ちけん坊のブログ

日頃の仏事での出来事や感じた事などを綴っています。写真は花や虫を中心に自然の風景を掲載しています。

祈りの風景

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護摩の限界

今日は二十八日のお不動さまの縁日ということで、月例の護摩を修法した。最近はお参りされる方がほとんどなく、気持ちの上で緊張感に欠ける。今日もわずか一人のお参りであったが、母親の営業力なのか添え護摩木の数だけはそんなに減っていないのが不思議だ。

私は僧侶になってから欠かさず毎月の護摩を修法してきたが、これも一重に師匠の「真言行者は護摩を焚くぺし」という教えの元に様々な種類の護摩の研鑽に務めてきた経緯がある。それは小さな寺では食べて行けないので、護摩の信者さまを作ることで生活の糧にしていたからだ。

しかしながら六十歳を越えると昔のように力強い修法は無理である。また、柴燈護摩や線香護摩などは手間や準備がかなりかかるので、動作が鈍くなった今の私には昔の出来事のように思える。何とかこの月例の壇護摩は修法させて頂いているが、あと数年で限界だろう。

思えば、私が僧侶の資格を取った時に父親の修法していた月例の護摩を見てガッカリしたものだ。その時、父親は七十歳前後であったように思う。火を燃やすだけならある程度まではできるが、護摩の修法は体力と精神力が必要なのでいずれその限界の時がやってくるのだろう。

◇カラスの豌豆
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