水虫道場

水虫を治しましょう。

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冬の水虫(5)

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水虫の患部では、白癬菌(水虫菌)とカンジダ菌(酵母の一種)あるいはその他の人体常在細菌などとの混合感染がおきているものと思われます。
白癬菌とカンジダ菌とを比較すると、カンジダ菌は人体常在の性格がかなり強く、人体常在菌の一つに数えられます。
このため、人体に対する病原性が高いのは白癬菌の方であり、白癬菌による皮膚疾患・皮膚症状は頻繁に観察することができます。
カンジダ菌症も良く知られた皮膚疾患ですが、水虫と比較すると症例数ははるかに少ないでしょう。

体部の水虫を治していると、水虫が消滅したあとにカンジダ菌症が表面化してくることがあります。
このような患部では、最初に水虫菌とカンジダ菌との混合感染症が形成され、カンジダ菌も病原性を獲得してカンジダ症を併発し、水虫菌の消滅とともにカンジダ菌症が表面化してくるものと考えられます。
1枚目と2枚目の写真は、それぞれ右脇〜右上腕部に表面化してきたカンジダ菌症の患部です。
写真では患部が薄い茶色に写るのですが、実際にはもう少し濃い色をしています。

当道場処理液は白癬菌(水虫)に対しては卓効を示しますが、カンジダ菌症に対してはやや効果が落ちます。
そこで上記のようなカンジダ菌症に対しては、カンジダ菌に著効を示すイミダゾール系抗真菌剤を含む液剤を塗ることにしています。
そして2−3週間の処理により、皮膚の表面が侵蝕されてザラザラしているカンジダ症の患部がきれいに治ってきます。
カンジダ症が消滅すると、その患部の皮膚が垢として取れてきます。
このことは、カンジダ菌も水虫菌の場合と同様に皮膚組織の新陳代謝を抑制している、ということを示唆しています。
真菌類(カビ)は自分で動くことができませんから、皮膚の新陳代謝を抑制して皮膚組織の剥離がおきないようにコントロールしているのです。
カビは素晴らしい能力を身につけているわけですね。

上記のカンジダ菌症は、通常は症状をあらわさない隠れた感染症として存在しています。
そして、何らかの影響で皮膚症状が表面化(人の目で見える状態)してきます。
症状が表面化しない限りは手の打ちようもなく、これはとても厄介ですね。
まぁ、水虫も基本的には皮膚症状が表面化しないケースが圧倒的に多いのですが・・・
目に見えた皮膚症状を治す、という宿主(人)の側の愚かさが解消されない限りは、人は水虫には勝てない、というところでしょうか(笑)。


お知らせ
これまで、水曜日と土曜日に記事を更新してきましたが、今後は土曜日だけの記事更新にします。
年末年始ということと、私の水虫もようやく消滅のときを迎えて一段落してきたこともあります。
ご了解ください。

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