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初動の遅れはどこの責任なのか?宮崎口蹄疫
▼ 宮崎県で発生した口蹄疫がえらいことになっている。東国原知事が非常事態宣言を出したという話もある。世間では政府の初動体制が出来ていなかった、赤松農相の対応指示が遅れたという批判があり当人は否定している(自己防衛だな)。
ネットのサイトには2000年の口蹄疫の発生時点の対応と今年の対応が詳しく書かれているのでそれを参考にさせてもらって、自分なりに考えてみた。
参考サイト
口てい疫(口蹄疫)について(横浜市衛生研究所)
▼ 初動が問題となるのであれば、口蹄疫の潜伏期間と発見、その直後の支持対処がどうであったかを調べてみた。
横浜市衛生研究所の記事
>病原体である口蹄疫ウイルス(FMD virus : FMDV)が体内に入ってから症状が出現するまでの期間(潜伏期間)は、24時間から10日ぐらいまでで、それ以上のときもあります。平均的には、3-6日です。
> 予防としては、人間が口てい疫(口蹄疫)をウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、シカなどの間で広げてしまわないことが一つの目的になります。口てい疫(口蹄疫)になる可能性のあるウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、シカなどとの接触を控えましょう。
> 口てい疫(口蹄疫)の流行地に行くのは、控えましょう。「立ち入り禁止」の表示に従いましょう。消毒の指示に従いましょう。 > 口てい疫(口蹄疫)のウイルスは、人間の鼻やのどの中に数日とどまってから出て来る可能性があります。口てい疫(口蹄疫)の流行地から帰ってから5日以上経過するまでは、動物と接触するのは止めましょう。 この記事からも発見され次第強い対策が取られなければならないことが分かる。
> 英国で口てい疫(口蹄疫)が発生した場合の対処法は以下の通りです。まず、24時間以内に、口てい疫(口蹄疫)が発生した農場の口てい疫(口蹄疫)に感染する恐れがある動物をすべて処分します。次いで、48時間以内に、その隣の農場でも口てい疫(口蹄疫)に感染する恐れがある動物をすべて処分します。動物の死骸については、決められた方法で焼却・埋める等されます。
英国では2001年に口蹄疫が流行し1400万頭以上の家畜が殺処分になったそうだ。恐ろしい数字だ。
そこで10年前の対応と今年の対応の違いだが
・今年は4月9日に疑いのある事例が報告され、その時点では陽性と確認されなかった(後日確認)
このことは結果として分からなかったのだから(本来は分かって欲しかった)県や国の責任ではない。
[1日目] 2000年は感染の疑いが発表されたその日(3月25日)に県と国が対策本部を設置。半径20kmの
2010年(今年4月20日)は県レベルでは2000年とほとんど同じ対処、国は県の対処を見て農林水
6頭感染疑い。続けて、疑い3例目。農家周辺の通行制限・消毒。民主党3議員が東国原知事 を訪問、県の対応の説明を受ける。「政務三役に伝える」と返答。続けて、川南町訪問、町長から予算 措置の要望。自民党議員、県庁訪問。
▼ この初日と2日目の対応で違うところは、2000年は交通を遮断したこと、翌日県内11ヶ所に消毒設備を設置したが、今年は半径10kmで2ヶ所20kmで2ヶ所の4ヶ所しか車両消毒を行っていないということだ。今年の方が農家密集地で被害拡大の可能性は大きかったと予想されるのに。
今年は4月25日(発見から6日目)に7例目が報告されていることから、この7例目の牛は3日ほど前(4月22日)に感染したと予想され、防疫体制が不備であったと分かる。
▼ 赤松大臣がいくら弁解したとしてもパンデミックのスケールに対して初動の遅れや規模が足りなかったために汚染が広がったのは否めない。
この初動体制が充分であったと言うならいかに大臣の考えている防疫体制がお粗末で使い物にならないかと言うことだ。
GWに外遊したことは大きな影響は無いかもしれない、しかし初動が遅れたとしても4月25日に大規模な農場で発症が確認されたと言うことはパンデミックになっていると言うことが確認されたわけだから、GWの前にさらなる拡大を予想した対策が取られなかったのは失敗だ。
GWで外遊している間の代行者は社民党の福島大臣らしいが、何をしていたのだろうか、本業を放り出して沖縄の米軍基地反対ばかりやっていたと思う。
民主党は政治主導という看板で行政を押さえつけている、だから政治家が方向性を出さなければ役人は動こうにも動けなかったのではないだろうか。出来もしない政治主導という言葉で悦に入っていることがなんと馬鹿げたことであろうか。
少なくとも赤松大臣はことの重大さを認識していなかった、農林水産大臣として失格だ。 |
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2010年05月18日
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