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「死ねばいいのに」 京極夏彦 2010年 397頁
こんなタイトルの本を借りるのを見られたくなくて、他の本の間に挟んでカウンターに出してしまいました。
派遣OLの鹿島亜佐美が殺された。
「亜佐美のこと少し聞かせて欲しい」というワタライケンヤが6人の人間と一人ずつ対面する。
すごく面白く、引き込まれる。
いきなりワタライケンヤと名乗る態度の悪い若者がやって来て、戸惑う人々目線で展開するので、
読者も、「ワタライケンヤって何者?」と戸惑い、謎のまま進む。
自分が不遇なのは、全て周りが悪い。
仕事のせい、部下のせい、隣人のせい、社会のせい…。
そう思っている人ばかり。
なんか、自分は大丈夫なのか?と考えさせられる。
ネタバレになるので、多くは書きませんが、
「幸せってなんだろう?満足ってなんだろう?」って余韻が残った。
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これ、私も読みましたよ〜。凄いタイトルですよね。
ブロ友さんが読まれていてあまりのタイトルに逆にこれは読まねばって(笑)
ケンヤの頭悪ぶっていて巧妙な語りには引き込まれるものがありましたね。
2011/11/16(水) 午前 10:47
coicoさん
ケンヤについて、自分の現状は自分の力次第だと思っているところはすごくバランスの良い人間だと思いました。語り口も、なんというか哲学的で、問答しながら相手に自分自身を悟らせる力がありました。
でも…最後はどう考えればよかったのかな?
2011/11/16(水) 午後 5:00
学校の成績では計れない頭の良し悪し…ケンヤは愚直なだけで頭は悪くないですよね。もし、刑事になったら「落としの達人」になったかも。。。ラストは微妙でしたが、いろいろ考えさせられる本でした。
2012/7/7(土) 午後 5:49 [ ichi ]