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足にはいろいろな水虫ができます。
足裏の小水泡型水虫、角質増殖型水虫、足指の間の趾間型水虫、爪水虫などが足にできるのですが、これらは別の種類の皮膚病であると言ってもよいくらいに多様で、その治し方も一様ではありません。
これらの複雑な水虫群を、一度に処理して治せるのであれば、それは理想的な水虫処理法になります。
当道場処理液は多様な水虫に対してすぐれた効果を示しますので、足全体を当道場処理液にひたせば多様な水虫を一度に処理できることになります。
前回の記事では、爪水虫、趾間型水虫、角質増殖型水虫が混合している症例に対して処理液浸漬法で5週間処理を行い、いずれの水虫も大きく改善されたことをご紹介しました。
処理条件:1日1回1時間浸漬処理、基本的に毎日行う。
足の処理液浸漬法(3):http://blogs.yahoo.co.jp/y20113jp/59145499.html
今回は、爪水虫の状況についてご紹介します(5週間処理後)。
1枚目の写真は、処理開始前の右足の状態です。
親指(第1指)の爪については前回にもご紹介しましたが、ほぼ爪全体が水虫になっています。
第2指は、爪が部分的に白くなっていますが、これらの異常は爪の表面上に起きているようです。
第3指の爪は、向かって右半分が根元まで空洞になっており、水虫に深く浸食されています。
第5指は爪全体が分厚くなって盛り上がっており、この爪が一番ひどい状態です。
2枚目の写真は5週間処理後のものです。
いずれの爪でも、水虫患部のある部分がつま先へと移動しており、このまま処理を続ければ水虫患部がつま先へと排出されて水虫が治るであろうことを予期させます。
親指爪では、根元部分から新しい爪が伸びてきていて、健康な爪の部分が大きくなりました。
第2指爪では、根元から新しい爪が伸びてきて、表面が白変した爪は上方へと排出されています。
第3指爪では、大きく浸食されていた爪根元から新しい爪が出ていて、水虫患部は爪の中程まで移動しています。
第5指爪では、変形した爪が上方へと移動しつつありますが、それでもまだ健康な爪は見えてこないようです。
足指の爪は伸びるのが遅く、爪全体が生え換わるまでには半年以上もかかります。
このため、爪水虫を処理して治すためには1年近くもの時間が必要になります。
それでも、爪水虫が治りつつあるかどうかを判定する材料はあるわけです。
接写できるデジカメで患部の写真を撮っておくと、拡大された患部の写真を比較検討できますので、爪の水虫患部が移動しているかどうかが正確にわかります。
上の写真例のように、5週間も経過していれば爪の状態を正確に把握できます。
爪水虫の患部では、水虫菌が爪の新陳代謝を抑えていますので、水虫患部は移動せずにそのままの位置にとどまっています。
ところが、その水虫菌を殺すか、あるいは水虫菌の活性を弱めてやれば爪が新陳代謝能力を回復し、水虫患部がつま先へと押し出されていくようになります。
水虫患部がつま先へと排出されて、それを爪切りで切り取ってしまえば、それで爪水虫完治ですね。
皮膚科の内服薬療法でも、水虫菌の活性を弱めて水虫患部をつま先へと移動させることで爪水虫を治しているのです。
ご紹介した症例では、水虫患部がつま先へと移動しつつありますので、このまま処理を続ければ爪水虫完治となるわけです。
今の段階ではまだ時間の経過が少ないですので、爪の根元部分が完全にきれいになっているかどうかがまだ確認できません。
この点だけが未確定要素ですね。
この浸漬法では、爪の中の水虫菌全体を処理液が集中攻撃します。
すでに5週間も連続処理していますので、爪の中の水虫菌は間違いなく消滅しているでしょう。
つまり、これらの爪水虫はすでに完治していると思いますので、あとは時間さえ経てばきれいな爪を回復するでしょう。
不安材料は上に述べましたように、爪根元部分の水虫菌が消滅できているかどうか、という点だけです。
皮膚の水虫では水虫菌は皮膚の奥深くにいるのですが、爪水虫では水虫菌は意外とむき出しになっているようです。
つまり、爪の下には水虫菌が住めるような死んだ皮膚組織はないのですね。
爪水虫が割と簡単に、短時間で治る所以です。
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