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今の時節は高温多湿で、水虫の最盛期になります。
身体のあちこちに潜んでいた水虫が活発に活動して、次々に水虫の皮膚症状を表面化させてきます。
水虫は、皮膚の中でじっと潜んでいる間は皮膚症状が表面に出ていませんので、その存在すらも私たちにはわかりません。
そのような皮膚下に潜む水虫が今の時期には表面化してきますので、症状を現してきた水虫を認識して治す絶好の機会でもあります。
逆に、今の時期に表面化してきた水虫を治すことができなかったら、その水虫に勝てる機会は来年まで待つしかないわけです。
次の写真は、左足太ももの裏側に表面化してきた水虫で、少しかゆみがあります。
写真に写っている手の大きさと比較すると、この水虫は結構大きいことがわかります。
この水虫患部はピンク色をしていますが、表面化してきた水虫は激しい炎症を起こしていて、少し隆起・発熱し、この例のようにピンク色をしているのが特徴です。
写真に日付が入っていませんが、この25日(金)に撮ったものです。
この患部を当道場処理液で1日3回程度処理しました。
すると、2日後の今日には次の写真に示す状態になりました。
まず、元の患部の大きな水虫は少し赤みがかってきていることがわかりますね。
これは、処理液の効果により水虫患部の中の水虫菌が相当ダメージを受けていることを示しています。
つまり、水虫が治りつつある状態に入っているわけです。
そして、元の大きい患部の周辺に広く発赤群が出てきていますが、これらの発赤は隠れていた水虫群が処理によって表面化してきたものです。
これらの発赤群は、隠れていた水虫が処理液によって攻撃され、さらに生体側の防衛力との間に激しい戦闘がおきて、このように赤くなっているのです。
このまま処理を続けて、これらの発赤を消滅させれば、とりあえずはこちらの勝利になります。
それでも、皮膚の下には水虫菌のタネ(胞子)が残っていますので、それらが発芽して再度水虫層を形成しますので、処理を継続することが肝要です。
このあと、何度か起きてくるであろう水虫再発を乗り越えれば、ようやく水虫完治になります。
当道場処理液は、このように隠れている水虫を暴きだす効果もありますので、上の例のように元の水虫周辺の隠れ水虫も捉えて逃がさないわけです。
今の時期は水虫を治す絶好機ですので、この機会に水虫を治したいですね。
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水虫の原理・病態
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当道場が独自に発見した、水虫に関する原理的な事柄や病態について記述します。
読者諸氏のコメント・ご意見を歓迎します。
水虫に関する情報を蓄積して、水虫を駆逐しましょう!
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治りにくい水虫、ということであれば、毛の毛根の中に入り込んだ水虫はその代表的なものになります。
最近日本でも流行している新型水虫・トリコフィトン・トンズランスは、格闘技を介して感染が広がり、頭髪などに感染します。
この水虫は毛根に入るために外用の塗り薬では治りにくく、内服薬が必要な場合もある、とされているほどです。
また、靴下の着脱を行う際には足首付近に手が触れることから、この部分の毛根に水虫菌が入って頑固なかゆみの原因になっているケースも多いようです。
当道場処理液は皮膚への浸透性がよく、毛根に入っている水虫でも効率よく治してしまいます。
それでも、毛の中の水虫を治すのは大変です。
次の写真は、何度も再発を繰り返す陰毛中の毛瘡(毛穴の水虫)です。
毛穴を中心にして赤くはれて激しい炎症がおきており、かゆみを伴っています。
体部にできる水虫はどれでもそうなのですが、水虫菌のタネが多数生産されて、それらが一気に発芽・増殖して生体防衛力との間に激しい戦闘がおきて、皮膚が熱を帯びて盛り上がってきます。
このような急性期の水虫はとても勢いが強く、市販の水虫薬ではなかなか症状を抑えられないでしょう。
当道場処理液は皮膚への浸透性がよく、このような急性期の水虫でも簡単に治していきます。1,2回の処理でかゆみもなくなります。
そして、皮膚症状がなくなった後も根気よく処理を続けるのですが、それでも写真のように何度も再発を繰り返してくるわけです。
最近の水虫薬は、1日1回の使用で十分な効果が得られる、とされています。
私自身も、水虫薬を開発する際にこの「1日1回使用」という言葉に迷わされていました。
水虫薬は、1日1回使用で水虫を治さないといけない、と思い込んでしまったのです。
このため、当道場処理液を使う際にも、1日1回使用で水虫を治す、という目標を掲げていました。
そして、1日1回処理、という目標を実施したために、実は大切なことが犠牲になりました。
薬剤は、それぞれの特性があって、その特性に応じて体内(皮膚内)の滞留時間が異なります。当道場処理液を1日1回処理した場合、薬剤の特性で薬剤濃度が不足する時間帯が生じてしまったのです。
薬剤濃度が不足すると、その時間帯に水虫菌が活力を取り戻し、タネ(胞子)を再生産してしまう余地を与えるkとになり、結果としていつまでも水虫が治らない・再発を繰り返す、という悪循環を繰り返します。
今は当道場処理液は1日2−3回使う、ということにしていますが、実はこれでも処理不足の状態が生じているのかもしれません。
上の症例で毛瘡がなかなか完治しないのは、処理回数が足りないのかも知れませんね。
蛇足になりますが、今の水虫薬は皮膚への浸透性が悪く、このためいつまでも皮膚の表面に水虫薬が残りますので、1日1回の使用で良い、ということになっているわけです。
そして、結局はなかなか水虫完治には至らないのですから、1日1回なんて偉そうなことを言うな、というところですね(笑)。
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3回前の記事で、両ひざの超難治性水虫が治ったようだという記事をご紹介しました、
しかし残念なことに、約2週間ほどのうちに両方の患部ともに水虫症状が再発してきました。
前回記事と同様に、左側ひざの写真を使ってご紹介します。
一般に水虫はとても頑強で、水虫薬を使って皮膚症状がなくなるまで処理したとしても、2〜3週間のうちに再度皮膚症状があらわれてきます(水虫の再発)。
この水虫の再発は、主に水虫菌のタネ(胞子)が発芽して成熟した水虫菌になり、再度水虫症状を現してくるものと考えられます。
当道場処理液で水虫患部を処理した場合、やはりこの水虫の再発が何度も繰り返し起きてくるわけですが、それでも再発を繰り返すたびに水虫患部の大きさや勢いが徐々に小さくなってきます。
すなわち、処理を続けていると徐々に水虫が治ってきて、正常な皮膚部分へと戻ってくる、ということになります。
次の写真は、左ひざに再発してきた水虫を示します(皮膚がうす赤くなっている部分)。
最初に水虫が表面化してきた状態と比べると、水虫患部の大きさ(広さ)は半分程度に縮小しています。
そして、当道場処理液で処理すると、前回処理時よりもかなり簡単・短期間に皮膚症状(赤み)が消失しました。
このことは、水虫が既に治って正常化した皮膚部分が広い範囲で存在する、ということを示しています。
このような部分的な皮膚の正常化を何度も繰り返しながら、遂には水虫症状がまったく出なくなり、水虫完治となるわけですね。
2枚目の写真では、水虫症状(皮膚の赤み)が消えたあと、やがて患部の皮膚が硬化してはがれつつある状態を捉えています。
処理によって水虫症状が消える頃には、患部の水虫菌がほぼ消滅していますので、それに対応して患部の皮膚の新陳代謝能力が回復し、水虫菌に蚕食されて死んでいた皮膚がようやくアカとしてはがれてくるわけです。
ひざ部分では皮膚が分厚くできていますので、この写真に示すように皮膚の新陳代謝ではがれてくるアカが目に見える形で確認できるのです。
皮膚の状態が普通である部位では、入浴時にアカが取れてくるという程度の変化しか見られません。
初夏を迎える今の時期は高温多湿ですので、水虫菌の活動も活発であり、タネが次々に発芽してくる状況下にありますので、薬剤処理さえ手まめにすれば水虫菌を一掃しやすいといえます。
今こそ水虫を治す絶好機ですね(笑)。
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前回の記事では、白癬菌(水虫菌)のトリコフィトン・メンタグロフィテスの培養についてご紹介しました。
この菌の培養そのものはうまくいったのですが、菌を培養しているビン(カンジダ培地)を処理しているうちに、両手の指がかゆくなってきました。
そうです、ビンに菌が付着していたのか、手に水虫菌が感染してしまったのです。
水虫に感染することくらいは、何も困ることはありません。
当道場処理液を手に吹きつけて、すぐにかゆみも収まりました。
ところが、しばらく経ってから、両手の甲周辺や下腕、脚部などに赤い斑点状のかゆみがある発赤が無数に出てきました。
菌で汚染された指で触った部位に、広範に水虫がうつってしまっていたのです。
右手甲の写真を示します。
写真では皮膚にできた発赤は色が薄く写りますので、実際に目で見るとかなりひどい症状です。
まぁ、当道場処理液を使って半月も処理すれば症状が消えることは分かっているのですが、それにしてもこれだけの水虫が出てくると気が滅入るものですね。
特に症状が出始めてからは、当道場処理液で処理していても数日間は症状が次第に表面化・悪化していきますので、面白くありません。
1日2−3回の処理を続けました。
約2週間が経過した今は、ようやく赤い斑点が見えない程度に治ってきましたが、まだしばらくは処理する必要があるでしょう。
この水虫感染では、おそらくは手に付いた水虫菌のタネ(胞子)が広範に広がったものと思われます。
水虫菌の感染力は弱いのですが、それでも胞子を皮膚に塗りつけてしまえばさすがに水虫感染がおきてしまう、ということでしょう。
カンジダ培地を用いた水虫菌培養試験は数多く経験しているのですが、このような水虫感染は初めての経験でした。
これからは、水虫菌の扱いは少し慎重にしなければ、と思っています。
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水虫菌は、白癬菌という名称のカビの一種です。
水虫の患部ではこの水虫菌が住み着いていますので、水虫であるという診断を確定させるためには水虫患部の皮膚や爪を採取して水虫菌がいることを確認します。
具体的には、患部の皮膚や爪を顕微鏡で観察して水虫菌がいることを目視で確認するか、あるいは皮膚・爪を培養して白癬菌が生えてくるのを確認します。
水虫患部の皮膚や爪を培養することは、割と簡単にできます。
というのも、水虫菌を培養するための培地が市販されているからです。
日水製薬から販売されている、「カンジダ培地」を利用すると、白癬菌、カンジダ菌だけが生育してくる、とされています。
水虫患部から皮膚・爪を少量切り取り、カンジダ培地の上に置いて、室温で放置します。
私の経験では、まず黒っぽいカンジダ菌が生育してきて円形のコロニー(群落)を作ります。
そのあとから、白っぽいカビが生えてきてカンジダのコロニーを覆う形で菌糸を伸ばします。
この白っぽいコロニーが白癬菌です。
日本では、水虫の原因菌としてはトリコフィトン・ルブルムという菌と、トリコフィトンメンタグロフィテスという菌の2種が圧倒的に多く、この2つで95%程度を占めるといわれています。
最近、T大学からトリコフィトン・メンタグロフィテスを入手しました。
この標準菌を、上記のカンジダ培地に接種してもらいました。
この接種培地を28度Cで培養すると、1週間弱程度で立派なコロニーができてきます。
このコロニーでは、胞子(タネ)を作る能力が高い菌を使いましたので、表面にはトリコフィトン・メンタグロフィテスの胞子がびっしりと密生しています。
胞子は堅い表皮に覆われていますので、薬剤耐性が高く、たとえばエタノールは無効で胞子を殺すことができません。
この胞子を殺すためには塩素殺菌などの処理が必要で、通常の水虫薬成分などは胞子に対してはまったく無効です。
この胞子が人の皮膚下に存在すれば、これを殺すことは不可能です。
塩素殺菌などを試みれば、皮膚の方が真っ先にやられてしまいますね。
水虫を治す、というのは、実は言いかえればこの胞子(タネ)を根絶させる、ということと同義語なのです。
さぁ、どのようにしてこの胞子を殺せばよいのでしょうか。
その答えは、ただ一つしかありません。
水虫患部の水虫薬濃度を常時高く保った状態で維持します。
そして、胞子が発芽した瞬間をとらえて菌を殺すのです。
大人の(成熟した)水虫菌は、とても弱いのです。
このようにして、水虫菌が胞子を再生産することを阻止します。
胞子がなくなれば、すなわち水虫完治となります。
胞子は、温度や湿度などがカビの生育に適した条件下になれば、発芽するものと考えられます。
水虫薬は根気よく塗りましょう、ということがいわれていますが、それは上記の目的を達成するために必要不可欠な条件なのです。
5月になって気温も上昇し、水虫最盛期を迎えました。
今年こそ、水虫を治したいものですね。
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