▼ 昨日の朝、出勤途中の車のラジオで参院選の政見放送を聞いた。別に聞きたかったわけではないが、京都の維新の会の候補だったのでどんなっことを言うのか初見だったので聞いた。
任天堂(京都だね)に勤めて世界を見て、自立して政界に身を投じたらしいが、政見放送は落第だった。
この人、文科系じゃない。政界に入った意気込みは「なんとなく分かるけれど」その熱情を『自分に投票してくれそうな有権者層』+『維新の会というネームバリュー』を生かしていないと感じた。
▼ 今の政治情勢で維新の会が抜け出るテーマは【地方分権】なのだ。これは間違っていない。
維新の会は地方自治体の首長経験者が多い、そして主張していることは「地方分権」。
この「地方分権」は掛け声は多いが実際はなかなか動かない、それは日本の人口の4割を占める首都圏の人たちが深層心理として反対しているからだ。地域間格差という、地方格差と言う、それは首都圏と地方の格差があるということ。首都圏は日本の富と情報と権力を一手に握った地域であり分権に反対だからだ。
日本維新の会が首都圏で人気が無いのは単に自分達の既得権益を潰される存在と認識しているから。これはマスコミもしかり政治もしかり、ネットでもしかりだ。
▼ ところが日本の形を省みてみる、戦後70年中央集権と地方分権のいがみ合いが続く、やっと大阪維新の会が出てきて関西広域連合が形になった。
日本は災害の国だ、国民がどういう判断をしようと避けられない天災だ起こる、特に大地震は国の将来を左右する。関東大震災の復興で国債を大量発行し国は苦しくなった。やがて外地に富を求めて出て行くようになる。阪神大震災の復興で日本の失われた10年が30年になる、東日本大震災で日本は一か八かの勝負をしなければいけなくなる、そして福島第一原発の事故だ。
大地震を止めることは出来ない、日本が背負った運命なのだ。
とすれば東南海トラフ3連動大地震も来ると考えて国を作らなければならないのは自明だ。
自民党の言う国家強靭化計画で堤防をつくるのも良い、しかしそれだけでは駄目だ。
今度の地震が起こったとき、東京と西日本は分断される。さらに東京も被災するので各地の復興に手が廻らない。各自治体は自分達で地震津波被害を防ぎ、そこから立ち直らなければならない。
つまり、日本は中央集権のシステムから地方分権のシステムに移行しなければならないのだ。災害に耐えうる自治体と個人作り。つまり自己責任なのだが、いつまでもお上に頼って政府がなんとかしてくれるという態度は変えなければならない。
▼ 日本維新の会が主張するのは、地方分権、それも 南海トラフ大震災が起こることを前提とした国作りが良いと思う。だから候補者は中央政治の2世候補でもなく中央官僚でもない。
自分は自民党の中央は駄目だとは思わない、中央官僚も駄目だとは思わない。しかし地方政治における自民党は駄目、地方の公務員も駄目だと断言する。
維新の会は地域政党の連合体というスタンスで自民党と対峙して欲しい。
京都の維新は反権力というテーマで共産党とかぶせてしまえばよかったのに。