|
クンデラとの出会いは、
「存在の耐えられない軽さ」
でした。
自分にウソがつけない人たちの言葉が、
私の心にいつまでも響きました。
思想家・詩人・小説家・社会運動家。。。。
すべての要素がクンデラの小説にいは詰まっていて、
いつもタダタダ圧倒されてしまいます。
気持ちの良い小説を書く人だとは思えません。
でも読まずにはいられません。
自分の感情にコミットしていない人たちが、
自分のことすら客観的に観察して、
何をやっているんだか、わけの分からない感じ。
浮遊感ばかりで、現実味はないのに、
誰よりも現実的な判断をしてしまう感じ。
理想主義なんだか、現実主義なんだか。
いつもその極端を行ったり来たり、
入れ子状態が続く感じ。
「微笑を誘う愛の物語」は短編集です。
日本では、1992年に出版されています。
登場人物について、
うんざりするほど掘り下げていく作家、
というイメージがあったので、
短編も書くのかぁ〜、と正直びっくりしました。
私は、どの作家でも、たいてい短編が好きです。
その作品の中で、捉えようとした感覚に集中できるから。
長編には長編の良さが当然あるのだけど。
クンデラの描く「愛」はいつもなんだか難しい。
行き場がないような。
それでいて、その行き場のなさに、
存在意義を感じているような。。。
いつも逆説的で、
言葉にした瞬間にウソになってしまう、
そのことを自覚して、嘆きながら、
でもそれに陶酔している感じがするの。
この小説からは、
一般に言われるような「微笑」は得られません。
でも、やっぱり笑ってしまいました。
笑うしかないんです。
どうしようもなくて、
登場人物に、
微笑みながら「愛してる」を伝えたくなりました。
|
どうやら、この記事のおかげで、クンデラ読んでみることになりそうです。ありがとうございます。
2009/4/2(木) 午後 7:41 [ くらげ太郎 ]
くらげ太郎様◎
これは、私のかなりお気に入りの短編集の一つです。
くらげ太郎様がクンデラを読んだ感想が記事になる日を楽しみにしています!
2009/4/2(木) 午後 8:11 [ 泣き虫姫 ]
ん〜〜〜〜、なんだかよくわからい内容(私には難しそう)のようですが、とても興味あります。 図書館にリクエストしてみます。
2009/4/4(土) 午後 11:25 [ senangxsedih ]
senangxsedih様♪
分析的に考えるのが得意そうなsenangxsedihさんには、しっくりくるんじゃないかなぁ〜、という期待があります!
私も、『ある女』のリクエストをしようと思っていたのを、思い出しました!!!
2009/4/5(日) 午後 9:06 [ 泣き虫姫 ]
読みました。トラバしてみました。彼はなかなかくせ者ですね…
2009/4/7(火) 午後 6:23 [ くらげ太郎 ]
早速読んでいただいたみたいで嬉しいです♪
2009/4/7(火) 午後 8:26 [ 泣き虫姫 ]