▼ あんまり実際の仕事のことは書かないのだけれど、今日は珍しい御仁が入社してきたので書く。
その人は現在41歳、国家資格取得を目標に勉強にいそしむ毎日でその勉強に差し支えない仕事をやりたいとやってきたらしい。別にこの仕事が勉強と両立しやすい簡単な短時間業務とは思わないが、本人はそう考えたらしい。
関西では良く知られた私立大学卒業だがここ何年間かは正業についていない。過去に問題があろうと業務をまじめにこなしてくれれば、徐々に信頼もできる。とりあえず入社となった。
▼ ところが与えられた仕事の完成度が低い、時間がかかりすぎる。そこで注意をした。
そうしたら反発。「自分のやりたいようにやってよいと言ったじゃないですか」
確かにそうは言ったが仕事の完成度が低いとか、進捗状況が遅いとかは許容範囲があってオールフリーではない。仕事のレベル設定をするのはやっぱり現場であり新入社員が自分でレベルを決めるものではない。
▼ もう一つびっくりしたのは、新入社員のくせに指導者に対して「箸の上げ下げのような簡単なことまで言わないでくれ」と反発したことだ。
新入社員が先輩に対して言う言葉では無いと思う、まるで高校卒業の新入が世間知らずで自分の実力を省みず大口を叩いているようだった。
▼ 41歳と言えば就職氷河期の走りであろうか。普通に大学を卒業して就職したとしても勤続18年目、出世競争も目処がつきリストラ候補にも挙がる時代である。いまさら無職無経験の中年が取得できる国家資格を取ったとして、はたしてその資格だけで企業が採用してくれるだろうか。ましてちょっとコミュニケーションに障害がありそうな御仁なのだが。
色々な人が色々な人生観で生きているんだなあと思う。
自分が41歳の時には脱サラ独立して5年目、必死で働いてなんだか自営業と言ってもアルバイトの長時間労働と変わらないなと思っていた時代であった。
本当に必要なものは国家資格よりも社会人としてのコミュニケーション能力だと思う。