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水虫とよく似た皮膚疾患として有名なのが、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)です。
pinkpiglet55さんは、「突然、猛烈に手が痒くなり、掻いたりつねったりしていたら、一ミリ以下の大量の水疱が出来て大変なことになってしまった。」そうです。 手の写真が紹介されています。 病院へ行くと、掌蹠膿疱症だと診断されました。
ネットで検索 掌蹠膿疱症:手のひらや足の裏に無菌性の膿疱(うみをもった皮疹)が生じて慢性の経過をたどる病気です。完成像は、境界がはっきりした紅斑 落屑らくせつ局面に多数の膿疱をもちます。ばい菌やウイルスがついていないのに、手のひらや足のうらに膿疱ができる病気と考えてください。 掌蹠膿疱症 掌蹠膿疱症は治りにくく、水虫の方がマシだ、といわれていたこともありました。 秋田県本庄市の前橋賢医師は、ビオチンが不足すると掌蹠膿疱症になる、という説を出して多くの患者を救済してきました。 私の義妹も四国から遠い秋田まで行って、前橋医師の治療を受けて、掌蹠膿疱症を治しました。 前橋医師は、最高峰の科学論文誌 ”Nature" にも論文(ビオチン説)を書かれていたと私は記憶しています。 ところが、日本の医学界はビオチン説を受け入れていません。 前橋医師は、今は病院をやめてしまっているそうです(ご高齢ではあります)。 ネットで調べてみると、「掌蹠膿疱症をビオチンで治療するぞ!」という解説記事がありました。 関連する情報も多く収載されていて、公平な観点から記事を書いていると思います。 興味のある方は参照してください。 掌蹠膿疱症をビオチンで治療するぞ! |
水虫道場・完結編
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蜂窩織炎とは難しい漢字ですね。
大辞林では、「皮下または筋肉・内臓周囲の組織が疎である部位(蜂窩織)に生じた急性化膿性炎症。ブドウ球菌・連鎖球菌などにより起こる。局所は赤く腫れて痛む。」と解説されています。 蜂窩織炎の感染源は皮膚の損傷(外傷、皮膚炎、白癬感染(水虫)など)が多いということで、水虫の方は要注意です。 実は、私自身も水虫患部周辺が赤く腫れたという経験が何度かありますが、それらが蜂窩織炎という細菌感染症であることを知らないままに過ごしてしまいました。 頸椎損傷で入院している方が、褥瘡(じょくそう、床ずれ)についてブログ記事を書いています。 右足親指に褥瘡ができているのですが、おそらくは爪に水虫があってそこから細菌感染症を併発しており、かなり重度の蜂窩織炎になっています。 まず、親指の写真を見てみましょう。 この写真を見ても、これが親指だとは気がつかないほどに痛々しい状態になっています。 医師からはルリコン軟膏を処方されていますので、水虫が原因ですね。 そして、下肢全体の写真も載っています。 右下肢の下半分が赤く腫れています。 相当に重度の蜂窩織炎だと思うのですが、医師がルリコンしか処方しないというのは私には理解できませんね。 この方は入院していますので、重症化してもすぐに対応できるから、ということかも知れません。 褥瘡 水虫の患部から細菌が侵入して繁殖し、蜂窩織炎になることがある、ということは知識として持っておきましょう。 漫画家の手塚治虫が水虫持ちで、危うく下肢切断するところであった、という話は有名です。 蜂窩織炎を紹介した記事もありますので、興味のある方は見て下さい。 蜂窩織炎 |
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水虫は、人も動物(獣)も共通に感染する人獣共通感染症です。
獣に由来する真菌(カビ)としては、イヌ小胞子菌(ミクロスポルム・カニス)が有名です。 イヌ小胞子菌は、人にも感染します。 野良猫を拾ってきたら、それが水虫に感染していて、顔や手に水虫がうつった、という話はときどき見かけますね。 なお、イヌ小胞子菌による水虫は、小さな輪状の発赤が多数できるのが特徴です。 飼い猫の水虫を治療した、という記事がありましたので、ご紹介します。 写真と動画(シャンプーする様子)が収載されていて、とてもレベルが高い内容です。 愛猫「レオ」の左耳付近が少しはげてきたので、病院で診てもらったところ、真菌症だと診断されました。 それで、ケトパミン軟膏(ビフォナゾール製剤)とAP水(中性電解水)スプレーで治療しました。 すると、すぐに患部が広がって来ました。 すぐに飲み薬に変更したのですが、効果がなくて猫が痒がるので、またまた方針変更で「抗菌剤入りシャンプー」で処理することになりました。 シャンプーする前に、バリカンで毛を刈りました。 シャンプーの様子を記録した動画がありますので、興味のある方は原文を見て下さい。 私もこの動画をみましたが、飼い主がいかにレオを大切にしているかがよくわかり、感心しました。 例えば、ご主人が水虫であったとしても、こんなに献身的に治してあげることはないんじゃないか、と感じましたね。 このシャンプー5回で、きれいな毛並みに戻りました。 ただし、猫の場合には毛の毛根に菌が入っていますので、水虫菌を根絶させるのは難しいように思います。 作者もこのことは理解していますので、再発すればまたシャンプーするでしょう。 猫の真菌症 作者は、猫の水虫を治すために臨機応変な処置を行いました。 人の水虫の場合でも、このように「治すぞ」という熱意を持って治療することが大切です。 読者諸賢も、この姿勢を参考にして下さい。 |
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水虫は身近にある皮膚感染症です。
家族の誰かが水虫だ、という方も多いでしょう。 ところが、水虫に関する基礎的な知識はなかなか手に入りません。 ネットではいろいろな情報があふれていますが、何が正確なのか、判別がつきませんね。 この「水虫の基礎講座」では、水虫の基礎知識・11編をご紹介しています。 水虫について正確な知識を学んでいただき、水虫に適した対応をしましょう。 水虫の基礎知識 1、水虫の部位と名称 2、水虫菌の種類 3、水虫薬の剤型と特徴 4、三日坊主では治りません 5、水虫薬は毎日塗る、広い範囲に塗る 6、水虫患部の皮膚や爪をはがすことは厳禁です 7、水虫ってどんな虫? 8、あなたは本当に水虫ですか! 9、市販水虫薬の買い方 10、履き物、靴下について 11、室内の清潔・清掃 この講座が読者諸賢のお役に立てば幸いです。 また、水虫に関するご質問などもコメント欄にお知らせ下さい。 わかる範囲でお答えします。 |
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顔や肌に皮膚炎を起こすカビとして、「顔カビ」あるいは「肌カビ」と呼ぶものがあるようです。
これらの言葉はあまり聞き慣れないものですので、調べてみました。 人の顔や肌には、マラセチア菌というカビ(酵母の一種)が常在しています。 マラセチア菌は湿気と脂が好きなカビ菌で、皮脂を脂肪酸に代謝し、肌を弱酸性に保つという重要な働きをしてくれています。 しかし、皮脂が多いと繁殖しやすく、繁殖し過ぎると様々な皮膚炎を引き起こし、顔がかゆくなります。 これらの様々な皮膚炎としては、次のようなものがあります。 「脂漏性(しろうせい)湿疹」 鼻の脇、眉まわり、毛の生え際の皮がただれたような状態になる脂漏性湿疹は、皮脂の多い部分や過剰なお手入れによって顔カビが繁殖することで起きます。 かゆみはほとんどないのですが、症状がおさまったと思ったら、再発する可能性が高いという特徴があります。 「マラセチア毛包炎」 マラセチア毛包炎は、顔カビが毛包で繁殖して炎症を起こします。症状はニキビと似ていますが、抗真菌剤を使わないと治りません。 「アレルギー性湿疹」 アレルギー性湿疹は、カビが原因となってアトピー性皮膚炎が悪化しているものです。 健康な肌なら顔カビの影響は受けにくいのですが、免疫力が落ちていたりして、肌が過敏になっている時などには、かぶれなどが起こることがあります。 かゆみの強さ、赤い湿疹、かぶれなどを特徴とします。 「顔カビ発生危険リスト」がありますので、興味のある方は参照して下さい。 マラセチア菌による皮膚炎(癜風、でんぷう)は、白癬菌による水虫、カンジダ菌による皮膚炎(皮膚カンジダ症)とともに皮膚真菌症に属します。 これらの皮膚炎は、カビを殺す抗真菌剤(水虫薬)を使わないと治りません。 皮膚科あるいいは薬局で相談することが望ましいでしょう。 |



