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「ある結婚の風景」のテレビシリーズを、
BS2で放送するらしい!!!
 
私は、映画版をみて、すごい!と思ったのでした。
 
日本の監督で言うなら、インテリ向けの成瀬巳喜男!
 
これと言って派手な事件があるわけでもないけれど、
夫婦や友人との間の会話や、ちょっとした視線の動きに、
現実以上のリアルさを感じて、はっとさせられてしまう。
 
これをテレビ放映してくれるなんて、
やはりBS2でなければできないわ。
 
なんで民放は自らの広告収入でまかなっているのに、
NHKは、受信料をとるんだ!なんて批判も、最もだと思うのだけれど、
私にとっては、NHKのコンテンツは生活の中で絶対に欠かせない。
 
機会があったら、是非是非、一緒に見てくださいね♪
 
 
先日、BS2を録画してみた。
小川洋子の小説は何冊か読んでいて、
とても好きな作家の一人だけれど、
「ベストセラーになった」からという理由で、
読むのを避けていた小説。
 
寺尾聡が主演だからという理由で、
映画なら見てみよう!という気になった。
 
 
イメージ 1
 
この映画、私の知っている小川洋子の作品世界と違って、
なんだかとても健全な気がした。
 
私は、記憶が80分しか続かない、という設定から、
「ひそやかな結晶」で感じたのような、
忘れてしまったことすら忘れてしまっている、
あまりにも美しく、悲しい痕跡を。
 
数式を愛する博士という設定から、
「夜明けの縁をさ迷う人々」のような、
この世では存在し続けられないほどの純粋さを、
一人でイメージしていた。
 
言葉にすると崩れてしまいそうな、繊細で大切なものを伝えている、
という印象は、もちろん変わらないのだけれど、
博士はちゃんと、現実世界の中にとどまっていて、
愛されるべき存在だったのに驚いたのだ。
 
 
 
それが、映画化の上で、加工されたものなのか、
原作自体の健全さなのかが知りたくて、
急いで原作も読んでみた。
 
読んでみた感じは、
確かに原作の方が、博士の外見、挙動さらには居宅の異様さ、危うさは、強いものの、
(だって、寺尾聡は、どう頑張っても、私にはかっこいいおじ様に見えてしまう)
思いのほか健全だ、という印象だった。
 
映像化できない、繊細な表現から、
博士の悩みや、周囲の人々の心のちょっとした動きは、
確かに原作の方が身にしみてくる。
 
ほんの少し、トーンが暗い分だけ、
博士を取り巻く物語の美しさは、より一層キラキラとして見える。
 
 
でも、映画は映画で、本当に素敵だと思えた。
 
原作の雰囲気を大切にしながら、
ほんの少しだけ明るく、
ほんの少しだけ分かり易く。
 
映画を見た後には、
もっと優しくなりたい、と自然に思える、
そんな映画だった。
(原作を先に読んでいたら、違っていたかもしれないけれど。)
 
 
「子どもをそのまますべて受け容れる」
そんな気持ちが、
危ういまでの美しさではなく、
健全な、包み込むような優しさで、
作品世界を充たしていて、
そんな小川洋子作品もまた、とても魅力的だった。
 
 
 

気になる小説。。。

知人(と言っても、夫の先輩のお姉さまなで、直接会ったことすらない)が、
松本清張賞を受賞したらしい。
 
 
週末に学会出張から帰ってきた夫に聞いた。
 
夫の先輩は、研究者の中では、飛びぬけて文体の綺麗な人で、
ちょっと気になっていた方。
(会ったことはないのだけれど、非常に個性的な方らしく、
 私の、実際に会ってみたい人リストNo.1の方)
 
もともと実家の方が、文芸系に明るいらしいと言う話は聞いていたが、
お姉さまがプロの作家だったとは驚いてしまった。
 
 
夫が学会関連の事務の打ち上げに行くたびに、
「今日は、どんなだった?」と聞いても、
内輪でしか意味のなさそうな仲間の近況についての話ばかり。
 
なのに、「プロの作家」なんてとびっきり興味深い話は、
なかなか話の中心にはならないのだから不思議だ。
 
(ん?以前、なんかの文学賞の選考に残ったと言っていた気もする。
 それって、昨年の松本清張賞だったのか?
 最終選考に残っているだけでもビッグニュースにしなきゃでしょ!)
 
 
 
最近、新しい日本の小説が読みたかったところ。
 
文学賞の受賞作って、普段はあえて読まないのだけれど、
今回だけは、『オール読物』6月号が待ち遠しい。

イメージ 1

この映画をsenangxsedihさんが紹介していて、
監督が「リンさんの小さな子」の作者、
フィリップ・クローデルであることを知って、
あわてて観にいった。

「リンさんの小さな子」は、昨年読んだ本の中で、
一番、印象深かった本。

静かな描写と、語らない登場人物たちだからこそ、
じわじわと伝わる、それぞれの人の思い。

人生の重みと、拭いえぬ罪の意識と
自分を待ってくれている人、
自分を必要としてくれる人のありがたさ、
人の温もりのかけがえのなさ、
子どもたちの明るい未来への祈り、
そんなものを感じた本でした。



この映画のコピーは、
「15年の刑期を終えたジュリエット。
 悲しみに沈む彼女の過去に犯した罪と罰、そして赦し。
 人間の心の深淵に迫る、愛と再生の物語」


妹の家族や、友人、仕事の関係者など、
ジュリエットの日々の人と人の関わりが、
静かにじっくりと、
時にはスリリングに描かれている。

役者さんたちの細やかな表情の一瞬一瞬に、
惹き付けられたまま、
最後まで観きってしまった。



一番印象的だったシーンは、
ジュリエットと妹の友人たちとの会食のシーン。

作家の友人が酔った勢いで、
ジュリエットに絡んで質問攻め。

こんな綺麗で知的な姉の存在を、
なぜ妹は今まで隠していたのか?

姉ジュリエットは何者?

いったい、これまで何をしてきたのか?


   まったく、作家というのは嫌な仕事だ。
   人の秘密を詮索して、自分の作品にしようというのだから。
   監督のそんな自己批判を感じつつ、
   作品を創造し続けることの意義について、ふと思いを馳せる。


あまりのしつこさに、
ジュリエットは、覚悟して静かにきっぱり答える。
「息子を殺した刑で15年の刑期」

一同に笑いが広がる。
「ジュリエットの方が上手ね。」


そう、知的で美人なジュリエットが殺人を犯すなんて、
火星人に連れ去られて、記憶喪失になるくらいに、
フランスのインテリたちにはありえないことなのだ。



*************



司法修習所の親睦会で、
「自分も犯罪者になるんじゃないか、
 彼らの側に立つんじゃないか、と思ってしまうんです。」
といった修習生に、
「そういう人には、刑事裁判官にはなって欲しくないな。」
と答えた検察官がいたという話を思い出す。


罪の意識を感じることと、
罪を実際に犯すことの間には、
きっと隔絶があるのだけれど、
犯罪の事実がジョークにしか聞こえないと言うのは、
何だか不思議。

私は、加害者になる可能性に、いつも怯えている。



*************



ダウンタウンの松本さんも言っていたけれど、
子どもを持って、唯一(?)はっきりと思えたことは、
「この子の未来は明るいものであって欲しい。」
という祈りだったかもしれない。

「未来は明るい」なんて、
暢気な推測はさらさら出来ないけれど、
「未来は明るくあって欲しい。」そんな願いがなければ、
何も始まらないんだから、
せめて、そんな平凡な自分の願いに、
まずは自分が素直に従わなければ、
そんなことを思うのでした。

伝えたいこと

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いつか誰かに伝えたい!と、
ずっとずっと大切に守ってきたことなのに、
いざ、言葉にしようと見つめてみても、
何も出てこない。

ホロホロと崩れちって、
もう、痕跡すら探せない。

明日は、また私の手に、
何かが生まれていますように。

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