆうパックとの比較に話題が行ってしまう。
それではこの記事に信憑性はあるのだろうか、この関係者の告発をただ単に検証せず記事にして良いものだろうか。
本来はこの告発(内部)は事実かどうかをマスコミが検証しなければいけない。確かに冷蔵便の荷物を外で仕分けしているセンターは確かにあるだろう。だからヤマトや佐川、郵政に問い詰めればゲロするかもしれない、実際に関係者から話も聞けるだろう。だがこの記事は検証をしていない、リークの数字をそのまま垂れ流しているだけだ。このようなまことしやかな数字を書くと読者は本当のことだと信じてしまう。
別に自分はヤマトなどの関係者ではないことを言っておく。
こういうことを記事にするなら、そのリークが真実かどうかを検証してから記事にすべきだ。例えば朝日新聞が独自にヤマト、佐川、ゆうパックの各社を使い、同じように冷蔵便を10個づつ発送する実験を行う。その結果を数字にするのは分かるが、リークの数字をまんま書くとは。
さらにこのリークの冷蔵便には変な部分が多くある、まず箱内部の温度が11℃であったこと。冷蔵便は0℃〜5℃のはず、つまり冷蔵庫に入っていない。さらに7時40分から11℃台から一挙に8時10分に27℃まで上昇している。冷蔵便の温度管理は、箱の内部の温度が冷蔵範囲になっているはずで外気ではない。箱内部の温度が30分で16℃も上昇するなんて中に何も入っていないのかよ。ここまで異常な上昇をするのは異常環境(例えば直射日光にあたる状態)かもしれず、それは通常の取り扱い範囲なのか理解できない。
▼ あまりに朝日新聞のジャーナリズムのいい加減さに頭にきて、知り合いの流通業者のセンター長に聞いたら、この冷蔵取り扱いは普通は無いと言っていた。そしてその会社では自己調査として振動計やピンホールカメラを入れた荷物を発送して回収すると匂わせていた。
余りにもいい加減なリークを載せたものだと思う、本当だとしてもだ。
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劣化する日本(報道)
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