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痛みの表現

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夫は、大学教員をやっているので、

知り合いが多い。

年間、500人の受講生。



知り合いが多いって言うのは、

楽しいコミュニケーションに充たされて、

大抵は良いこと。



なのだけど、、、

昨日は、不幸のお知らせが届いた。



あんなに頑張っていたのに。

任意提出のレポートを12回、

全部出していたのは彼女だけだった。



仲良し母娘で、

夫の学内ホームページを、

一緒に楽しく見ていると教えてくれた。



勉強が楽しいといっていたのに。

他にももっと楽しいことがいっぱいあるはずなのに。

平成生まれの大学生。

成人式だってまだなのに。



朝から、

洗濯をして、

窓を拭いて、

掃き掃除をして、

布団を干して、

ふと青空を見上げたら、

彼女のこと、彼女のお母さんのことが、

また心から離れない。



夫の受講生の中で、印象的な子というだけで、

一度も会ったこともないのだけど。



こんなとき、

特定の信仰があったなら、

この痛みと、

折り合いを付け易くなるのだろうか。



私は、神様を信じているけれど、

私の神様は、何もしてくれない。

(気がする。)



もっとこの痛みを、

すっと形に表すことができたなら、

形にした分、

心は解放されるのだろうか。



もしも、

もっと上手に悲しめたなら、

痛みの意味がなくなってしまうのだろうか。







私よりも年下の人が、

死ななければならないなんて、

絶対に世界は間違っている。



神様が、こんな私の発言を不徳とするなら、

神様だって間違っている。




ふぅ。。。。

中原中也でも読み返そう。

マリー・ローランサンの少女たちは、

可憐でいながら、

全てをわかっていそうで。

優しくて、可愛らしくて、悲しい。

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NHK衛生映画劇場で、
アジア映画フェスティバル特集をやっていた。

なかなか観れない映画を、
家で一気に観れる幸せ。
  (一気といっても、レにミルクあげながら、
   洗濯物入れながら、夕飯の煮込みを作りながら、
   ではあるのだけれど。)

NHK−BS2がなかったら、
私は、いったい何をして過ごすのだろぉ〜。

今年の特集もかなり面白かった。
「家族」を丁寧に描いた作品が多かったと思う。
「家族」という素材一つで、
こんなにもたくさんの描くべきテーマがあるものかと、
改めて思い知らされた。



そんな中、
一番、意識が跳んだ映画が、
イスラエルの「甘い泥」。

あらすじ等はこちら↓を。
http://www.nhk.or.jp/sun_asia/aff/j/6th_04.html

「キブツ」という共同体の負の面を告発するような映画。
「甘い泥」というタイトルが的確に示している。

互助思想の理想的共同体が、
個人の自由をしめつけていく。

居心地の良さから、
抜け出すことができない。
連帯意識から、
抜け出すことを許さない。



理想的・模範的な組織が、個人を追いつめていく。
そんなお話で思い出したのが、
「カッコーの巣の上で」と「長距離ランナーの孤独」。

「甘い泥」の主人公の母親や
「カッコーの巣の上で」の主人公は、
共同体の模範的人物、良識ある人々につぶされ、
精神病者として廃人のような生活を送る。

その告発と、自由への夢を、
友人や子どもに託す。

それはそれで、
物語としてのまとまりは良い。

のだけれど、、、
わたしは、
この他人頼みで、
自分は挫折のまま人生を降りてしまう結末が嫌い。

良い悪いではなく嫌い。

アラン・シリトーのランナーは、
泣きながら自ら抵抗する。
無力でも、自分の力で立ち続ける。
人生を降りない。


私が無人島に持っていく小説は?
って聞かれたら、
「ナイン・ストーリーズ」と「長距離ランナーの孤独」
って、きっと答える。

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どうしようもない嘘をついて、
下手な言い訳をして、
女に問い詰められるダメ男。

そんなダメ男を、
チャーミングだと思わせてしまう
ヒューに乾杯!


シングル・ペアレントやイジメと言った、
深刻あるいは説教くさくなりがちなテーマを、
あくまで軽快に楽しく見せてしまうところが、
ヨーロッパ映画の実力。

子を思う親の気持ちだけでなく、
親を思う子の気持ちが丁寧にえがかれているのがお気に入り☆

子どもには子どもの世界がちゃんとあるの。

中納良恵「ソレイユ」

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お日様でないかな?

って口にしつつ、


ホントは、

雨のままでいいや、

と思っている今日。


しっとり雨の日に、

ぴったりのアルバムが、

昨日、届いた。


今日は一日、これ。



http://www.nakanoyoshie.com/

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ほとんどBGMを使わずに、
淡々と進んでいく映画。

子どもたちの明るさが、
かえって悲しかった。

観終わってから、
いろんなことに連想が及んだ。






最初は、
裕仁天皇について描いた、
アレクサンドル・ソクーロフ「太陽」
との違い。

「太陽」は、
敗戦・米軍支配を前にしながら、
どこかしら明るさがあった。

市街戦を経験したかどうか?
自己責任意識の有無?
愛する人の理解?



日本の第二次世界大戦は、
加害者、戦争の責任者の顔が見えないまま、
翻弄される人々の過酷さだけがえがかれる気がする。
基本的にはみんな戦争の「被害者」として存在する。

旦那様いわく、
「日本の戦争映画は怪獣映画」
とすら言われることもあるそうだ。

でも、この映画では、
ベルリンを襲うのはソ連兵。
銃口を向けている人が、実際に見える。

そしてヒトラーは、
将校たちはもちろん、
市街戦で戦う市民に対してまで、
「彼らは自分の意思で参加しているのだ。
 私は彼らに同情などしない。」
と強調する。

この、具体的な顔の存在、自己責任の意識・自覚が、
大量の自殺者を生む、暗い結末につながっている気がする。

シュリンク「朗読者」にえがかれていたように、
ドイツでは、
ナチス時代を生き、何らかの意味でナチスに加担した
親世代を断罪する活動がかなり盛んだったらしい。

その頃の日本で行われていたのは、安保闘争???

「責任」ということの意味が重い。
帰責と因果についてのドイツの伝統?



さらに、エヴァと皇后との違い。
いずれも、とても包容力があって、
腹の据わった魅力的な女性としてえがかれている。

でも、皇后は、最後に天皇に向かって、
「わかってる。わかってる。」というのに対して、
エヴァは、トラウドゥル・ユンゲに、
「総統の心はわからない。」と告白する。

プライベートでは、
いたって物腰が柔らかく、
思いやりに満ちたヒトラー。

総統としてのヒトラーは、
なぜ、血の通った人としての振る舞いを拒否したのだろう?






次に、意識が向いたのは、
10年前に読んだ、
米本昌平「遺伝管理社会 ナチスと近未来」
(叢書死の文化4 弘文堂)。

この本で、ナチスは狂気ではないことが強調されていた。

ヒトラーの自己責任論も、弱肉強食理論も、
いたって一貫している。

メチャメチャに思える反撃戦略も、
彼の認識を前提にしさえすれば、
十分に合理的でありうる。

結局、彼の基本にある価値観・現状認識が、
あの空気を共有しない外部の人には、
理解しがたいだけであって、
その前提を受け入れてしまった人たちには、
ヒトラーの行動は、力強く魅力的だったのだろう。。。





最後に行き着いたのは、「ベルリン 天使の詩」

あの老詩人が、
「こんなのはポツダム広場ではない」
とつぶやいていたのは、
あの市街戦を経験してのことなのか。。。

平和で幸せな人たちだけが登場する叙事詩。
その願いの重さが、ずっしりときた。

ブルーノ・ガンツは、
かつて、そんな老人たちを見守る天使の役をやりながら、
今度は、ヒトラーをやっているわけで、
役者として、何を感じるのだろう?

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