電気自動車はどこで走るのか
充電スタンドのインフラ網整備ができる国がどれほどあるのやら
本格化する改造EVビジネス
EV改造普及を目指して
さて、急速に普及しつつある改造EVであるが、今後、ペースを加速するためには大幅なコスト低減が必要である。
目標は、現在の半額。つまり、廉価版の鉛バッテリー仕様なら現在の約100万円から50万円へ、高性能版のリチウムイオン電池モデルなら200万円から100万円に下げることが目安になる。中長期的にはバッテリー価格が下がっていくと予想されるので、将来間違いなく実現できるが、それまでの間は支援策が必要だ。日産自動車が年内に発売するEV「リーフ」の場合も、通常販売価格は376万円にもなるが、補助金を活用すると299万円と、300万円を切る。この方式を改造EVに当てはめれば、改造費50万円でEVを手に入れることができるようになる。
米EVベンチャーのテスラ モーターズは2010年11月、アジアで初のショールーム「Tesla Tokyo Aoyama Showroom」をオープンした。同社が日本で販売するEV「ロードスター」は、経済産業省の補助金の対象になっている。日本での販売価格は1280万円からだが、最大で324万円の補助金が支給される。
私自身は、テスラの功績を高く評価し、日本進出を歓迎しているが、この補助金には少し疑問を持っている。本来、この補助金はCO2の削減を推進するために支給されるものだ。1台1000万円を超すような超高級車が数十台売れてもCO2削減への効果は微々たるものだ。それよりも政府には、改造費100万円で、CO2削減と省資源に大きく貢献する改造EVへの補助金を考えてもらいたい。
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▼ 電気自動車ビジネスが沸き起こっている。現在の価格は376万円(税込み395万円)らしいがこの半額あたりを目標にするらしい。しかし高い、この問題に中古改造で対応する電気自動車改造ビジネスがメインとはある程度納得できる。
一般のガソリン車のエンジンやタンクを取り外しモーターやバッテリーに取り替えると鉛電池(今のバッテリーのようなもの)で改造費は100万円という。中古車の本体価格が改造後にある程度寿命がある低年式では50万円ほどだとすると150万で手に入ることになる。ビジネス使用を前提とすればペイ出来そうな価格帯ではあるのだが積極的に改造して費用対効果があるのだろうか、なにせビジネスは金の算段が一番なのだから。
▼ この電気自動車ビジネスは日本では大きな産業転換と捉えられているようだ、2050年には全ての自動車がEVになるという話もあるがはたしてそうだろうか。
今の日本の自動車産業は日本国内の販売分だけを生産しているのではない。全世界的にEVが売れるのかという問題となるだろう。
日本のように全国に電気供給網が張り巡らされており充電スタンドが作れる地域ではEVも走れる、しかしどれだけの国がそのインフラ整備をしてまでEVにシフトするのであろうか。
日本の自動車産業は中国インドなど新興国に対しての販売にシフトしている。とすれば充電スタンドのインフラ整備を期待できる国ではなく低価格のガソリン車やディーゼル車を生産することになる。日本に充電インフラ整備された後日本の中にある工場ではガソリン車を作って売ることはなくなるかもしれない。
EV車ガ広まりガソリン車が減れば既存のガソリンは売れなくなる、充電は自宅中心になるのだからガソリンスタンドは経営難から激減する。そうなれば最早ガソリン車が走れなくなる。大型トラックなどは簡単にはEV化できないだろうに。
▼ 日本は技術が優れているという自負の部分に落とし穴がある。自動車産業の中にいる人はそれなりにマーケティングを行っているかもしれないが、本当に電気自動車にシフトしてしまって自動車産業は大丈夫なのだろうか。
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