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「がばいばあちゃん」の時代の、他の子供たちの様子を伝えたくて読みました。
がばいばあちゃんの主人公「あきひろくん」は広島のお母さんお兄さんから離されて
佐賀へ行ったわけですが、「青葉学園」の子供たちは原爆や育児放棄その他の理由で
親元を離れて広島の施設に預けられている子供たちです。・・・って書くとなんだか
悲惨さが漂いますが、そこはどっこい元気な子供たちのこと。助け合って楽しく暮らし
つつ成長していく姿が生き生きと描かれています。
今の日本。けっこう豊かになり、貧しいはずの家庭でもDSだけは持ってるような不思議な国
です。が、どんな時代でも子供は子供。時代を超えて笑い合えるようです。読んでいる間、
子供たちは60年も前の子供と一緒になって笑ったり喜んだりしてくれます。
今の居住区は関東です。会話文がほとんど広島弁なので、県外に住んだことのほとんどない
子供たちにはちょっと判りにくいかなあと思いましたが、あえて広島弁で読んでます。
もっとも私の使う広島弁はもう30年も前の広島弁だし生粋の広島弁ではないけれど。
方言も時代によって進化します。退化もします。青葉学園の当時の子供たちがつかっていた
広島弁を現在忠実に再現できる人は少ないでしょうし、今使われている広島弁も10年後は
また変わっていきます。消えてしまった30年前の広島弁のタネを全然関係ない場所で生きてる
子供たちに蒔いて何の意味があるんでしょうと問われれば謝るしかありませんね^^;。
自己満足ですから。消えつつある日本のさまざまな文化のタネをチラ見させてるようなもんです。
中学や高校だって、今じゃもう誰も話してない古文だの漢文だのも教えてるじゃん。発音全然
当時と違うくせに。だったら30年前の広島弁でもいいじゃん♪
青葉学園物語シリーズ 作:吉本直志郎 出版社;ポプラ社
右むけ、左!
さよならは半分だけ
翔ぶんだったら、いま!
空色の空の下で
まっちくれ、涙
北の天使 南の天使
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