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NHK-BS2で、1年ほど前に観た映画。
田中裕子と岸部一徳が主演の恋愛映画って、
っちょっと無理じゃない?
なんて思いながら、気軽に観始めたこの作品。
でも、冒頭から惹きこまれてしまった。
夜明け、と言うにはまだちょっと早い時間に、
ぼんやりとした街灯の光の下に浮かび上がる石の階段。
これは間違いなく、長崎市の階段だ!ってピンと来た。
一度しか行ったことのない長崎市だけれど、
あの階段は、私の原風景。
何だかとっても懐かしい感じがした。
そんな風景に慣れた頃、私の意識は、
心地よく響くガラスの音へ。
牛乳瓶のぶつかるあの音。
こちらは間違いなく、小学生の頃、
毎日聞いていたなじみの音。
懐かしさが、身に沁みた。
この映像を観れただけでも大大満足!!!
なのだけれど、
この映画は、ストリーも心地よかった。
作品紹介を読んでいるだけだと、
わりとベタな恋愛+人間ドラマで、泣かせるのかしら?
と思いきや、さらりとした空気。
深刻な社会問題を描きつつも、
独特のユーモアセンスでテンポ良く進む。
本当に大変な人こそ、
その中に美しいものを見つけて、
笑顔で頑張っているんじゃないか、
そんな気がした。
初恋の10代。
本当の恋の20代。
大人の恋の30代。
再出発の恋の40代。
無邪気さを再発見する恋の60代以上。
そんな中で、一番恋から遠かった気がする50代。
恋が一番似合わない50代を主人公に、
かっこつかない恋を描いたこの作品を見て、
人を愛おしいと思う気持ちの、
本当に暖かい部分に気づかせてもらえた気がする。
3月15日(日)午後9時から、
BShiでまた放送するみたいです。
タイミングの合う方に是非観てほしくて、
久々にブログ更新しました。
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