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久しぶりの映画館での鑑賞。


イギリス映画だと意識して観た、
初めての映画が「フル・モンティー」。

労働者の厳しい状況の中、
独特のユーモアで、なんとか前向きに進む力に、
羨望を感じた。

で、脚本家が同じサイモン・ボーフォイだから、というだけで、
なんとなく観たのが「シャンプー台の向こうに」

「イギリス映画ってかっこいい!」
って心底思った。

家族の崩壊とか、何だかいろいろあるんだけれど、
傍からみたら、ミジメだとしても、
しっかりかっこつけて生きていく。

かっこつけるのって、かっこいい。
と、ふと思ったりしたのだった。

(ジョシュ・ハートネットとの出会いもこの映画☆)


いずれの作品も、深刻な社会問題を背景に、
ジタバタしながら、ユーモアを忘れずに前に進む、
みっともないけど、優しくて、強い登場人物がとっても魅力的だった。

さらに、ノリの良いロックで、PV観てるようなかっこ良さもすごい!



で、「スラムドッグ・ミリオネア」もかなり期待して観に行ったの。

でも、私は、どぉ〜しても後味の悪さが勝ってしまって、
今でも消えないのです。。。



苛酷な状況にも拘らず、
真っ直ぐに生きていく主人公。

それが単なる上滑りなキレイゴトではなく、
芯の太い魅力的なものとして伝わってくる。

悪いものではなく、良く生きた人々が幸せになる、
っていう、明るい将来を見せてくれるところも大好き。

色彩もきれいで、映像の疾走感もかっこ良い。



なんだけど、
なぜ、あそこまで肉体的な痛みのシーンを描かねばならないのだろうか。

直接的に描かないと、
作品のリアリティーが損なわれるのだろうか。

観客の想像力を信頼することはできないのだろうか。



「ショーシャンクの空に」を先日、
見直したときのことを思い出す。

10年ほど前に初めて観たときには、
文句なしの傑作だと感じた、と記憶していて、
夫にも勧めて、BSで一緒に観たのだった。

でも、私は、あの暴力描写にも耐えられなくなっているらしい。

複線の張り方とか、人間愛とか、友情とか、
将来への期待を残す結末とか、
どれをとっても大好きなのだけれど、
暴力シーンのイメージが頭から離れずに、
爽やかな結末を楽しめなくなってしまう。

そういえば、「マレーナ」も、
リンチのシーンで目を覆ってしまった。


昨晩、「波止場」を見ながら、
私が観ていられる暴力映像の限界が、
ここにあることが分かった。


最近の映画が求めているリアリティーと、
私が思うリアリティーには、
残念ながらかなりのズレがあるらしい。

直接的な暴力表現のない映画を望むことは、
現実を直視していないことになるのだろうか。

閉じる コメント(6)

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なるほどね〜。 やっぱり生理的に受け付けられない映像や描写ってあるかもしれませんね。 アタマとココロとカラダは必ずしも一致しないと思うもの。
「かっこつけるのってかっこいい」って最近私も思うんです。 かっこつけ方にもよるんでしょうけど〜、すごくたいへんなのに「平気だよ」って言えるのもカッコイイと思う。 やせ我慢してる間に、ちょっとづつ、強くなれることも願ってる。

2009/5/18(月) 午後 10:03 [ senangxsedih ]

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senangxsedih様
長い記事にお付き合いくださってありがとうございました。

とても残念なのですが、以前よりも、肉体的な痛みへの耐性が下がってしまったみたいです。。。ふと映像を思い出しては、体が強張ってしまいます。。。

最後の「願ってる」って言葉の選び方、とても印象的です!

何かを頑張っている人って、些細なことからでも、何かが少しだけ変わる、少しずつ良くなれる、と願っているから、頑張り続けられるのかもしれないですね。

2009/5/19(火) 午後 5:44 [ 泣き虫姫 ]

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出演者たちの肉体的痛みを伴う映画、苦手です。
痛みを電波で飛ばされ、自分が殴られているような気分になります。
ミラーニューロン、多すぎ?
人の痛みを感じられるのって、大切な事だと思うんですが、過剰だとつらいですね・・・。
自分だけではなく、周りも、より良い方へ一緒に連れ立って向かいたいです。
誰も殴られることのない方向へ・・・。
ほんの少しでも、そちらへ向くだけでも・・・。

2009/5/19(火) 午後 9:40 たかきたかあき

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たかあきさま♪
「ミラーニューロンって?」と思って調べちゃいました。
なるほど。ミラーニューロンの活動が、映画監督の想定よりも強いんのかな。
たかあきさんのブログは、いつも柔らかいオーラで、和ませてくださってますね。ありがとうございます!

2009/5/21(木) 午前 8:53 [ 泣き虫姫 ]

私も妊娠、出産してから、暴力シーンがものすごく苦手になった気がします。。
だけど恥ずかしながら、10代の頃はそうゆう視覚的にグロテスクなものや、悪い感じのするものに、憧れがあったんです。
「不良の男の子かっこいい!」みたいな(笑)。。

今は本当に強いのはどっちか、視覚で訴えなくても本当に怖いものはなんなのか、当時よりは少しわかった気がします。


話は変わりますが、先日くらもちふさこ原作の「天然コケッコー」を借りて見たんですが、とっても静かなお話ですが、ほのぼのしていて、私は見たあと清々しい気持ちになりました☆
もし良かったら借りて見てみてくださいね!

2009/5/22(金) 午後 6:30 [ あき ]

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あき様☆

私も昔は、フランスの保守層なんかが、「日本のアニメは暴力的で、子どもに害悪だ」なんていうのを聞くと、「何言ってんだ、このおばさん」みたいな感じだったのですが、体が拒絶反応しちゃう感じは、実感してしまうようになりました。(自分の好みと、客観的な善悪を直結するのは、いかがなものかと思いますが。。。)
やっぱり、子育ての影響なんですかね?

お気に入りの映画を教えてくださってありがとうございます!木村家は、DVD機器がなく、BSでやっていないと見れないのですが、限られたチャンスを逃さないよう、こまめにチェックします♪
くらもちふさこさんの漫画って読んだことなかったのですが、読みたくなっちゃった。

2009/5/22(金) 午後 9:05 [ 泣き虫姫 ]


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