ちけん坊のブログ

日頃の仏事での出来事や感じた事などを綴っています。写真は花や虫を中心に自然の風景を掲載しています。

祈りの風景

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納骨と当主交代

先日の体育の日の祭日であるが、檀家様の満中陰忌法要をさせて頂いた。自宅で法要をした後、私は先にお墓へ直行して参列者が到着するまでの間に焼香机を組み立てて焼香の用意をしていたのである。まもなくして
参列者が到着されたが、施主さんは骨箱を持ったままだ。どうして良いのかわからず、親戚の方も全くわからないようである。

本来は納骨まで施主さんの方でしてもらうのであるが、このままではいつまで経っても納骨法要が出来ない。私は仕方なく施主さんから骨箱を預かり、納骨用の袋へお骨を入れ替えた。そしてそれを施主さんに渡して、すぐにカロートの入口の重い石を一人で開け、その間に施主さんに指図して渡した骨袋を入れてもらったのである。

田舎では都会のように石屋さんに頼む施主家は少ないが、それは自分達で出来ると思っておられるからに違いない。ここのようなケースは時々あるが、誰かが手伝ってくれていたものだ。今回はすべて私がさせて頂いた。思うに、施主家の要であったご主人が亡くなられたので、喪主とは言うもののまだ息子さんでは親族を束ねて指揮するには力不足だったのだろう。

納骨法要の前に思わぬ力仕事で汗をかいたが、晴天の中無事に納骨出来て良かった。納骨法要の後、魔物が入らないように塩を撒いて結界をし、餓鬼や無縁精霊の供養に洗米を撒き墓石を加持したのであるが、それまで喪主さんは緊張しておられたようで初めて顔が綻んだ。これからは自分が当主としてやって行かなければという自覚が芽生えたのかも知れない・・・来年の一周忌には少し頼もしくなっておられることだろう。

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