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無謀にも時代劇のシナリオを書いちゃってます。お暇な時に、良かったら、読んで下さい。
八代将軍、吉宗公の時代、剣の腕は天下無双、でも仲間には臆病で、弱虫を装う、少々、おっちょこちょいの浪人・拾佐が、世の中の悪に立ち向かいます。
主な登場人物・・拾佐(貧乏な浪人)、甚六(お清の父)
お清(行方不明の父を探す・目の不自由な少女)
本間主全(普請奉行)、相模屋伝兵衛(豪商 木材石商)
片山(普請奉行所 与力)、清太郎(町奉行所 同心)
大岡忠助(町奉行に就任前)
シナリオ・「痛快時代劇・・風の拾佐(じゅうざ)」・(17)
〇拾佐、相模屋たちを追おうとする。
用心棒、倉井鯖之介、拾佐の前に立ちはだかる。
倉井「これで、誰はばかることなく、貴様を切れるな。」
拾佐「・・。」うんざりした様子。
〇倉井、肩ひざをついて、逆袈裟切りを狙う。
拾佐、刀で受け止める。
倉井、柄の頭から小刀を飛び出させ、刀を回転させる。
拾佐、倉井の脇差を抜き取ると、自分の刀を地面に突き刺して、
そのまま倉井の頭を飛び越え、空中で回転しながら、倉井の右肩を切る。
倉井、刀を落しゆっくりと前に倒れる。
清太郎「強い、拾さん。あんた、本当は・・。」
〇拾佐、相模屋たちを追いかけ廊下に駆け上がる。
廊下の奥から、本間主全、相模屋、片山、大岡に中庭廊下まで押し戻される。
拾佐と大岡、詰め寄りながら、3人を挟み撃ちにする。
廊下の奥から、大岡忠助の顔が現れる。
大岡「遅れてすまぬ、十郎左衛門殿。」
拾佐「おぉ、大岡殿。」
〇本間と片山、反転し拾佐に襲いかかる。
拾佐、一瞬に片山の着物の腹部を切り、中の書付が落ちる。
そして、本間と片山を峰打ちし、廊下から中庭に落す。
大岡、相模屋を峰打ちし、中庭に落す。
本間、片山、相模屋、並んで庭にうずくまる。
周りの侍は、皆、片付いている。
大岡、廊下に落ちた書付を拾う。
〇拾佐、相模屋達に切りかかる。
大岡「待て、切るな。十郎左衛門殿。気持ちは分かるが、如何に悪人と言って
も、法の裁きを受けさせ、天下に知ら示ねば、ご政道が成り立たん。
ここは、我慢してくれ。」
拾佐「大岡殿、罪を憎んで人を憎まずてぇ諺があるが、こいつ等のような悪人
にゃ、それは通用しねぇよ。まして俺には通用しねぇ。
すっぱり切られた方が、こいつ等も往生出来るってぇもんだ。覚悟しなっ。」
本間、相模屋、片山「ひぇー。」
本間「まっ、待て、こんな虫けらごときに加担して何になる。わしに付けば、
金ははずむぞ。仕官も叶えよう。どうじゃ、もっと良い暮らしができるぞ。」
拾佐「虫けらたぁ、笑わせるぜ、うじ虫共。てめぇらにゃあ、返す言葉も
もったいねぇぜ。金なら、たんまり地獄へでも持っていくんだな。」
〇相模屋達3人、立ち上って逃げようとする。
大岡「止めるんだ、十郎左衛門。」
〇拾佐、相模屋達三人の前に立ちはだかり、刀をすばやく上下、斜めに数回振
り落とす。
相模屋達の髷が落ち、ハラハラと着物が細切れになって落ちていき、
3人は、ふんどし姿になって座り込む。
大岡「すっ、すごい。まさに風を切るがごとし。」大岡、生唾を飲み込む。
○清太郎、信じられないような顔。
〇拾佐、お清のもとに走る。
拾佐「お清坊、お清坊、済まねぇ。」
○お清の口元がかすかに動く。
お清「んっ、うーん。拾兄ちゃんかい。」
拾佐「おぉー、お清坊、ちゃんもここにいるぜ。」
〇拾佐、お清の胸元を探り、弾丸を受け止めている鉄の薬容器を引き出す。
拾佐「なんてこったい、ちくしょう、助かった。
あの先生、やっぱり日本一の名医だぜ。」
甚六「お清ぉ〜」
清太郎「よかった、よかった。」
〇廊下奥から 大目付、水野守利と、その後から普請方吟味役の門倉籐衛門が
役人に付き添われて現れる。
庭に、ニ十人程大目付配下の捕り方がはいる。
拾佐、清太郎、お清、甚六、中庭に正座して構える。
本間、水野に走り寄り、足元にすがりつき、
本間「こっ、これは大目付の水野様。くっ、曲者でござる。
はっ、早くこの者達の成敗を。」
○水野、本間を蹴り返し
水野「・・。たわけ者。普請奉行、本間主全。相模屋と結託し、御上からの請
前工事を一手に独占し、工事代金を吊り上げては、不正に公金を着服して
おったこと、この吟味役、門倉にて報告がなされておるわ。」
主全「何を申されます。水野様。」
大岡「見苦しいぞ、本間主全。この書付が動かぬ証拠である。それに、相模屋
からは、賄賂の相手先を記した覚書まで押収してるんだ。」
本間「相模屋、貴様、そのような覚書まで残しておったのか?」
相模屋「覚書を残しておかないと寝首をかかれますからねぇ。」
拾佐「悪党同士の絆ってなぁ、悲しいねぇ。」
大岡「覚書には、他にも幕臣の名前が数多く書かれている。これから、その幕
臣達にも厳しい詮議がなされるだろうよ。」
水野「本間主全、それに相模屋、もはや、極刑は免れ得まい。潔く観念致せ。」
〇本間、相模屋、片山、観念して前にうずくまる。
周りの役人、3人を引き立て下がる。
〇廊下奥から、大きな笑い声がして、将軍、徳川吉宗の登場。全員、ひれふす。
次回へ続きます
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はじめまして!私もシナリオは少々書いたことがあります。
時代劇は,あるような…ないような…。
また,こちらへ訪問したいと思います。
時事問題も取り上げておられる真摯な姿勢が素晴らしいですね。
早速ですが,お気に入りブログに登録させていただきます。
2008/8/7(木) 午前 2:59
恋夜城 様、ご訪問、ご登録、誠にありがとうございます。なかなか更新が遅れがちですが、よろしくお願い致します。
2008/8/8(金) 午前 9:01