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蝦夷・アテルイの戦い 10
第15章 日本の神話と伝説とは何か ・・古事記、日本書紀に書かれている神話は、天皇家があたかも日本列島から出自し、日本国を建国し、大和朝廷の皇統が「万世一系」で繋がっているかのように見せかけることを最大の目的としている。 ***支配、統治するにはそういった正当性が必要なんでしょうか 古代においては神と繋がっているということ、奉り祭祀を司ることはかなり政治の権威として必要だったろうと思いますが ・・天皇は、日本に植民した大陸系渡来人の王朝から選抜された植民者の最高権力であり、宗教的権威と政治的権威が一体化した政教一致の権力であった。 天皇は、いわば祭祀を行う神祇官と政治を行う太政官を兼ねていた。 そこが唐などの中国の皇帝とは異なり、むしろ、イスラエルなどのメソポタミアの王統に近い存在であった。 もともと日本書紀は新羅系の天武天皇が作らせたもので、百済系の蘇我一族をおとしめているように、当然、彼らのいいように改竄され、光仁、桓武以前の天皇の系図をすり替えて、あたかも万世一系であるかのように偽作したに過ぎない。 もともと生活していた縄文系の先住民については、あたかも野蛮人のごとく描き、その征服、奴隷化、土地、資源の略奪を正当化した。 桓武王朝に従った、百済王族、藤原氏、秦氏、大伴氏、紀氏、などは美化され 対立した、新羅王族、物部、出雲氏などは徹底して蔑まされた。 日本の神話、風土記、国史では、旧約聖書にある系図や物語が下敷きになっているものが多いという。 ユダヤ系列、シルクロード系列の神々である天照大神、大物主尊、猿田彦、ヤマトタケルが尊ばれ 非ユダヤ系列の須佐之男命、長脛彦などが蔑まされるとある ***こう言った系列はあまり学校では教えないし、知らないですね 延喜格式にはこう言った区別が記述されているのでしょうか ***ちなみに、旧約聖書というのはユダヤの歴史書と言っていいと思います 坂上田村麻呂 田村麻呂は神社、仏閣などに、毘沙門天として祭られているという また田村麻呂は先住民の征服者として知られているが、田村麻呂つまり大和朝廷は、産鉄地、産鉄民を征服し、神として祭られ、あるいは祭ったのはその征服の正当化するためのことだったのではないかという 坂上一族は機織り、冶金の技術をもったメソポタミア・ユダヤ人、ヒッタイト人起源の南海シルクロード系の海洋民だったのではないかという 第16章 エミシの継承文化は何か 縄文人たち、エミシたちは、大和朝廷に侵略された後も、山人、山男として、田夷、俘因として生き残り、山伏、巫女として、農民、庶民として生き続け、みずからの縄文文化をさまざまな形で、継承、伝承してきたのである。という たくさんの伝説を紹介している 遠野物語や宮崎賢治の作品にも言及している また、アイヌ、マタギの文化についても記述がある これらは北方系ツングースなどの民俗と類似しているという 安藤昌益 安藤昌益は18世紀の東北に生まれ、下級武士で、町医者であったという ***名前は聞いたことがあるがよく分からない 近世東北における傑出した革命思想家であるという ・・万物は大宇宙、大自然の運動によって生成する。 人間もまた、すべての存在と同じく天地の生産活動によって生まれたものであり、万物すべて、人間すべてが階級、性別、民族などを超えて平等である。 これはエミシの世界観と共通している。 直耕と自然世のよみがえり、動物食を否定し、「米穀は人なり」として穀物食を説く。 すべての人びとが農耕を中心とした生産活動に従事する。 人の労働の上に安楽をむさぼることは許されない。 聖人、貴族、武士などあらゆる奇食者階級を否定し、「農は自然の転子なり」としている。 彼は孔孟子の儒教、老荘の道教、釈迦の仏教などをことごとく批判し、また、それらのイデオロギーに依拠する御用学者や宗教者や支配階級を徹底的に糾弾した。 ただ、と著者はいう 凶作の根本原因である権力による米の単一栽培の強制(年貢米としてでしょうか)に抵抗できないし、大和の権力的稲作文明、天皇制国家と根本的に対峙できない。(18世紀生まれというので、江戸時代に生きた人ですよね、幕府と朝廷との取り決めはどうだったんでしょうか) ***江戸時代にこんなすごい思想家が居たんですね 最後に2001年に岩手県知事の増田氏が出した「がんばらないで宣言いわて」を紹介している ・・従来の経済成長一辺倒を反省し、・・・受け継いだ資産を浪費せず地域の幸せのために活用しなければならない・・ 森林資源の活用 ペレット燃料、ペレットストーブの開発 道路、ダム建設の中止、など具体的な事例を挙げている 私自身も上記の事柄に関する本の感想文記事をこのブログに書いています 「里山資本主義」2016/5/6 「ダムが国を滅ぼす」2016/7/6 やっと本書の感想記事を終わることができました 日本という国を考えるのに、人類の起源から始まって現代に至るまでの膨大な歴史を、著者は包括的に示してくれました 大仕事だったと思います お疲れさまでした それは著者の郷土愛、人類愛、自然愛、正義感のなせる業と想像します 著者によって示された歴史を鑑みると従来の歴史の解釈とはずいぶん離れています かなりというか、ほとんどの部分を感心と共感を持って読ませていただきました 私も縄文時代というのは一万年も続いた素晴らしい時代だったんじゃないかと考えていました しかし、大和朝廷が侵略者だというような感覚は持ちませんでした そういう情報の在り方であり、受け取り方を日本人はして来たんでしょうね 近年の日本に対して日本人が懐いている感覚はアメリカ、中国の知らず知らずのうちの情報操作によって作り上げられたものだろうというのは感じていましたが、天皇家、その周辺の権力者によって支配され、虐殺、虐待、搾取されて来たという事実には思いや気持ちが向かいませんでした 今、現在、その支配体制を糾弾しても的外れな気がするように思えますね しかし、ユダヤ資本がなかなかその姿を現さないように、現在日本の支配勢力も表だっては現れないけれど裏で日本社会を牛耳っているのかもしれない 著者は本書の中でしばしば、ユダヤ勢力、ユダヤ資本という言葉を使っていましたが、現在存在するユダヤ金融資本勢力と古代からシルクロードなどで活躍し財をなした勢力と同じものと見なしておられるのでしょうか 私は古代にシルクロード交易で財をなしアジア各地で支配者、権力者となって、日本列島にもやって来たというユダヤ勢力と現在のユダヤ金融資本勢力とは別の人たちだと思っていました 古代のユダヤ人はアラブ人というかセム系の民族だと認識しています 現在のイスラエルのユダヤ人の90%はカザール人(ハザール)で古代のユダヤ人とは別の民族です 黒海とカスピ海の間あたりにカザール王国を築いていた民族です(5世紀〜13世紀・9世紀始めにユダヤ教に改宗) しかし、カザール王国は古代ユダヤ人が支配者として築いた王国であった可能性は考えられるのでしょうか? 私が見た限りではそういった記述には当たっていません しかし、記述としての足跡がないだけかもしれない 分かりません |
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