6本のうち、最初の3本は衝突前のもの。9月7日午前9時過ぎから、巡視船「よなくに」が漁船に向かって「貴船の現在の行為は日本の領海内でのものだ。直ちに日本の領海外に出て行きなさい」と警告を繰り返す様子が収められている。漁船が再三の警告を無視していることを示す証拠ともいえる。
衝突シーンは4、5本目に収められている。漁船があからさまに海保の巡視船に向かってくる様子がとらえられている。衆参予算委員会の理事を務める国会議員らは今月1日、今回の映像とは別のビデオ映像を視聴している。衝突場面に絞った6分50秒のものだが、多くの議員は「中国側の故意による衝突だとわかった」と話していた。
海保の巡視船は衝突の後、漁船に強制的に立ち入り検査しているが、今回の映像にはその場面は含まれていない。この点について、東海大学の山田吉彦教授(海上安全保障)は「中国国民の感情を逆なでするようなシーンは避け、中国側が反論できない部分だけを流すという政治的な意図があったのではないか」と話している。
■公開求める野党に乗じた?
投稿は、なぜこのタイミングだったのか。
衆参予算委員会の理事ら一部の国会議員が6分50秒に編集したビデオ映像をみたのが今月1日。那覇地検に映像の提出を求めてから3週間近くたっていた。映像を見たほとんどの議員は「漁船が故意にぶつかってきた」と話したが、与党議員からは一般公開に慎重な意見が目立った。一方、野党議員の多くは公開を強く求めた。投稿者はこうした流れに乗じた可能性もある。
海保や検察の情報管理に不安が生まれ、あと1週間に迫ったアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への影響を懸念する声もある。海保もAPECの警備に加わる。5日の記者会見でこの点を問われた鈴木久泰・海上保安庁長官は「答えは控えたい。政府全体として考える話だ」と述べるにとどまった。
■ヒーロー気取り?憂国の士?
「投稿者」の狙いは何か。
東京・霞が関に勤める若手公務員は「あり得ないとは思うが」と前置きしたうえで、「仮に海保や検察から流出したとすると、(漁船の船長が処分保留で釈放されるという)うやむやなままの決着に納得がいかず、映像で真実を明らかにしたいと思ったのだろうか」と話す。
専門家の見方も様々だ。情報セキュリティーに詳しい神戸大大学院の森井昌克教授(情報通信工学)は「あくまで憶測だが、世論が映像の公開を求める中、自分が正義のヒーローになりたいという気持ちにかられたのではないか」と話す。
公安系の警察幹部は「日本の現体制を揺さぶることが目的。外交問題に発展しかねない映像をネット上に流せば、政府への影響は計り知れないと考えたのだろう」。映像は内部協力者から得た、とみる。
ある危機管理の専門家は「民主党政権のふがいなさに義憤にかられ、不満に思った関係者が『憂国の士』の思いで流出させたのではないか」と推測した。(河野正樹、田村剛、永田工)
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▼ 反日本人親中偏向の朝日新聞が今のマスコミを象徴する記事を書いた。
現在の日本は民主党政府の国家運営と尖閣諸島を含む安全保障に対する不安が巻き起こっている。そして今までは言論の砦として君臨してきた既存マスコミの存在価値が問われてきている。その危機感も既存マスコミには蔓延している。
▼ 尖閣事件の投稿者はなぜTVや新聞社にリークしなかったのかという疑問(?)に関してこれを読む人は先刻承知であろう。
☆ 既存マスコミは尖閣ビデオ投稿者によって信用されていないのだ。
ビデオ投稿者は尖閣事件の当事者の海保所属かまたはそれに近しい人物であろう、その事件関係者がビデオを流す行為に至ったのは現状の政府対応に不満を持ったに違いない。しかしそれを既存のTV局やNHKに持ち込むことはやらなかった。
本来なら放送局に持ち込めばニュースの取得元は守られるはずであり、自分の身の擁護にはなる、しかしビデオはTV局により編集されるかも知れない、握り潰されるかもしれないそういう危険性もありyoutubeに流したと思われる。ネット住人の中ではノーカット長回し原本こそが価値のあることは常識であり、2次加工は見た人が行えば良いものだからだ。
▼ 国民から信用されているかいないかは既存マスコミの当事者にも分かる、だから敵対的表現でネットを蔑しようとする。
さてその記事内容はというと、既存マスコミが育養して来た読者層に対して揺らぐ信頼感を寄りすがる論拠を与えようとしている滑稽なものだ。
>政府は中国との関係に配慮して一般公開を拒んできたが、その判断をめぐっても国民の意見は割れている。
ネット公開に対しての世論調査では「良かった」が85%という高数字が出ている、「良くなかった」は11%なのでほとんどの人が良かったという意見であり「割れている」という表現は間違った誘導である。しかしこういうヘッドコピーで決め付けないと次に自分達が論じる少数意見に正当性を与えられないから書くのだ。
>■中国船の悪質さわかる場面選んだ?
この表現はビデオが意図的に場面を選んで編集したと誘導している。「?」を付けてはいるが「ビデオは客観的編集ではない」と言いたいようだ。
>東海大学の山田吉彦教授(海上安全保障)は「中国国民の感情を逆なでするようなシーンは避け、中国側が反論できない部分だけを流すという政治的な意図があったのではないか」と話している。
このインタビューも疑問表現だ、本当にこの事件に関心がある人ならビデオには「日本国民が怒る場面」が写っているはずで、中国国民の感情を逆なでするという場面(日本側の暴力行為)が映っているなど聞いたことが無い。現に当初は政府部内でも日本側の国民に対する配慮から公開に後ろ向きであった。
ところが朝日はいかにも「中立的で無い編集で報道価値のないものだ」とでも言いたげだ。朝日の読者はネットを諌めることにより自分が読んでいる新聞の存在価値を確認したいのだろう。誘導されているとも分からずに。
>公開求める野党に乗じた?
この状態で与党野党の対立論に持っていくこと自体が滑稽。
国民が現政府に対して危機対処に不満を持ち、尖閣事件が民主政府内部で曖昧になし崩しにフェードアウトされていくことに危機感を持ったのだ。
>ヒーロー気取り?憂国の士?
この状態をヒーロー気取りと表現できる記者に感服する。
「ヒーロー気取り」とは「本当はヒーローではないが本人が思い上がってヒーローになったと勘違いした態度」のことだ。朝日は投稿者は思い上がってヒーローになった気分だろうかと言いたいのだろうが、本来この映像は限られた人たちしか見れない触れないものだ、早晩分かってしまうことは投稿者も覚悟の上なのだ。
覚悟を決めて行動を起こしたものをヒーロー気取りとはどれほどひねくれた感覚であろうか。
▼ ジャーナリズムは権力に擦り寄ってはならないと以前は言われていた。中立性を担保することが重要だとも。
この朝日の記事は権力に擦り寄る構図が見え、流出画像を政権与党攻撃の材料として使われた、またネット愉快犯とも取れるような論調だ。
いまや朝日新聞は現実を直視しない厭世社会主義者に言論のよりどころを提供するだけの瓦版もどきになってしまったと言える。