|
【ネタばれありです。。。これから観にいく方はご注意下さい。】 NODA・MAP 第12回公演『ロープ』 ◆ 作 :野田秀樹 ◆演 出:野田秀樹 ◆出 演:宮沢りえ/藤原竜也/渡辺えり子/宇梶剛士/橋本じゅん/三宅弘城/松村武 中村まこと/明星真由美/明樂哲典/AKIRA/野田秀樹 ◆場 所:シアターコクーン ◆日 時:12/22(金)6:30PM開場・7:00PM開演 野田氏らしい難解なストーリーとは違い比較的ストレート。。。 まっ、しっかりとジャブは繰り出していましたが・・・ 舞台は全体的に弱小プロレス団体の練習小屋風。 その中央に位置するのは「ロープ」が張られ、傾斜がある変形のプロレスリング。 また、片隅に更衣室ぐらいの小屋がありました。 【ストーリー】 リング下には未来から来たというコロボックルの少女・たましい(宮沢りえ)が棲みつき、 片隅の小さな小屋にはプロレスは八百長じゃないと信じていたのに裏切られた引き篭もりの レスラー信長(藤原竜也)が。。。そんな二人の出会いとともにストーリーが始まる。 「ロープ」に叩きつけられ戻ってしまうが・・・ 戻るのも留まるのも、それは人の意思なんだ。。。 ヒール役のレスラーたちが同じ覆面をし、信長らと戦うことに。。。 その試合を実況するのは亡き父親譲りの実況の才能を持つたましい。 そして、レスリングの試合を実況していたたましいが・・・いつしか戦う人の力を実況する。 人は取り返しのつかない力を持ち使った後に知るのだ。。。 「ロープ」の中では暴力にリアリティがなく、戦う者も見る者も鈍感になってしまう。 暴力に代わるものを見つけることが出来ずに、更なる暴力を求めてしまうのだった。 そんなリングは・・・やがてベトナム戦争の泥沼へと悲惨に変化していく。 ************************************ この後、実況されるのはベトナム戦争が激化していた1968年3月に起きた 米軍による村民500人以上の虐殺事件「ソンミ事件」だと思います。 人が人であるが故・・・人が人でなくなってしまうのだろうか。。。 なぜ?こんな事が起こり。また、繰り返されてしまうのか。 平和を望んでいるはずなのに。。。 たましいの実況にはもっと深い意味が・・・キーワードがあるのかもしれない。 ただ語ることは・・・もしかしたら行為そのものなのかもしれない。 「もう、やめようょ〜」 この舞台を見ていた時、心に浮かんだのは「湾岸戦争」や「9.11」のTV中継でした。。。 ブラウン管の中の出来事は確かにどこかリアルに受け止めてない自分がいたように思う。 そして、先日、ビデオで見た「ユナイテッド93」を見た時もそうだった。。。 涙する自分にどこか違和感を感じたのを覚えている。 何だか、シンプルだと思った作品は意外と難しい。
もう一度、一言一言をもっと考えて観にいってみたい。 違ったメッセージを受け取れるかもしれない。 |
【舞台】
[ リスト ]



