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「IN」 桐野夏生 2009年 331頁
淫
隠
『無垢人』(緑川未来男作)
因
陰
姻
「IN」
7つの章からなる、小説のモデルを探し求める小説。
「いん」の音を持つ漢字を並べてみると、なんか面白い。
淫らが最初にあるからなのか、全体的に人から隠れてこっそりしているイメージ。
桐野さんの小説「OUT」とは全く関係なかった。
桐野さん本人は関連を感じて書いてるのかな?
INPUTとOUTPUTみたいに?
小説家として、調べに調べて考えを巡らせているのが「IN」で、
作品として昇華したものをすべて吐き出したのが「OUT」?
小説家の嘘あるいは虚構・創作、そして作り出された真実。
「真実に間違われるフィクションが必要なのです。」というタマキの言葉は、桐野さんの言葉のようだった。
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桐野夏生
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「東京島」 桐野夏生 2008年 281頁
ずっと気になっていたのですが、映画化もされたと言うことで、読んでみました。
遭難し無人島に夫婦でたどり着いた隆と清子。
三ヵ月後、23人の日本の若者がやはり遭難してたどり着いた。
さらに2年後、10数人の中国人がやってきた。
島の中で女は清子ただ一人・・・。
うーん、サバイバル。
体の丈夫さと、何でも食べる勇気、そしてずるさがないと生き残れないな。
ワタナベがすごかった。
不幸な身の上で、知識はないし精神は育っていないのだが、何でも食べるのと、何語でも理解してしまうことで
逆転勝利した。もしもきちんとした家庭に育ち、きちんと教育を受けていたなら、ものすごい男になったのかもしれない。
閉ざされた状態での偏った集団だが、人間生活の縮図だった。
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「メタボラ」 桐野夏生 2007年 594頁 |
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「女神記」 桐野夏生 2008年 251頁 |
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「ダーク」 桐野夏生 2002年 519頁 |




