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「悪と仮面のルール」 中村文則 2010年 355頁
中村文則は、どんどん面白くなっているように感じる。
どん底の物語がまた来るんだろうなと思っていたから良かったのかもしれないが。
「邪」として育てられて、そのまま「邪」になってしまうこともあるけれど、
愛があれば、愛のために、自分を滅しても人を守ることが出来る。
今回良かったのは、整形してくれた医師と、ずっと依頼していた探偵が
主人公・久喜文宏を静かに応援し、静かにアドバイスをくれていたことだ。
話を聞いてくれる、気持ちを分かってくれている人が存在するってことは
なんと心強いものだろう。
「邪」については、全く負の連鎖なんだろう。
きっと、久喜一族で生き残ってきたのはいつも「邪」なんだろう。
だから、お金と地位を手に入れても、また自分の子どもの中に「邪」として育てる子を作ろうとするのだろう。
「幸福とは閉鎖だ」という一文は印象的だった。
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あけましておめでとうございます!嫁ー姑、先輩ー後輩、虐待された親から子へと、いろいろな負の連鎖がありますが、正へ転換して連鎖させたいものですね。昨年の感じに『絆』が選ばれましたが、本当にお互いに分かり合うことの大切さを感じさせる作品ですね。
2012/1/2(月) 午後 10:57 [ ichi ]
ichiさん
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
多くの幸福が閉鎖であったとしても、ほんの少しずつ周りに広げられればいいなと思います。「ペイ・フォワード」という映画がありましたが、そういうことですよね。
2012/1/3(火) 午後 1:10
あけましておめでとうございます。本当に少しでも「おめでとう」が言える年になりますように!
2012/1/10(火) 午前 8:11 [ ichi ]