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大阪市が策定中の「市政改革プラン」で、市内10カ所にある市民交流センターを平成26年度に全廃する方針を打ち出し、波紋を呼んでいる。いずれも市が同和対策事業で建設し、部落解放運動の拠点となった歴史を持つ施設。利用者や部落解放同盟大阪府連は廃止に強く反発しているが、橋下徹市長は「歴史的に終止符を打つべきだ」として方針を変えない構えだ。
国の同対事業が終了後、10年以上も市職員を派遣
廃止対象は、旧人権文化センター(解放会館)5施設▽旧青少年会館4施設▽旧地域老人福祉センター1施設−の計10施設でいずれも市が同和対策事業で建設。市は全廃の理由として、センターの利用率が全館平均で約50%にとどまっていることや、60代以上の利用が約4割を占め、多世代の交流が図られていないなどと説明。指定管理期間が終了する26年度に廃止し、年間約10億円の経費削減を見込んでいる。
市は昭和30(1955)〜50(1975)年代、「同和地区」に指定された市内12地区で、同様の拠点施設を40カ所以上建設。平成13(2001)年度に国の同和対策事業が終了した後も、市職員を派遣するなどして、これらの施設を運営していた。
しかし18年に、同和行政を巡る不祥事が相次いで問題化。関淳一市長(当時)は18年度予算で68億円計上していた同和対策関連事業費を、19年度予算で半減し、施設の運営についても見直す方針を打ち出した。
平松邦夫市長(当時)も22年度から、残っていた32施設を、10施設に再編統合して市民交流センターに衣替えし、交流促進事業や貸室事業を実施していた。
元解放同盟中央執行委員で、部落解放同盟大阪府連日之出支部の初代支部長を務めた大賀正行さん(74)は「50年かけてやってきたものがすべて壊されていくようで悲しい。ただ、同和事業にあぐらをかいていたわれわれの方にも反省点はある。今の流れは止められないかもしれないが、お年寄りの居場所だけは残してほしい」と訴える。
一方、橋下市長は「いわゆる被差別部落の問題をひとつひとつ解決していこうと思えば、役割を終えたものはできる限りなくし、普通の地域にしていくのが僕の手法。これからの時代、あのような形でハードを残す必要ない。むしろ残してはいけないと思っている」と話している。
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▼ 橋下さんはずっと同じことを言ってきた、差別を固定化する施設は無くすと。
12施設で年間10億円なので象徴的な建物なんだろう。こういう闇の表に出しにくい問題に切り込むことはやらない政治家がほとんど、経費の削減効果より自分の政治生命にマイナスになることが多いからだ。スタンドプレーでもやらない。
この人、本気で考えていたんだなと思う。
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2012年06月25日
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