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27になるまで、漱石の作品は2つしか読んだことがありませんでした。
「こころ」と「坊ちゃん」です。
中学の教科書に載ってて読まされたのと、
読書感想文の指定があったから読まざるを得なかったのです。
「草枕」を読むまでは、
漱石は、女の人が書けないのだと思っていました。
「こころ」や「坊ちゃん」では、
男の人は、良くも悪くも人間らしくて、
制度の中の歯がゆさを何とか生きていて、
作者の人間味のあるまなざしを感じました。
でも、女の人は、現実味がなくて、
心のないお人形のようにしか感じなかったのです。
でも、「草枕」は違いました。
強くて儚い女を感じました。
村上春樹を読んでいると、
作者は女性をよく観察して、理解している、と感じるの。
女性読者の多くは、
登場人物の女性の行動に共感しながら読んでいると思うの。
でも、
主人公の男性にとっては、
魅力的だけれども、不可解な存在として女性は現れ続けるのね。
そして、男性読者の多くは、
主人公の男性の感覚に共感しながら読んでいると思うの。
そこで、女性読者の多くは、
やっぱり男性には分からないんだ、っていう諦めとともに、
分からないままに、女性に優しくしてしまう、
女性からすれば理解不可能な「男性の優しさ」なるものを、
力を抜いて信じてみたくなったりするの。
谷崎潤一郎の描く女性は、
私には良く分からなかった。
男性の目に映る客体でしかなかった。
でも、「草枕」を読んで、
私は、その登場人物としての女性に共感できた。
主人公が彼女を理解しているのか、
理解しようとしたのか、
理解したいと思ったのか、
微妙なままに終わっているところも含めて、
大好きな作品でした。
自分の教養のなさのため、
巻末の注を読まないといけないのが寂しかったけど。。。
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新着からきました。こころ・・・一度、お嬢さんの視点でこのお話を読んでみたいと思っていました。村上春樹、最後に救ってくれそうで、でも手を差し出すのは私のような・・・。草枕はまだ読んでいません。読むのをとっておいていますが、凄く読みたくなりました。
2006/1/24(火) 午後 2:43 [ ama**risu*ire ]
コメントありがとうございます。amaririsumireさんのブログステキですね♪「草枕」の繊細な感想がブログに掲載される日を首を長〜くして待っています。
2006/1/24(火) 午後 3:47 [ 泣き虫姫 ]
なるほど 女性ならではの視点ですね
2009/3/10(火) 午前 9:04 [ くらげ太郎 ]
くらげ太郎様☆
はじめまして。コメントありがとうございます。
くらげ太郎さんは、文学好きな方かしら?
あとで、ブログにお邪魔させていただきますね。
2009/3/10(火) 午後 8:26 [ 泣き虫姫 ]
好きなのかはちょっとはっきりわからないんですよ なんで小説を読んでるのか
2009/3/12(木) 午後 11:39 [ くらげ太郎 ]
くらげ太郎様◎
大関の魁皇がインタビューで、「相撲が好きかは分からない。」と答えていらっしゃいました。好きとか嫌いとか以前に、使命感のようなものがあるそうです。
くらげ太郎様の読書量は、かなりのものですよね。
ブログを拝見していて、ちょっと驚きました。
本に向かわされる何かがあるのかな?使命?運命?魔力?
私も、映画や本は比較的よく読むほうですけれど、読まずにはいられないから、結果的に好きなんだなって、表現するしかない感じです。
2009/3/13(金) 午後 2:37 [ 泣き虫姫 ]
短編でだいぶ笠間市してますけど。
食欲と似たようなもんですかね。好き嫌い以前にある程度摂取しないと気分が悪いみたいな。
2009/3/14(土) 午後 3:13 [ くらげ太郎 ]
くらげ太郎様☆
食欲との類似性、かなりストンと来ました!
これから、友達に聞かれたら、そう答えちゃおうかな♪
2009/3/14(土) 午後 6:21 [ 泣き虫姫 ]
食べ過ぎると気持ち悪いのも一緒ですね。最近ずっと気分悪いですもん
2009/3/14(土) 午後 9:54 [ くらげ太郎 ]
くらげ太郎様☆
あらっ。お腹いっぱいですか。
ローマ人な感じですかね?
2009/3/15(日) 午後 10:48 [ 泣き虫姫 ]