わすれるまえに

春になりました。ドタバタしますね。

豊島ミホ

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夏が僕を抱く

  「夏が僕を抱く」 豊島ミホ 2009年 235頁

あー、もう、昨日から鼻が洪水。溢れてます。
毎年、花粉の季節が始まる頃に鼻炎になり、柔らかいティッシュを買って
「ああ、ついに私も花粉症」と思うんだけど、
天気のいい日には、何ともないんです。
自分で「季節の変わり目アレルギー」と名付けています。



  変身少女        毬男に近づきたくて、髪を染める
  らくだとモノレール   団地の上の階のらくだ
  あさなぎ        姉のキス相手とお見合い
  遠回りもまだ途中    幼馴染は浪人生
  夏が僕を抱く      従姉妹のミーちゃん
  ストロベリー・ホープ  東京から戻った護とイチゴジャム


私には実際は幼馴染なんかいないのに、
懐かしいような、わかるような、切なさだった。

お互いに、無理なく思いやれる関係、素敵。

純情エレジー

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  「純情エレジー」 豊島ミホ 2009年 190頁

  十七歳スイッチ        ジュース一本で
  あなたを沈める海       照を待つ遥
  指で習う           愛人生活の後
  春と光と君に届く       指一本で伝える熱
  スイカの秘密を知ってるメロン  マーのことが好きだったけど
  避行             田舎の風景=遥
  結晶             同郷の久遠



愛欲な雰囲気の中に、ずっと静かな寂しさが漂っている。
ああ、全てがうまく行くことなんてないななんて思ってしまう。

作中で、故郷というものが大きい。
私自身は、生まれも育ちも東京都下で、故郷っていうイメージがない。
でも、山があって畑があってという景色の中で生まれ育った人が、
東京で働き、たまに無性に故郷に帰りたくなるのは想像できる。

つまらなくて退屈で、嫌になって出たけど、
嫌なんだけど好き、というのもわかる気がする。

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東京・地震・たんぽぽ

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  「東京・地震・たんぽぽ」 豊島ミホ 2007年 203頁

東京に地震は来る来ると、思っていても、
やっぱり、未体験のことにはなかなか想像が働かなくて、
未だに、備えているものは水だけである。

地震予知の研究も確かにどこかではされているんだろうけど、
あんまり、信用できそうにない。

だから、本当に大地震が来たら、びっくりして、パニックなのだろう。


母親が幼い子どもを守れない話「くらやみ」と、その家の旦那さんの話「夢を見ていた」では、大災害でも、夫婦の間が冷え切っていると、助け合えないのか…と悲しくなった。

かつてのいじめっ子と避難所で会う話「どうでもいい子」と、いじめられた子がボランティアに来る話「復讐の時間」は、印象的だった。悪い子は、そんな時でも悪い。


地震の瞬間は描かれないので、痛いとか熱いとか苦しいというのは、あまりない。
静かに諦めと儚さと寂しさが広がる。
でもそこから、立ち上がらなくてはいけなくて、先を考えるのは苦しいけれど、人間は強いなと思った。

初恋素描帖

  「初恋素描帖」 豊島ミホ 2008年 181頁

若い若いと思っていても、豊島さんも今年で27歳?
中学生の恋愛模様をすごく近くで見ているように描いていてすごい。

自分の中学の頃の気持ちなんて、もうあんまり思い出せない。
遠くなっちゃったな。
私だってきっと当時は、気に入っている男の子としゃべれた日は楽しかっただろうし、
友達のことでも毎日小さく思い悩んでいたはずだ。
でも、零れ落ちてしまったんだなー、多くの感情が。
記憶の網の目が粗い…

ああ、文化祭の準備とかは楽しかったな。
遅くまで残っていても怒られないことが特別で、
黒ビニール袋を割いて、テープでつなぐだけでも、すごいことしている気分だった。
(熱気球を作ったの)

そんなことも思い出してしまう一冊。

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花が咲く頃いた君と

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  「花が咲く頃いた君と」 豊島ミホ 2008年 213頁

  サマバケ96   中学最後の夏休み。思いっきり遊ぼうとアンナとユカは渋谷に
  コスモスと逃亡者   カラスとしゃべっているおじさんと出会ったたからちゃん
  椿の葉に雪の積もる音がする  無口なおじいちゃん「日本椿集」 
  僕と桜と五つの春   特別な場所の秘密の桜にそっくりな、特別な女の子


かなりタイプの違う5つの物語。
一番印象的なのは、「椿の葉に…」。
静かで、何を楽しみに生きているのかわからない感じのおじいちゃんが、静かに死んでしまって、ひしひしと悲しい。なかなか泣けなかった雁子がやっと泣けた時、私の目からも涙が流れた。                              

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