深刻化する米国の長期失業者問題

 2日に発表される3月の米雇用統計は新規就業者がかなり増加したことを示すと見込まれており、米政府は雇用情勢がようやく改善に向かい始めたと歓迎するだろう。しかし、その背後で静かに進行している懸念がある。それは、長期失業者の驚くべき増加である。 6カ月以上就職先を見付けられない長期失業者が増加しているのは、今回の不況に特有の失業者が置かれた状況の変化のためだ。労働統計局(BLS)によれば、2月の長期失業者は600万人超と、昨年同月のちょうど倍に達している。失業者の40%超が長期失業者だ(就職をあきらめ労働人口から除外された人を入れれば、比率はもっと高くなる)。1981?82年の深刻なリセッション(景気後退)時でも全体の失業率に占める長期失業率の比率は26%で、現在を大きく下回っていた。 今回長期失業者が大量発生している理由としては、労働移動が限すべて表示すべて表示

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