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爪は、硬い組織であることは言うまでもありません。
水虫菌は、その硬い爪を溶かしながら、爪の内部へと入っていきます。
爪は堅いですので、水虫菌があけた穴はすべて穴が開いたままであり、その空間に水虫菌(カビ)が横たわっているわけです。
これが爪水虫の実像になりますが、それならば水虫薬を含むサラサラの液体を使って爪を処理すれば、水虫菌が横たわる微細な空洞の中に一挙に処理液を侵入させることができるはずですね。
そして、一撃で水虫菌を消滅させることができるはずです。
この理想的な処理液こそが、当道場処理液なのです。
当道場処理液を使えば、「爪水虫は簡単に治る」 のです。
次の写真は、右手親指の爪水虫です。
この爪を1日1時間処理液にひたす処理を約半月間行いました。
その結果、爪の中の水虫菌が不活性化〜死滅して爪の新陳代謝能力が回復し、爪全体が根元から新しく延び始めたことを確認できました(次の写真)。
爪水虫の治療では、爪水虫の患部が爪先へと排出されることが何よりも重要です。
これにより根元から新しい爪が生えてきて、爪水虫完治へとなっていきます。
処理1ヶ月後には、爪の根元部分に新しい爪が伸びてきました(次の写真)。
この間、ときどき爪の処理は行いました。
その理由は、この爪水虫は爪の根元にまで入り込んでいる重度のものでしたので、爪の根元全体に新しい爪が見える状態になるまでは、爪水虫が治ったのかどうか不安があったからです。
この1ヶ月後の写真では、爪根元のほぼ全域で新しい爪が出てきており、爪が順調に新しくなりつつあることが確認できます。
ようやく一安心というところです。
そして、2ヶ月後には水虫患部は爪のj上部へと排出されました(次の写真)。
この爪では水虫菌が根元にまで入っていましたので、爪根元の爪を作る組織も傷害されており、始めのうちは爪表面がザラザラした状態になるのはやむを得ないところです。
表面がきれいな爪が生えてくるまでには、少し時間がかかります。
あと1ヵ月くらいできれいな爪になる、と思って安心しました。
ところが、ここで私も油断したのですが、この症例では陰跨部に頑固な水虫群があり、おそらくはそこから再度この爪に水虫が再感染してしまいました(次の写真)。
そして、再度処理を行う事態になりました。
本来ならここできれいな爪をご紹介できる予定であったのですが、そうはいきませんでした。
この話の結末は、2カ月ほど先にお知らせすることになりそうです。 |
爪水虫
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久しぶりに、爪水虫の治し方をご紹介します。
爪水虫を治す際に、一番困るのは爪の伸びが極めて遅い、ということです。
一般に、手の爪は3カ月程度で、また足の爪は半年〜1年で生え換わるといわれています。
このため、爪水虫を処理しても爪の伸びが遅いために、毎日爪患部を眺めていても爪の変化を全く把握することができず、処理の効果が上がっているのかどうかが不明なのです。
ここで有効な武器となるのが、接写できるデジカメです。
デジカメで爪患部の状態を日々記録しておくと、爪患部の変化を正確につかむことができ、爪患部がつま先へと移動を始めたかどうかがわかります。
処理によって爪の中の水虫菌が不活性化〜死滅すると、爪組織が新陳代謝能力を回復し、水虫患部がつま先へと移動し始めます。
逆にいうと、爪水虫患部が移動し始めていなければ、水虫菌が活性を維持したままであることがわかります。
次の写真は右手親指の爪水虫で、爪の根元にまで水虫菌が入っています。
爪組織は水虫菌によって激しく浸食されており、爪全体が分厚くなっています。
爪の根元付近はややピンク色をしており、健康な爪のようにも見えますが、実際には根元まで水虫菌に浸食されています。
この爪を巻指サック(Lサイズ)に入れた処理液の中にひたし、1日1時間処理を15日間行いました。
最初にご紹介しましたように、デジカメで毎日爪の状態を記録しました。
このように毎日の記録を取ってそれらを比較すると、爪の状態を正確に把握することができます。
通常は、1週間ほど処理を続けると処理の効果で水虫菌が死滅し、爪患部がつま先へと移動しているのを確認することができます。
このケースでは爪全体の損傷が激しく、処理中に爪組織がぼろぼろと崩れるという事態になったのですが、それでも処理12日目には爪根元にあった患部がつま先へと移動しているのを確認することができました(次の写真)。
爪の向かって右下側に白く膨らんだ部分がありますが、これがもともとは爪根元に存在していた部位になります。
このような微小な変化は肉眼では捉えることが難しく、デジカメ写真が大いに役立ちます。
このように爪患部がつま先へと移動していることが分かりましたので、この1日1時間処理は15日間続けて一応の終了としました。
爪水虫は半月ほどの処理で基本的には治りますので、そのあとは処理をしなくても良いのですが、爪周囲の皮膚に水虫がある場合などは水虫再感染が起きますので、爪の様子を見ながらときどき処理を続けるのも構いません。
ここで、この爪が確かに爪水虫であるということをどのように証明するのか、をご紹介します。
爪患部の一部を爪切りで切り取り、市販のカンジダ培地(日水製薬)の上に爪標本を置きます。
そのまま室温で静置すれば、数日後にはカビが生えてきます(次の写真)。
このコロニーはカンジダ菌とは異なりますので、白癬菌の一種であろうと判断できます。
爪水虫の場合には、トリコフィトン・ルブルムが圧倒的に多いといわれていますので、この写真の菌もそれではないかと思われますが、正確には専門の研究者に同定してもらうことが必要です。
爪水虫は内服用抗真菌剤を使わないと治らない、とされていますが、ここでご紹介しましたように外用療法で簡単に治すことができます。
爪水虫では水虫菌が爪の奥深くにまで達していますので、その部位まで処理液を届けてやることが必要です。
この目的のために、爪全体を処理液に浸漬することが不可欠なのです。
塗るだけで爪水虫を治す、ということは一つの理想ですが、それは物理的に不可能に近い(処理液が爪の奥まで届かない)ですね。
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このブログ:水虫道場は、2005年の8月から書き始めました。
当初は水虫に関する知識も持っておらず、処理液も効果が不十分なものしかありませんでした。
それから4年半が過ぎて、今ようやく、私の水虫もほぼ消滅しました。
私の手元には、水虫を治すだけの十分な効力をもった当道場処理液もあります。
ここに、水虫に対する勝利宣言を出したいと思います。
水虫を治すための努力の中で、水虫に関して多くのことがわかってきました。
それらの中で最大の発見は、「爪水虫は簡単に治る」、ということです。
爪水虫は、昔は「不治の病」であるといわれたほどで、とても治りにくいであろうという印象が強いですね。
今でも皮膚科では、爪水虫の治療には副作用のある内服薬を使っているほどです。
しかし実際には、爪水虫は簡単に治る、のです。
下の写真は、右足の4本の爪が重度の爪水虫になっている症例のものです。
親指爪は根元まで変色しており、重度の爪水虫です。
第2指爪は表面がところどころ白く変色しており、この爪も根元まで水虫になっていて見た目以上に重症です。
第3指爪は右半分が根元まで病巣が達しており、ここも重症です。
小指爪は一番重症の状態で、爪全体が分厚く変形しており、真中で縦に割れています。
この足を、当道場処理液の中にひたします。
つまり、爪全体を処理液の中に浸漬するわけです。
こうすることで、爪の中にまで処理液が浸透します。
処理の条件は、1日1時間足をひたし、30日ほど連続処理する、というものです。
この症例では、爪のほかにも指の間に趾間型水虫があり、足裏には角質増殖型水虫がありましたので、実際には浸漬処理は長期間続けてもらいました。
この足の、5カ月処理後の写真を次に示します。
すべての爪で水虫は完治しており、根元から新しい爪が生えてきていて、水虫菌によって破壊され壊死していた爪はつま先へと排出されてほぼなくなっています。
親指爪では、先端部分に変色した爪が少し残っている程度です。
第2指爪でも、変色した爪が先端部に少しだけ残っています。
第3指爪では、爪の伸びる速度がとても早かったために、すでに健康な爪を回復しています。
小指爪では、水虫による障害が爪の根元の皮膚組織にまで及んでいて爪の器質的な変形がおきていますので、ここでは爪の縦割れが残っており、爪の回復にはまだまだ時間がかかる状況です。
爪水虫の患部では、水虫菌が爪の新陳代謝を抑制しており、このため爪の伸びが止まって患部がつま先へと移動しないようになっています。
この水虫患部の水虫菌を殺すことにより、爪組織は新陳代謝能力を回復してつま先へと伸び始めて、水虫患部がつま先へと排出されるのです。
この処理液浸漬法では爪の中の水虫菌をすべて殺しますので、処理を始めるとすぐに水虫患部がつま先へと移動をしはじめて、このように簡単に爪水虫が治るのです。 この症例により、「爪水虫は簡単に治る」、ということをお示しできたと思います。
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皮膚の水虫はほぼ制圧できたのですが、一方、爪水虫についてはまだ検討しなければならないことが残っています。 |

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前回に続いて、左足親指爪水虫について述べます。 |

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