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良い世の中なのかな? 悪い世の中なのかな?

シナリオ・「時代劇・・風の拾佐」

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 無謀にも時代劇のシナリオを書いちゃってます。お暇な時に、良かったら、読んで下さい。

 八代将軍、吉宗公の時代、剣の腕は天下無双、でも仲間には臆病で、弱虫を装う、少々、おっちょこちょいの浪人・拾佐が、世の中の悪に立ち向かいます。

主な登場人物・・拾佐(貧乏な浪人)、おせん(小料理屋の女将)
        お清(行方不明の父を探す・目の不自由な少女)
        留吉(大工)、甚六(お清の父)、喜助(瓦版屋)


        シナリオ・「痛快時代劇・・風の拾佐(じゅうざ)」・(14)

〇試合場、拾佐、対戦者Dと正対。
 おせん達は、清太郎を奥に運んでおり、試合場から離れている。

審判「始め。」
〇観客の野次がいっせいに拾佐に飛ぶ。
観客「出てきたぞ。このおとぼけ野郎。ワハハ。今度はどうやって勝つつもり
  だぁ。」
対戦者D「こいっ、拙者には、貴様のインチキ剣法など通用せぬぞ。覚悟致せ。」
〇対戦者D、ニ刀流で拾佐に悠然とにじり寄る。
 拾佐、対戦者Dに近寄り、瞬時の早業で、対戦者Dの頭部を打つ。
 対戦者D、立ったまま気絶する。
審判「始め、おっ、おい、始めんのか。」
〇拾佐、対戦者Dの周りを「えぃ、やっ」と木刀を振りながら、
 遠巻きに回っている。
 対戦者D、ぴくりともせずつっ立ったまま。
審判「おい、どうした。」
〇審判、対戦者Dの肩をポンと叩く。
 対戦者D、ゆっくりと前に倒れ込む。
審判「おっ、おい、どうした。しっかりしろ。」
〇審判、何度か対戦者Dを揺り動かすが動かない。拾佐の勝ちを宣言。
観客「この野郎。今度はどんな手を使ったんだ。運のいい野郎だぜ、
  全く。ワハハハハ。」

〇拾佐、観客の大変な人気に、中央で両手を上げて応えている。
 おせん達が、清太郎を休ませて試合会場に戻ってくる。
おせん「何だい、ありゃあ。まさか、また拾さんが勝ったんじゃないだろうね。」
喜助「まさか、いくらなんでも、そう何度も奇跡は起こらないだろう。」
留吉「いや、待てよ。相手が倒れてるとこ見ると、やっぱり拾さんが勝ちやが
  ったよ。まさに奇跡だねこりゃあ。それにしても、えれぇ、人気だ。」
喜助「でも、その運もここまでだ。決勝は、清太郎さんでも歯がたたなかった、
  あの鬼の織部だぜ。ここで負けてた方が、拾さんには良かったかもな。」
留吉「ところで、おせん、お清坊は、何処行ったんだ?」
おせん「あらっ、さっきまで、ここにいたんだけどねぇ。あたい、その辺、ち
   ょっと探してくるよ。」

〇人気の無い回向院本堂裏 拾佐と織部が向かい合う。
織部「お主は、わしと決勝で戦う相手ではないか。まさか、わしに手加減する
  よう頼みに参ったのではあるまいな。」
拾佐「言いにくいことだが、実はそうなんだ。勝ちを譲るから、賞金を折半し
  てもらえまいか。どうしても、金が必要なのだ。」
織部「勝ちを譲るだとぉ、たわけたことを申すな。今までの試合を見ていなか
  ったのか。貴様とわしとでは、天と地ほどの開きがあるわい。八百長など、
  貴様も武士なら恥を知れ。決勝では、思いっきり、叩きのめしてやるから
  覚悟いたせ。」
〇織部、拾佐とすれ違い、立ち去ろうとする。
 拾佐、引きとめようと、織部の肩に手をおく。
拾佐「ちょっ、ちょっと待って」
○織部、刀を抜いて
織部「貴様、これ以上の、愚弄は許さんぞ。剣も満足に使えぬ貴様と、取引な
  どできるか。試合前に、ここで成敗してやるから覚悟いたせ。」
拾佐「待っ、待て、早まるな。」
織部「くどい。」
〇拾佐、織部の繰出す剣先を数回かわす。脇差を抜き、すぐに鞘に収める。
 織部の袴が下に落ちる。
織部「ハァー」きょとんとして、棒立ち。
 拾佐、また脇差を抜き、すぐに鞘に収める。織部のふんどしの下方がハラリ
 と落ちる。
 織部、呆然として、手足が震えている。
拾佐「すまん。お主も、俺みたいな奴に、大衆の面前で負ける訳にはいかんだ
  ろう。道場の名にも傷がつく。頼む、折半してくれぬか。」
織部「わっ、分った。不本意ではあるが、お主がそこまで懇願するなら仕方あ
  るまい。おっ、お主を助けてやるとしよう。」
拾佐「かたじけない。恩にきる。」
〇織部、袴をかかえて、すばやく走り去る。

〇決勝戦 拾佐と織部、正対している。
喜助「なんだかんだで、いよいよ決勝まできちまったよ。拾さん。」
留吉「まさか、ここまでくるとはなぁ。また奇跡が起きないかなぁ」
〇試合が始まる。

審判「始め」
〇何度か 木刀を合わせ、拾佐吹っ飛ぶ。
留吉「やはり期待するほうが、いけなかったな。」
喜助「えっ、おめぇ、少しは期待してたの?」
〇拾佐、逃げ回る。織部、追いかける。
観客「おいおい、また、追いかけっこが始まったぞ。ワハハハハ。
   逃げ場はないぞぉう」
審判「おい、決勝だぞ。もう少し、まともな試合ができんのか?」

〇拾佐、織部に接近し、耳打ちする。
拾佐「もうこの辺で、いいでしょう。」
〇織部、うなづき、拾佐を追い詰め、拾佐の胴に一閃する。
 拾佐、吹っ飛び、気絶する。
審判「一本、それまで。」
〇織部、正面主催者方向を向き、肩膝をつく。
観客「げぇーっ、やっぱり駄目だったかぁ。」(ため息)

○留吉と喜助、拾佐に走って近づき、抱きかかえる。
留吉「大丈夫かい。拾さん。だから無理するなって言ったのに。」
〇おせん、倒れている拾佐に駆け寄る。
おせん「大変だよ、お清ちゃんが、やくざ者に連れていかれたよ!」
拾佐「何ぃ、お清坊が連れて行かれたぁ?」
〇拾佐、すっくと立ちあがる。
留吉「ちょっと、拾さん、何ともないのかい、あれほど強く決められたのに。」
〇拾佐の腹から、数冊の黄表紙(本)が落ちる。
喜助「なる程、これなら、大丈夫だ。」
拾佐「おせん、お清坊をさらったのはどんな奴だ。」
おせん「ありゃぁ、確かこないだ、うちの小料理屋で暴れたやくざ者だよ。そ
   れから、鞭を持った身なりのいい侍もいたよ。」
拾佐「何、鞭を持った侍・・。よしっ。」
〇拾佐、走り去る。
留吉「拾さーん、一人で行ってどうすんだよぉ。」
〇一同、拾佐を追いかける。

                       次回へ続きます

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この続き、どうなることでしょうね。「拾佐さん」の振り仮名は?。ジュウザ?。

2006/9/23(土) 午後 2:45 p_s*31*

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p_su315 様、ありがとうございます。おっしゃるとおり、「ジュウザ」でございます。

2006/9/23(土) 午後 3:06 xxr*t9*5


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