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本屋で、「みずむし」という表題の単行本を見つけました。
(副題:専門のお医者さんが語るQ&A、西本勝太郎著、保健同人社、平成9年第2刷発行).
この本の序文に、水虫に対する素直な評価が述べられています(香川三郎・東京医科歯科大学名誉教授)。
序文:
みずむしは治らないとよくいわれる。
毎年のように夏になると症状が出て悩む人は、その実感が強いだろうし、われわれ治す立場にいる者も、これで完全に治ったと自信を持っていえる例のいかに少ないことか。
何故だろうか。
これに答えるのが本書である。(以下略)
香川さんは、水虫を完全に治すことは難しい、と述べているのです。
その後10年近く経過しましたが、そして、その間に効力の強い水虫薬がいくつか開発されたのでしょうが、それでも香川さんの書かれた序文は真実を述べているのだと私は理解しています。
爪水虫の内服療法は、確かに爪水虫をある程度完治させており、爪がはえ変わることから確認できます。
しかし、外から見ることのできない皮膚の水虫については、内服療法で完治したかどうかは判別できないのではないでしょうか。
水虫の原因となる白癬菌は、人の皮膚に対してとても良く順応している、といわれています。
水虫薬を用いて水虫の症状が治まったとしても、水虫が完治したことの証明にはなりません。
「水虫は治らない?」という課題に関係者が答えを出せる日は、いつ来るのでしょうか?
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