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良い世の中なのかな? 悪い世の中なのかな?

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                       映画・・「しとやかな獣」

 1962年 日本・大映 96分
 監督 川島雄三  原作・脚本 新藤兼人
 出演 若尾文子 川畑愛光 伊藤雄之助 山岡久乃 高松英郎

 公団住宅に住む一つの家族を中心としたお話です。

 その家族がただの家族ではなく、両親は、長男が会社で横領したことを叱るでもなく、ましてや、そのお金を生活費に充てています。また、長女は、作家の愛人に送り込み、その作家からは、厚かましくも返す気も無いのに大金を借りています。

 長男の会社の社長が怒鳴り込んできますが、その両親、慣れたもので、平然と丁寧に知らない素振り。

 悪いことをしていても、ちっとも悪いと自覚していない家族のようです。また、その一つ一つのセリフが矢継ぎ早で、整然としていますから、見ている当方も、気を抜くと”悪くないのかな”と思ってしまうほどです。

 この両親役の伊藤雄之助氏と山岡久乃氏が、とても良いですね。

 セリフでは、現在、三谷幸喜氏の作品が好評ですが、この作品の前には、稚拙に写ってしまいますね。

 何とも、不思議な匂いのする映画です。

 何しろ、場面は、公団住宅に住む一つの家族の部屋だけで、BGMには、能・歌舞伎の雅楽が用いられ、鼓の音や、”イ・ヨーッ”という掛け声が異様に鳴り響きます。

 また、カメラワークが、ベランダ越し、階段の後方からとかの撮影であり、今のようなアップの切り替えなど、ほとんどありません。画面の3分の1は、常に余分なものが写っている状態です。ですから、何だか、他人の私生活を覗き込んでいるような錯覚になります。

 川島監督の映画、いつもながら、ブラックユーモアの効いた、さっぱりと洒落た映画であります。

映画・・「わが町」

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                        映画・・「わが町」

 1956年 日本・日活 98分 モノクロ
 監督 川島雄三  原作 織田作之助  脚本 八住利雄
 出演 辰巳柳太郎 南田洋子 三橋達也 殿山泰司 北林谷栄 大坂志郎

 何とも、頑固で、生き方が不器用な1人の男性の半生を描いた映画です。 

 明治三九年、フィリピンのベンゲット道路建設に働く佐度島他吉(辰巳柳太郎)は警官と争ったため追放、日露戦争大勝に酔う大阪天王寺の裏長屋に人力車と風呂敷包み一つで戻って来ます。

 出迎えたのは、落語家〆団治(殿山泰司)、後家のおたか(北林谷栄)など、昔馴染みの長屋の住人たち。

 他吉の唯一の誇りは、過酷なフィリピンの労働環境の中で、ベンゲットの道路を完成させたこと。自分を”ベンゲットの他あやん”と称しては、何かにつけて、”ベンゲットではなぁ”と、誰にでも説教します。

 そんな”他あやん”ですから、娘の結婚や、孫の結婚にも、トラブル続き。

 ほんと、”頑固者は傍迷惑”という存在になってしまいます。

 でも、そんな一途な頑固さを、移りゆく社会の中で、川島雄三監督ならでに、可笑しくも切なく、そしてサラリとユーモラスに描いてあります。”こういう人生もあるのだな”と感慨深い映画です。

 主人公が、社会的に何をしたという映画ではないのですが、印象に残る映画となりました。川島監督の傑作”幕末太陽傳”(フランキー堺主演)と共に、記憶に留めたいと思います。

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        テレビ時代劇・・「破れ傘・刀舟・・悪人狩り」

1974年〜1977年 NETテレビ(現・テレビ朝日)系列
監督 吉川一義 鹿島章弘
出演 萬屋錦之介 江波杏子 桂小金治 織田あきら ジャネット八田
DVD33巻(1巻に4話収録 全131話 1話約45分)

 今、昔のテレビ時代劇「「破れ傘・刀舟・・悪人狩り」のDVDにはまっています。
「てめえら人間じゃねえや!叩っ斬ってやる!」の決め台詞が話題となった痛快時代劇です。

 大酒呑みの名医・叶刀舟は金持ちを嫌い、貧乏人からは治療費を取らない偏屈者。 それに、”何でも屋”の稲妻のお蘭、”貧乏住職”の仏の半兵衛などが加わり、悪人たちを成敗します。

 何の肩書きも無い一介の貧乏医者でありながら、大名屋敷でも、たった一人で乗り込んで、時の権力者、老中・水野忠邦であろうが、頭ごなしに説教しますから、何とも痛快です。

 残念ながら、レンタル屋さんには10巻までしか置いてなかったのですが、1巻に4話も収録されているので、とてもお得な感じです。

 この夏の厳しい暑さに、錦之助の威勢の良い啖呵は如何かとご紹介させていただきました。

映画・・「赤毛」

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                        映画・・「赤毛」

 1969年 日本・東宝 116分 カラー
 監督 岡本喜八  脚本 岡本喜八 廣澤栄
 出演 三船敏郎 寺田農 岩下志麻 高橋悦史 伊藤雄之助 花沢徳衛

 明治維新期、官軍は大軍を率いて、江戸幕府を倒そうと東進します。

 官軍がスムーズに行軍できるように、各地の住民に維新の良さを説得する先遣隊が、”赤毛”の隊長が率いる”赤報隊”であります。”赤報隊”は、各地で十分な効果を上げていきます。

 そんな中、”赤報隊”の隊員である百姓上がりの官軍隊士・権三(三船敏郎)も、いよいよ自分の生まれ故郷が近づくと、気持ちが高揚してきます。

 そして、堪らず隊長の印である”赤毛”を強引に借り受けて、1人で故郷へと凱旋していきます。

 しかし、その故郷の宿場を牛耳っていたのは、悪代官とヤクザ一家だったのです。

 権三は、維新の大義の元に、借金を棒引きしたり、女郎を開放したり、1人で八面六臂の活躍をします。

 三船敏郎の豪快な演技はもちろんのこと、この悪役に扮した伊藤雄之助 花沢徳衛が良いですね。悪賢くて、慇懃で、性根が曲がりきっているのですが、とてもコミカルで笑えるのですよね。

 そして、ようやく、宿場に安泰が訪れた時、権三を根本から裏切る事件が発生します。

 なんと、それは・・・。と、これを書けば、映画の興味が半減しますので、止めておきます。維新による素晴らしい世の中を信じた島崎藤村の”夜明け前”を思い出してしまいます。

 岡本喜八監督、つくづく、庶民・大衆の心理に根ざした監督だなと思います。私的には、黒澤監督に勝るとも劣らない監督だと思います。

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                映画・・「花のお江戸の無責任 」

 1964年 日本 東宝 89分 カラー
 監督 山本嘉次郎  脚本 田波靖男 山本嘉次郎
 出演 植木等 ハナ肇 谷啓 草笛光子 団令子 池内淳子 進藤英太郎

 ご存知、植木等の”無責任”シリーズの時代劇版です。

 父親を殺された助六(植木)は、仇討のために江戸へ向かう途中、鈴ケ森で白井権八(谷)を助けます。そして、その場に居合わせた侠客・播随院長兵衛(ハナ)と意気投合し、二人とも長兵衛の家に居候することになります。

 ”花の吉原”で浮名を流した”花川戸助六”、”白井権八”の恋物語、そして、男、番隋院長兵衛と不良旗本グループ”白柄組”との争いを軸に、爽快・痛快・爆笑の時代劇コメディが進展します。

 数ある植木等、クレージー映画の中でも、メンバーの個性がよく活かされていて、とても、よくできた映画だと思いましたね。

 猛暑厳しい折、こんな超娯楽の映画も良いものだなと、ご紹介いたします。

 ちなみに、主人公は、”無責任”という題なのですが、終わってみれば、困った人は、十分に助ける責任感の強い人物です。どこかの政治家とは、全く違いますね。

 植木等氏の”ヴワァッといこう、ヴワッと”というセリフが、この世知辛い世の中、とても新鮮に響きます。


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