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足裏では、角質増殖型(角化型)という名前の水虫があります。
水虫に感染すると、皮膚の防衛機能が働いて皮膚が増殖し、水虫を外側へと排出していきます。
しかし、水虫菌はさらに皮膚の奥へと伸びていき、それに対応してまた皮膚が増殖します。
この過程が繰り返されて、皮膚が分厚くなっているのが、角質増殖型水虫です。
足裏では水虫患部も広がりやすく、角質増殖型水虫を容易に見ることができるのですが、体部水虫でも角質増殖は当然起こるわけであり、詳細に調べてみるとそれらを確認することができます。
1枚目の写真は、右ひじの外側にできた角質増殖の跡で小さく盛り上がった硬い皮膚が点在しています。
この部位では、左手の爪(水虫に感染)でかくことにより何度も水虫感染と角質増殖が起こり、それを市販薬などで治した痕跡であると思われます。
角質が増殖した痕跡は体のあちこちに点在しているのですが、このように集団で痕跡が残っているのはここだけであり、この写真はとても珍しいものです。
2枚目の写真は左手首付近のもので、角質が薄黒く変色して突起状に突出していました。
何年も経過してもその状態は変わらないままであったので、その突起物(硬くて強靭)を爪でちぎり取ってみました。
この突起物も角質増殖の一種であったようで、その後長い時間をかけて傷跡は徐々に薄れていき、今ではその痕跡がどこにあったのかさえもわからなくなっています。
これらの角質が異常に増殖した部分は、皮膚の新陳代謝により徐々にはがれていって、やがては消失するものと思われます。
体部水虫では隠れ水虫になっている場合が多く、それらを治してしまうとその跡に色素沈着物が残ることが多いのですが、それらの色素沈着物も時間の経過とともに徐々に薄れていきます。
皮膚の自然回復力は素晴らしい能力を持っているな、と感心しますね。
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水虫って臭いのかな?
2007/3/17(土) 午後 4:06 [ - ]
水虫は、皮膚の中に潜り込んで生きているカビです。当然、水虫に臭いはないですね。足がにおうのは、水虫とは無関係で、身体からの分泌物が微生物分解されてにおい物質ができるからです。もともと水虫菌(白癬菌というカビ)は、動物の死骸の皮膚を食べて分解するという重要な役割をになっているとても大切な微生物です。人間とも、昔からのお友達ですよ。
2007/3/17(土) 午後 5:31 [ 道場主 ]