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当道場処理液は、水虫に対してはとてもよく効きます。
ところがその一方で、カンジダ菌症に対しては効果が弱いのです。
水虫薬の中でも、アゾール系の抗真菌剤は水虫とカンジダに対していずれも効果があるのですが、テルビナフィンもカンジダに対する効果は弱いようです。
このことは薬剤の特性ともいうべきもので、どうしようもないですね。
ただ、このことを理解しておくと、それなりの対応策を講じることができます。
長年来の水虫になりますと、患部によっては水虫とカンジダ症とが併発しているケースもあります。
このような混合感染になりますと、当道場処理液単独ではなかなか効果があがりません。
この混合感染部位では、カンジダ症に対する特効薬として知られているアゾール系抗真菌剤を使うことが必要です。
次の写真は、ひざ頭のそばにできている皮膚症状を示します。
かなり大きな茶色の色素沈着ができていますね。
ここには難治性の水虫があり、これまでに長期間の処理を行ってようやくこの色素沈着物がある状態にまで改善されました。
私は、これで一応治っていると思っていたのですが・・・
その後も処理液を塗る作業だけは続けました。
すると、この部位の表皮が壊死してはがれてくる、という現象が繰り返し起きてきました(次の写真)。
写真で見ても、この患部が結構な大きさであることがわかりますね。
つまり、この部位には巨大な皮膚組織の障害が残っていて、根気よく処理を繰り返すことでその障害が薄れつつあるわけです。
水虫やカンジダ症は皮膚組織を破壊しますので、その破壊の程度が大きければ、そう簡単には皮膚組織の正常化まで到達しない、ということですね。
今現在の患部の状態を次の写真に示します。
患部の大きさはかなり小さくなりましたが、皮膚表面がでこぼこしたカンジダ症が残っています。
水虫菌が生き残っているかどうかは不明ですが、このような混合感染部位では水虫菌もしぶといのです。
この患部は、カンジダに対する特効薬であるミコナゾール(ダマリンL液)を併用して処理していますが、それでも皮膚の損傷が大きいためか、簡単には正常化しないままです。
まぁ、皮膚の損傷が大きい場合には、時間がかかるのもやむを得ないことですね。
水虫とカンジダ症との混合感染部位は、治りにくいためにどうしても最後の壁になりますね。
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2010年10月30日
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