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2009年04月

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小川洋子作品は、それほどたくさん読んだわけではないけれど、
いつも、装丁と作品のリンクに驚かされる。

消え入りそうに繊細な題名と、
それにすぅ〜っと馴染む繊細な装丁に、
思わず手を伸ばしてしまった。

読み終えてから、表紙を眺めると、
作品世界の空気をそのまま再現するような、
錯覚を覚える。



この作品は、小川洋子作品の中で、
私がはじめて読んだ短編集。

現実的な情景から、
いつの間にやら非現実の世界を作り上げる巧みさには、
短編でもすっかり惹きこまれてしまった。



優しくて、
優しすぎて、
傷つきやすくて、
ギリギリで生きる人たち。

透き通りそうな静かな描写が、
悲しみとか、苦しみとか、痛みとか、
そんな現実的な感覚を突き抜けて、
何とも言えない愛おしさに包まれる。

「愛おしい」というよりは、
昔、古文で習った「いとほし」か、
「あわれ」で表現するのが相応しいかも。


私は、彼らと共に生きてきたのだと思う。
彼らは、確実に、私の中で生きてきた。
今の私は、彼らを消し去る側に加担しているだろうか。

それでいいような、悲しいような。
そうすべきなような、許されないような。

夜明け前の街を、フラリフラリと歩きたくなったのでした。

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泣き虫姫
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