わすれるまえに

春になりました。ドタバタしますね。

長嶋有

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  「いろんな気持ちが本当の気持ち」長嶋有 2005年

いろんな雑誌に載ったり没になったりしたエッセイや、
いろんな本や文庫のあとがきなんかを一冊にまとめたもの。

映画とか漫画とかに関しても、いろんな角度から解説していて、
頭がいいし、難しいことをいっぱい考えている人なんだなと
ちょっと意外だった。

中に2回も、図書館派を低く見る記述がある。
 
  (「泣かない女はいない」について、カバー裏に載せた短編の説明)
  …僕は図書館で借りる人よりも書店で買ってくれる人を、より愛したいの  である。

  (好きな言葉は「増刷」ということについて)
  本を図書館で借りてすませるという人もいる。もちろん構わないことだ。  が、やはり買うことをすすめたい。少なくとも、さも賢い選択をしている  かのように「読書は図書館ですませます」と人前で得意げにいうのはやめ  たほうがいい。お金のない学生ならいざ知らず、大の大人がまったく身銭  も切らずに世界を知ろうとするなんて、いけないことではないが、はした  ないことに思える。


ひどいなー、長嶋さん。
私が図書館で借りて読んで、ブログ書いて、友達に勧めて、
その友達は、お金を出して買ってくれるかもしれないのに。

でもまあ、素直なんだろうな。
芥川賞受賞作家の本は、直木賞受賞に比べあまり売れないしね。
長嶋さんはその中で精力的に書いてるし、売れてる方だと思う。

私もいつか、お金と本を置く空間(ああ、自分の部屋)が手に入った暁には、身銭を削って世界を探検させてもらいますわ。

ぼくは落ち着きがない

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  「ぼくは落ち着きがない」 長嶋有 2008年 213頁

  望美は桜ヶ丘高校の図書部員。
  図書室の利用案内を作ったり、貸し出しをしたり、
  ポスターを作ったりするのが図書部の活動だ。
  図書室の一角をベニヤで仕切った部室で、集う日々。


美人な司書の金子先生に憧れたり、
不機嫌そうな頼子のことが好きだったり、
同じ部の女の子に軽く無視されたり、
超読書家の転入生に、望美だけなかなか会えなかったり、
劇的なことは起こらず、でも日々何もないわけではない。
何となくとらえどころがないのが、長嶋さんらしさかな?

ナス先輩の小説『横たわった世界』がおもしろかった。

  

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タンノイのエジンバラ

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  「タンノイのエジンバラ」 長嶋有 2002年 208頁

  タンノイのエジンバラ  隣の小学生を預かることになった
  夜のあぐら       実家を守るため、父と後妻の家に忍び込む
  バルセロナの印象    傷心の姉を励ます旅行
  三十歳         パチンコ屋でバイトする秋子


温度低い感じの4つの物語。
「タンノイのエジンバラ」は、もっと続きが読みたかったな。
小学生の瀬奈ちゃんが「安室は今でも好きだよ。でも小室は嫌い」と言っていた。2002年にこの感想。ちょっと未来が見えていた感じで面白い。

エロマンガ島の三人

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  「エロマンガ島の三人」 長嶋有 2007年 193頁

変なタイトルで、もっと馬鹿な話かと思ったら、
結構いい話で驚いた。

他に、「女神の石」「アルバトロスの夜」「ケージ、アンプル、箱」「青色LED」。

「青色・・・」は「エロマンガ島の三人」の内の一人を主人公とした話。
「女神」「アルバトロス」「ケージ」は今まで読んだ長嶋さんの作品とは
随分感じが違う。

ねたあとに

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  「ねたあとに」 長嶋有 2009年 333頁

いやー、脱力脱力。
面白い。

こんなのが朝日新聞の連載だったの?
こんな脱力しちゃっててもいいの?

  作家コモローの父の山小屋に夏の暑いときだけ集まる人々の話。
  

恋愛もないし、爆笑もないし、感動もないけれど、終始クスクス笑える。
コモローの父(ヤツオさん)と、コモローの弟(ひきこもりのヒキオ君)が20年前に編み出した遊びの数々がすごい。
麻雀パイを使う「ケイバ」、「それはなんでしょう」ゲームは
早速娘とやってみた。
しかし、ケイバにはヤツオの実況が不可欠だし、
「それはなんでしょう」には、何とか笑いを取ろうとする努力が不可欠なのだ。
従って、私と娘では40%くらいしか楽しめなかった。


途中、中村航と思われる「コウさん」も山小屋で遊ぶのだが、
「コモローさんもさー、白血病で恋人が死ぬピュアな小説書いてさ、二百万部くらい売ってドラムを叩ける練習スタジオをちかにつくってよ」
「そっちこそ、お母さんが死ぬ超ピュアな小説で三百万部売って、近所にスタジオ建ててくれよ」
という会話をする。
あれ、中村さん、恋人死ぬピュアな話書いちゃったよなー、でも200万部なんて売れなかったなー。


最後の方に、友人が新聞の連載が決まったという流れで
「オレが新聞連載することがあったら、もう、サスペンスあり、大恋愛あり、次の日が待ち遠しくてたまらない感動巨編を書くね」って、
新聞連載で書いちゃうのがたまらない。

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